今よりちょっとだけ未来。
超能力を持つ少年がいた。
人々の本音を見すぎケンカに
あけくれる日々だったが・・・・
人の心を読む事が出来る
読心能力を持っている少年・・・・
はたして古代ロボット魔神
ブリキ大王は復活するのか!?
概要
キャラクターデザイン:島本和彦
主人公:アキラ
元ネタ:80年代のロボットアニメ、AKIRA、ブラッドミュージック、某新興宗教団体など
アキラには超能力があり、Yボタンを押すことで人の心を読むことができる。この力を駆使して話を進めていく。話を進めると、発明家の藤兵衛がアイテムを改造してくれるようになり、アキラの装備やタロイモの武器を作れるようになる。タロイモの武器はキューブの武器にもなるため、アキラに装備させて最終編に持っていくと、キューブの武器を簡単に増やすことができる(アイテム欄から使えばよいので誰でも使えるのだが)。
最後には巨大ロボットのブリキ大王に乗り込んで戦うことになる。ブリキ大王はかなり強く、苦戦するのは怒竜と隠呼大仏ぐらいで、他の敵は軽く蹴散らせる。
原始編、幕末編に次いでボリュームとやり込み要素が豊富なシナリオ。
このシナリオのみ、専用のOP・主題歌があるのが特徴。
登場キャラクター
(声優はリメイク版のもの)
- アキラ(田所晃) (CV:赤羽根健治)
- 主人公。他人の心を読むなど複数の超能力を持つ少年。幼い頃に両親を失い、妹と共に孤児院で育った。
- 無法松(本名:マツイケンイチ)(CV:石川英郎)
- たいやき屋を営む昭和の男。アキラをはじめとした孤児院「チビッコハウス」の面々になにかと世話を焼く。アキラからは「松」、妙子からは「ケンイチさん」と親しげに呼ばれている。
- タロイモ(CV:ノブオ(ペンギンズ))
- 元はアカミミガメのタロキチだったが、藤兵衛が命を助けるために制作したロボットの体で蘇った。
- ブリキ大王
- 古代バビロニアの巨大ロボット。精神力で動作するらしい。
- 田所カオリ(CV:三上枝織)
- アキラの妹。お兄ちゃんっこで心優しい性格。亀のタロキチを可愛がっている。病弱であり、死ぬくらいなら液体人間になると言いだすなど、激しい感情を持つのは兄譲り。
- 田所タダシ(CV:杉田智和)
- アキラとカオリの亡父。機動隊の長と言う要職にありながら子供達を可愛がり、部下を気遣うなど情の濃い性格。その情けは敵にも向けられ、クルセイダーズの総長・マツイに向けられるが射殺される。彼の死に泣き叫ぶアキラを尻目に逃げた総長とは、ある形で再会することに…
- 藤兵衛(CV:チョー)
- 妙子(CV:下屋則子)
- 孤児院・『チビッコハウス』の女性職員 兼 孤児たちの姉代わり。強気な性格で、お洗濯に子供達のお世話と仕事に余念がない。
- 無法松は彼女に頭が上がらないらしく、敬遠したり、「男のすること(リメイク版では「男のケジメ」)に口出しすんじゃねえぜ」となだめたりする。普段は気丈な彼女だが、命を懸ける松を必死で止めようとし、彼の死の際には号泣するなど、本気で彼に惚れこんでいたことがうかがえる。
- SFC版ではテレポートで逃走した際、稀に入浴中の彼女と鉢合わせすることもある。ただし、リメイク版ではこのハプニングはコンプライアンスの関係か使われていない。
- 園長(CV:佐藤麻子)
- チビッコハウスの経営者で、品の良い老女。カオリの病気を気遣い、ワタナベの父が行方不明なのを案じるなど温かい性格。松に感謝している。
- チビッコハウスの子供達
- 孤児院に入居している子供達で、元気印のガキ大将だがクルセイダーに攫われるカズ(CV:林りんこ)、おませでプロレス(特にミサワ)が大好きなユキ(CV:大空直美)、常識人で妙子を気遣う優しいアッキー(CV:桜祐)、そしていじられ役のワタナベ(CV:上村彩子)がいる。
- 特にワタナベはひどい目に遭うと「ひどいよ…」と泣き出したり、アキラと組んで下着泥、ユキのお尻を触る(リメイク版ではアキラと組んでヘソクリ泥、ユキの前ですかしっぺをする)など様々なイベントに絡むが、最愛の父との再会は叶わず仕舞いと全シナリオ中最も悲惨な境遇のワタナベである。
- 「超級!」ではゲーム版の4人以外にも子供達がいることが確認できる。
- クルセイダーズ
