概要
貨物輸送船・コギトエルゴスム号で、カトゥーによって作られた学習機能付きロボット。
「キューブ」の名前とは正反対の丸っこい外見だが、これは良い名前が浮かばなかったカトゥーが咄嗟の思いつきで付けた為(最初は丸い外見から安直に「コロ」と名付けようとしていた。尚、コロの名前はちゃんと覚えておかないと、ある場面で詰む可能性もある)。
製作過程でカトゥーに便宜上付けられていた通し番号は「プロトタイプ03」で、彼の日記からキューブの前身である01・02の存在も確認でき、02らしき同型のロボットもゲーム中で見られる。
ロボット故に何を考えているかは分かり難いが、
等の行動から、無邪気で人懐っこく優しいプログラムであると察せられる。
戦闘能力
主人公達の中では唯一レベルが上がらない(近未来編のタロイモと同じ)為ステータスの変動がなく、HPのみロボット系の敵が落とす強化パーツで上昇が叶。
また、特定の武器を装備して技の追加が可能で、中でもヒヨコ弾が発射できる「昭和ヒヨコッコ砲」が強力。アキラを仲間にしたら貰っておこう(ただし、装備せずにアイテム欄から使用しても攻撃ができる)。
この作品はレベルが技の威力や命中率・回避率に直結するのもあり、攻撃面はあまり期待できない。
反面、自分と周囲のHPといくつかのステータス異常を回復でき、更に反撃技としても発動する"ハイスピードオペ"が非常に便利で、機械である為か眠り以外の全てのステータス異常に耐性を持つので、回復役としてはとても優秀。
最終編では仲間全員のLvの合計によって出現する敵が変化する為、レベルの上がらないキューブ1人旅を続けていれば弱い敵ばかりと戦える。
逆に一気に仲間を集めると、途端に強い敵が出てきてレベルの低いキューブがやられ易くなるので、最初は1人旅や少人数での戦いが安全だろう。
余談
キューブの持つ8つの技(『ハイスピードオペ』『アップグレード』『マインドハック』『アンチフィールド』『ノイズストリーム』『インフォサーチ』『スピンドライブ』『メーザーカノン』)をそれぞれ英語にし、頭文字を読んでいくと『HUMANISM(ヒューマニズム)』となる。
……設定によればキューブは作業用ロボットとして造られたようだが、オペはともかくマインドハックやメーザーカノンが必要な作業とはなんなのであろう。
だが、SF編の舞台は2099年もしくはそれより後……人が制御しないロボットが人を殺す戦争が行われるような時代である。
自衛の為の兵器を標準で搭載しなければならない……なのだろうか。
また、前日談での一件があった為「非常事態への備えとして搭載した」説や、「本来はデータ上でしかこれらの武装は使用できない」説もある。或いは製作者のカトゥ―が作業用ロボであるはずのキューブに、色々戦闘仕様の機能を施したのを認知したマザーCOMに『カトゥ―もトラブルを起こす人間なので抹殺対象にすべき』と判断させてしまったとも考えられる(彼も連帯感はマイナス)。
最終編EDでは元の時代に帰還後、回復したカトゥーやダース伍長と再会を果たす場面で締めくくられる。
また、発声機能が搭載されていないようであり、2022年に発表されたフルボイスのフルリメイクでも全主人公で唯一CVが割り当てられていない(ただし、公式イラストの中では『カトゥーの名前を吹き出しで呼ぶイラスト』があり、極初期では喋る設定があった可能性がある)。