人物
宇宙軍所属の軍人で、べヒーモスの輸送を受け持つ。どこの国の軍かは不明。ライフルガンのような銃を武器にする。コギトエルゴスム号に乗り込んで任務を遂行しており、コールドスリープが覚めた時に主人公のキューブと出会う事になる。
人懐こさで人気者のキューブに皆が盛り上がる中、彼だけは御機嫌斜めであり、キューブに接近された時には「私に近づくなあッ！」と激怒して突き飛ばした。機械嫌いだけでなく、宇宙で発見された生物・べヒーモスを軍が兵器改造したがっている事をどこか忌々しく思うなど、どこか不可解な軍人であると言う雰囲気を与えつつ、宇宙船内は不和が進んでいった。
その後、謎の怪事件が連発し、カークやヒューイ、レイチェル、ホル船長など多くの人が死亡していく中で無傷なカトゥーを疑う一方で、カトゥーにも疑われてしまい、お互いに「全部の事件はあんたがやったんだ！」と言いあう始末だった。挙げ句、コギトエルゴスム号の各機械が狂い、べヒーモスは脱走し、キューブの偽物まで現れて大混乱になる。その時、最初に入力した名前を入れ忘れると伍長に射殺されてしまうので要注意。
偽キューブを退治した時にはカトゥーも大怪我をし、マトモに戦えるのは伍長だけになってしまう。すると伍長はこの危機を脱するべくカトゥーからの協力を元にキューブと共闘する事になる。キューブの活躍で犯人であるOD-10のシステム中枢であるマザーCOMを突きとめるが、乱入して来たべヒーモスとの戦いに進展、伍長は生死不明になる。
人間不信から暴走し、船員を死に追い込んでいたOD-10の人工知能を倒して暴走を鎮圧したキューブがミーティングルームに戻ると、半死半生のダース伍長が入ってきた。べヒーモスを射殺し、生還したのだった。
二次創作などではベヒーモスを射殺したのではなく、眠らせたとするものもある。
決戦後の真実
伍長はキューブを抱きかかえると過去を話しだした。若き日に戦争がおこり、機械によって仲間の将兵が虐殺されたトラウマが伍長を機械嫌いにさせていたのだった。それは、人の血が通っていない物によって人が大量に虐殺される光景だった。そのため、キューブに「お前は軍艦で作られた戦闘用ではない。輸送艦の中で生まれたのだ。お前は、誰かを傷つける真似だけはしちゃいけない」と諭した後、自嘲気味に笑った伍長は、キューブの淹れたコーヒー（ヒューイに苦いと批判され、カトゥーが謝るくらい不味い）を所望する。
「うん‥‥確かにこいつは苦い‥‥今はこの味が最高だな。」
こうしてダース伍長は、“戦友”キューブと共に、カトゥーと亡き乗組員の棺を護衛して地球に辿り着く。その後、彼は重傷のため地上勤務になってしまった。だが、経験を生かして福祉ロボットのメーカーに再就職し、穏やかな日々を過ごす事になった。
最終編
オルステッドを操作するシナリオでは登場せず、キューブを仲間にするか主人公にしたエンドにのみ登場する。OD-10を修理しているカトゥーや研究員と共に、ロボットメーカーの関係者としてキューブを温かく出迎えている。