- ドクロヘルメットを被ったならず者集団。世間を騒がせている誘拐事件に関わっている。無法松と因縁があるらしい。
- 雲龍(CV:千葉繁)
- 日暮里の寺「御出居寺」で怪しいお経を唱えているインコの顔をした住職。
- シンデルマン(CV:中尾隆聖)
- 不気味な顔つきをした筑波の科学者。
- W1号(CV:時田貴司)
- シンデルマン博士が作り上げた機動兵器。だがその正体は………
- 「超級!」ではゲーム版と異なる驚きの行動に出るが……
- ヤマザキ(CV:玄田哲章)
- 陸軍総帥。
- 「超級!」では日本刀を手に戦闘にも参加、無法松のライバルに相応しい超人的な立ち回りを披露した。
- 隠呼大仏 - リメイク版では大隠呼像
- 日暮里の御出居寺に鎮座している巨大な仏像。
- ヨシカズ&レイコ
- 公園でイチャついてるバカップル。ヨシカズがレイコに対してプロポーズしようとしていた時にブリキ大王が出現してレイコが逃亡、その時ヨシカズは叫んだ❗
- 『うそつきぃっ‼️』(CV:島本和彦(吼えろペンRRRの中では炎尾燃))
他
コミカライズ!?
キャラクターデザインの島本氏が2018年冬のコミケで『超級!近未来編』を頒布。つまり、島本先生による島本節全開の近未来編全編の漫画化が行われたのである。しかも120ページ!!(なお現在は在庫が島本氏の手元に一冊だけしか残って無いとのこと)
翌2019年冬コミでは全編フルカラーリメイク版として『超級!近未来編 COLOR』も頒布された。こちらは上下巻となり、上巻56ページ、下巻70ページに分割されている。
なお、実は島本先生の手による近未来編ネタはそれ以前から存在し、2018年夏に頒布されたゲゲゲの鬼太郎のねこ娘の同人誌『ねこ姉さんは告らせたい』にて、後半から何故かシンデルマンやブリキ大王やアキラが絡んできて近未来編な展開に突入する。
なお、これが「超級!近未来編」の執筆への機運になったともされている。
この同人誌でのブリキ大王のアクションがHD-2Dで参考になった様子。
またライブアライブがSwitchにてHD-2Dリマスターされることを受けて島本先生のTwitterにて新たに『超級‼️近未来編R』が掲載されることとなった。
しかもサプライズゲストとして『通りすがりの炎の漫画家屋さん』と『通りすがりのゲームプロデューサー屋さん』が田所晃の前に登場する事となる。
なお、この宣伝漫画はLAL公式twitterもリツイートしていたのだが実は勝手にゲリラ連載であったことが後に明かされた。
こちらも2022年夏コミで大幅加筆を加えた上で同人誌として頒布された。
ちなみに両者共にスクウェア・エニックスの公式ではない。特に前者はあくまでも島本氏による同人作品としてのコミカライズ化である。ただし「超級!近未来編」が少なからずともリメイク版への機運そして近未来編のリファインに影響を与えたのかもしれない。
………と思ったら月刊ビッグガンガンVol.08(スクウェア・エニックス発行)で特別読切「燃えよペンRRR 1993『LIVE A LIVE』制作記録編」が、そして月刊サンデーGX2022年8月号(小学館発行)掲載の「吼えろペンRRR」でもリメイク版「LIVE A LIVE」制作舞台裏を執筆する事となった。(勿論両雑誌掲載分のストーリーはスクウェア・エニックス公認、「LIVE A LIVE」プロデューサーの時田貴司氏が完全監修、そして主人公は炎尾燃が島本和彦先生のアバターとして登場する。)
かつてライブアライブのプロジェクトが立ち上がった時、原始編のキャラクターデザインをした小林よしのり氏協力の下、月刊コロコロコミックプロジェクトの経緯を連載記事「よしりんのライブ・ア・ライブ」というのを掲載していたが、リメイク版ではまさかの島本氏だった。
あろう事か、2022年の冬コミでは島本氏が関わっていないあの編がコミカライズされる事となる…。
さらに2023年に入り、重大発表としてなんと同人誌だった『超級!近未来編』『同R』が装いも新たに
『超級!!ライブアライブ近未来編』としてスクウェア・エニックスから単行本として出版される事、PS5/4/Steam移植版のコレクターズエディションIIの特典となる事が決定した!!
