ファイナ・S・篠崎
ふぁいなえすしのざき
天王星圏チタニアの出身で、チタニア首相ロレンスの孫娘。「黒のリヴァイアス」のオペレーター。
ヤンデレな性格で、リーベ・デルタで元恋人に自分がアルネの教えに背いたことを暴露されそうになり、彼を殺害。
その後リヴァイアス内でも「過去を断ち切る」という名目でかつてのルームメイトを扼殺している。(その子は単に「恋人とはどうなったの?一緒じゃないの?大事な話があるって言ってたけど……」と口にしただけで、ファイナが具体的に元恋人に何をしたのかを知っていたわけではなく、それをネタに脅したりしたわけでもない。更に言えば彼女が凶行に及ぶに至ったそもそもの原因すら知らないので、完全に殺され損である)
リーベ・デルタ脱出時の命の恩人である相葉昴治とは一時恋仲になったが、のちに思想の違いと蓬仙あおいの存在によって破局に至る。その後独裁者となった尾瀬イクミを利用して昴治やあおいを亡き者にしようと企むが、ネーヤに阻止される。(昴治は直接手にかけようとしているが、あおいについては諸々の事情で孤立し、自分に救いを求めてきた女生徒を聖母アルネの教え(を都合よく使った歪んだ思想)で籠絡、唆して始末しようとしている。ここまでくるともはや立派なカルトの教祖である。ちなみにあおい襲撃の実行犯以外にも数名の孤立した女子生徒を従えており、彼女らはファンや公式から「ファイナ―ズ」と呼ばれる。あおいのチームにいたがこずえ暴行の件でイクミに脅迫され、チームを離脱したレイコも一員となっている)
リヴァイアス事件終結後は故郷であるチタニアに戻り、リヴァイアスに再搭乗することはなかった。その彼女と再会する為、昴治の希望で艦長のルクスンと副艦長のユイリィが再就航したリヴァイアスを天王星に向けて発進させるところで物語は幕を閉じる。
事実が発覚した後、どう処遇されたのかは本編中での描写がないので不明。
上述の通り、一惑星圏の代表者の身内なので、最悪もみ消されてお咎めなし、あるいはリヴァイアス事件のどさくさに紛れて事実自体が発覚しなかった、という可能性もなくはない。(リヴァイアスの中で扼殺した元ルームメイトはともかく、元カレについてはリーベ・デルタ内で殺害しており、リーベ・デルタの圧壊に伴って、元カレの死体および具体的な物証も消失した為、犯罪の立証がほぼ不可能)
歪んだ思想(聖母アルネの教え自体は既存のカルトのような突拍子もない終末論や教えに盲従し、帰依しないと地獄に落ちる、信仰のためなら何をしても構わないというようなことを説いているわけではない。彼女がその教義「過去は忘れられないし、消えることもない。だから自らの手で断ち切るしかない」を自分に都合のいいように歪めて解釈し、実践していたに過ぎない)を矯正する意味でも何らかの罰は受けたものと思いたい。