概要
溶接作業で発生する火花や光(特に紫外線)、熱などから目と顔を守るために用いられる防護用具。「溶接面」や「保護面」とも呼ばれる。
持ち手がついた面型や、頭部を覆うヘルメット型などの種類がある。TIG溶接の様に両手を使うアーク溶接では手で持つ面型では作業ができないためヘルメット型のように頭にかぶるタイプのものを使う必要がある。
覗き窓の遮光ガラスは溶接の閃光から目を守るため非常に色の濃いガラスとなっており、溶接のアーク光が出ていないときは当然真っ暗で見えない。そのためヘルメット形のものについては遮光ガラスが跳ね上げられる物がある。また近年のものでは、溶接をしていないときは覗き窓から外部が見え、アーク溶接の閃光を感知すると同時に遮光するタイプのものもある。