さらにコレクターズエディションIIの特典だけではなく一般書籍としても単品発売!
…まさかの公式化である。しかも描き下ろしページも追加された184ページの大ボリューム!
昭和の男達が令和の世に無理を通して見せたのである…!
近未来編 ショートトレーラー
余談
近未来編の年代は2010年説(説明書に「2010年の東京」と記載)と2014年説(ゲーム中のW1号の型番が「2014」)の2つがある。シナリオライターの方が当時厳密に決めていなかったらしく、それぞれの担当スタッフで齟齬が起きてしまったようだ。近未来編が過去の回想で始まることから、一部で2010年がちびっこハウスに来た頃のアキラ、2014年が作中の現在なのではという折衷した説もあったりする。
ただ、いずれの説にせよライブアライブ発売当時(1994年)なら近未来であるが、令和(2020年)に突入した現在ではちょっと昔になってしまった。
2022年2月10日のニンテンドーダイレクトにてHD2Dを用いたリメイクが発表されたが、同日のファミ通インタビューにて時田貴司が年代を更に未来にするとスマートフォンやインターネットがないことを指摘される可能性や昭和の男というワードもあるため変更しないとのこと。
この編はHD-2D版においては特に破格すぎる程の熱が入っており、限定版特典のブリキ大王の組み立てキットによる立体化かつそのボックスアートに島本氏の描き下ろし新規イラスト、さらに主題歌「GO!GO!ブリキ大王!!」の歌唱に影山ヒロノブ氏の起用といった豪華すぎるにも程がある熱の入れようである。
さらに島本氏はこのリメイク版において何かを収録する為に参加している事も判明している。
内容のアツさからよく勘違いされやすいが、シナリオ自体は島本和彦氏は担当していない。もっと言えば時田氏ではなく井上信行氏(後に『聖剣伝説LOM』のエスカデ編、『エグリア』等を手掛ける)がシナリオを担当していた。島本氏が実際に担当したのは、前述のキャラクターデザインと「GO!GO!ブリキ大王!!」の二番の一般投稿だけである。ただし、リメイク版インタビューで時田氏が語ったところによると、ライターの井上氏から上がってきた当初のシナリオは今よりも陰鬱なものだったらしく(所々狂気さや後味の悪さのがあるのは名残らしい)、時田氏の権限で島本作品特有の熱さを意識かつ加味してシナリオは作り直されたと述べている。…後にその島本先生がコミカライズするわけですがね。
また、キャラクターデザインにおいても当時の島本氏は「近未来」とはどれくらいの未来なのかイメージを中々掴みきれていなかったらしい。
小ネタとしてチビッコハウスのリビングにあるテレビではプロレス中継をしているが、100ラウンドまで見るとこの人が現れる展開になるも中継が放送終了してしまう。おそらくリメイク版の製作時点を考えても偶然だが、その人(の中の人)が引退を表明したのもまた時代を越えた出来事と言える。
ちなみに「獣神シャツ」はもはや説明は要らないだろう。時田氏は彼の大ファンである。
リメイク版の変更点
- 一部アイテム、演出、台詞の変更
流石に一部のアイテムが現在のコンプライアンスに引っかかるためか、変更されている(ただし、変更した結果がいろんな意味でヤバいものになっている。なお、妙子のパンチはそのまま登場する。モーションはビンタだけど)。
同様にセクハラ系の描写やイベント、一部セリフ回しも現在のコンプライアンスに合わせてか変更されている(藤兵衛のトイレイベントは何故か変更されていない)。
ただし、台詞に関しては追加されてよりわかりやすくなった部分もあり、この点については他の編でも同様である。
なお、ある場面でアキラが叫ぶ「それどこじゃねーか!」という誤植のような台詞が何故か修正されず、しかもしっかりボイス付きである。
そしてまたある場面の無法松の迷セリフ「ろれろホゲェ!」「ポゲラルゴォ~!」は別に変更は無かったものの、マタンゴの実態がボカされている(食べると集中力を上げる事ができる怪しいキノコになっている)ことを含め、麻薬を連想する表現がコンプライアンスに反しているためかオリジナル版のラリっているかのような動きも無く、ボイスも必殺技のような大真面目な声音になっている(リメイク版はラリっているというより、ヘッドバンキングのような動きである)。
