概要
リメイク版cv:井上和彦
パイロット(航海士)。ガラが少し悪く派手好きな性格。
ヒューイから「宇宙を切り開いたのはああいう強い人間さ」という、ある種の行動力は評価されている。実際、終盤で閲覧できる成績表には「成績が前回の評価と比べてプラス」であるため、仕事をこなして上司に気に入られるタイプなのかもしれない。
ただ、カークは何かトラブルがあると「そんなのワープでやっちまえ」という言葉が口癖になっているため、思考に短絡的な部分が垣間見えるほか、他人の気持ちを配慮できないことから同僚とトラブルを引き起こしてしまう。
劇中では、レイチェルの今の恋人だが、彼女の元恋人であるヒューイをたびたびなじるあたりに表れている。
上述の成績表も、成績以外は模範的態度や協調性、連帯感はマイナスであるため、「仕事はできるが人間関係に難あり」と見做されている模様。
とはいえ、直前にヒューイと喧嘩しても作業中は互いにそのことを引きずる事はせずに職務に集中している。ヒューイもカークの事を快く思っていなかったが、彼が危機に陥ると必死に助けようとしており、「彼の事はよく思っていなかったけど死んでほしいとは思ってない」と吐露している。
また、キューブに対しても初対面時には「Nice to meet you!」と明るく挨拶をするなど、色恋沙汰やトラブルさえ絡まなければ気さくな人物だったと思われる。
船内ではゲーム「キャプテンスクウェア」にはまっている。また車好きらしく、彼の日記には「地球に帰還したらデトロイトのモーターショーに直行だ」と書かれている。
カーク、レイチェル、ヒューイの3名による三角関係が出来上がってしまったことが船内の人間関係の急速な悪化を招いたのだが、それを知っていながら配置転換をしなかった人事にこそ大きな問題点がある。OD-10には彼らのやりとりがしっかりと記録されていたあたり、暴走の引き金に直結した可能性が高い。
劇中で起きた事件にて本編最初の犠牲者となってしまい、彼の死を皮切りに船内は次々にパニック映画宛らのホラー展開になっていく。
リメイク版
彼の自室にて、棚には金色のトロフィーが並べられており、よく手入れされていることが確認できる。おそらくモーターショーのものと思われ、彼の操縦テクニックの高さが窺える。
また、パソコンにはレイチェルとのデートのために人気のビーチの事を調べていた事がわかる。写真立てにはレイチェルと肩を並べた画像を飾っており、レイチェルの部屋にも同様のものが飾ってある。
この事から、心の奥底からレイチェルを愛していた事が窺い知れる。
余談
HD-2Dリメイク版での演者である井上和彦氏は原作ゲームでSF編のキャラクターデザインを担当した田村由美女史原作のアニメ作品に出演する事が多い。
関連タグ
ダスティ・アッテンボロー:リメイク版のカーク役の井上氏が、銀河英雄伝説の石黒監督版OVAで演じていたキャラクター。
エルヴィス・ラズロウ:同じスクエニのRPGブレイブリーデフォルトⅡの主要メンバー。カークとは真逆の誰にでも友好的かつ寛大で思慮深く何より他者が傷つけられる事を許さない男。こちらでも井上氏が演じている。