その他としては、無法松の最期のシーンにて、オリジナル版では藤兵衛がやれやれと肩をすくめる不謹慎なものだったが、
リメイク版ではガックリと肩を落として嘆くという良識的な行動になった。
そして妙子の場合は膝から崩れ落ちて泣き崩れるという事により悲壮感が増している。
また、アキラの父親の台詞も、「死んでもらうぞ!」から「すまん、松井!」に変更されており、アキラの父親も不本意だったことが強調されている。W1号の最期の台詞も息子の安否を尋ねるものから、息子を想う父親としての言葉として強調された。
- シナリオ必須イベントの順番の変更
オリジナル版では、
「タロイモを仲間にする」
「ワタナベイベントで妙子のパンチ入手まで行う」
「寿商会で、地下のブリキ大王の所に行き、藤兵衛と会話→1階での藤兵衛との会話を終わらせる」(ブリキ大王起動失敗イベントは攻略フラグではない、だがやっておかないとアイテム改造ができなくなる)
を順不同で行うとカズが誘拐されるイベントが起こるようになっていた。つまり攻略手順にある程度の自由度があった。
リメイク版ではタロイモを仲間にした後、ちびっこハウスでワタナベに「妙子のヘソクリ」を取りに行かせるイベントが挟まり(「妙子のパンチ」を食らわないとちびっこハウスから出られない)の後、寿商会でブリキ大王を動かそうとして失敗し(こちらも必須イベント化)、その後ちびっこハウスの中に入るとカズが誘拐される、という流れに変更されている。
他にも、カズ誘拐解決後は、カオリの心を読んで無法松の行き先がわかるまでちびっこハウスから出られなくなっていたりと、プレイヤーを迷わせないようにという配慮からかフラグ立てが一本化された箇所が存在している。
- 改造
演出ムービーがスキップできるようになり、成功した場合はアイテム入手の場面が映るようになった。これにより、周回しやすくなっている。
また、オリジナル版では筑波研究所をクリアすると改造できなくなるが、リメイク版ではちびっこハウスが放火されるまでは改造できるようになった。これにより筑波研究所でアイテムを入手しても、いちいち戻る必要がなくなった。
改造レシピはSFC版とほぼ同じなのだが、唯一、「へんたいパール(リメイク版は「おしゃれパール」)」のみ改造が不可能なアイテムに変更されている。
- 背景の一部の修正
戦闘時の道路の車線はSFC版では舞台が日本なのに何故か左ハンドル車が主な国のタイプだったのを、リメイク版ではきちんと日本の道路に則った車線に修正されている。わかりやすく言うと車線の矢印の位置をSFC版とリメイク版で見比べるとわかる。
さらに言うと、SFC版では戦闘背景はアキラとブリキ大王とでは共通だったが、リメイク版ではそれぞれの頭身に合わせたものに分けられた。
また、オリジナル版ではグラフィックの都合上わかりにくかったコンセントの位置が明確化している
- オープニングムービー
オリジナル版は町中を無法松が運転するバイクが走り抜けるものであったが、
HD-2D版は影山ヒロノブ氏が熱唱する『GO!GO!ブリキ大王!!』をバックにスーパーロボットアニメのオープニングよろしく熱のこもった演出になっている。
- ワールドマップの敵パーティ
SFC版ではアキラのレベルに対応した敵パーティが1種類ずつ出現するようになっていたが、リメイク版ではアキラのレベルに対応した敵パーティが3~4種類の中からランダムで選ばれて出現するようになった。
敵パーティの編成もSFC版から新たに追加され、SFC版ではイベント戦闘にしか出てこなかったクルセイリーダーがワールドマップにも出現するようになっている。
- ブレイクダウン
他の編でも同様だが、リーダーを倒してブレイクダウンしてもアイテムをドロップできるほか、ブレイクダウンする敵に対しても行動を狂わせる状態異常が効く。
特に近未来編は厄介なメカが敵として現れる事が多いため、積極的にブレイクダウンを狙った方が楽に攻略できる。
- テレポートの飛び先
SFC版ではテレポートが一定確率で失敗して、ちびっこハウスにおいて水に関係のある場所「風呂」「トイレ」「台所」のいずれかに飛ばされることがあった。更に「風呂」パターンは低確率で妙子の入浴シーンに出くわすことまであった。
だがリメイク版では、さすがにコンプライアンスの問題で入浴シーンは削除。
その代わりなのか、飛び先として新たに「庭」「洗面台」「洗濯機」が追加。やっぱり水に関係するところに飛ぶ。
洗濯機パターンのみ、妙子が洗濯を終えて庭で干し始めて以降のみと時期限定になるのだが、なんとアキラが洗濯槽の中から回転しながら現れるという衝撃の内容。洗濯機を回していたらどうなっていたことやら。
なおリメイク版は更に、どこに飛んでもアキラが一言つぶやくようになっている。
入浴シーン削除の埋め合わせとしては十分すぎる内容ではなかろうか。
- 地名
SFC版では特に名称のなかった、マタンゴをキメまくってる連中が集うバーの名前が「バー MATANGO」になった。
- ブリキ大王
ブリキ大王自体SFC版よりかなり細かくドット絵描写され、島本氏のイラストにより忠実に近付いている。そしてブリキ大王の攻撃にモーションが追加されており、どうやら同人誌「超級!近未来編」で描かれたブリキ大王の動きが参考にされていた様子。
また、ラスボスの元へ向かう際のフィールド上の操作中、戦車や戦闘機と戦闘になる場所が可視化された。街中に戦車が配置されているため、接触することで戦闘になる。なお、怒竜は2機登場するが、配置が変化しているため両方とも戦うことになる可能性が高い(オリジナル版では最短距離で向かうと1機目とは戦闘にならなかった)。演出も徘徊型1機と目的地手前で現れる1機で構成されている。
スーパーロボットアニメにおけるお約束の技名シャウトを採用している為、ブリキ大王の各技を繰り出すと赤羽根健治氏による熱いシャウトが飛び出しまくる。
すっかり忘れてる人もいると思うが、リメイク版はHD-2Dであるのにブリキ大王だけはオープニングと格納庫とアキラを助けに来た時と御出居寺到着では3Dモデルで描かれている。
再三言おう、今作はHD-2D作品である。
- 液体人間
リメイク版ではより生々しい描写になっている。
W1号が撃破され爆発した際は、床や壁に液体人間の一部が飛び散ってべっとりと付着する。
隠呼大仏撃破後の描写も、液体人間がヤマザキ達を襲うシーンはオリジナル版では一応逃げ道があったが、
リメイク版では四方を液体人間に囲まれて逃げ場がなくなり、そのまま液体人間に覆いかぶさるように襲われ飲み込まれる結末になった。
更にブリキ大王にも襲いかかるシーンでも、コックピット内に液体人間が侵食するようになり、より危機感と恐怖感を増す演出になっている。
ここまでの演出を強化したのはオリジナル版当時、スーパーファミコンの制約上どうしてもできなかった事をリメイク版では実現可能になった為だとされる。
…再三言うが、近未来編はリメイク版では一二を争う演出への熱量が半端ない事だけは確かである。特にブリキ大王に関しては時田氏でさえ「(こだわりのあまり)やりすぎて開発が終わらなくなる」と言わしめた程。
- 非常に細かいとこにアドリブ
「……え?。そんなのどこにあった?」と思う方が多分いるだろう。実は雲龍のセリフにある。あの「けるけるぴーちゃん けるぴーちゃん」の妙なお経(呪文?)の最後の「どれんぷちゃん けるける~」の部分にアドリブの名人として名高い・千葉繁氏はねじ込んでいた!
セリフ表示では「けるける~」だが、ボイスでは「けるけ~~るぅ~~」と喋っている。今作では殆どアドリブが無いと思われた貴重かつ唯一のアドリブである……としたいが、実はこの言い回しは上記の『超級!近未来編』における雲龍のセリフ回しと近似(表記は「けるけえぇえぇる…」)しており、『超級!近未来編』が公式化した事実も併せると、御大の純粋なアドリブか疑いが残ってしまうのも事実である。
時代を越えて令和(いま)
なんと、あのスーパーロボット大戦DDに期間限定という形で時代もメーカーをも越えて参戦!
LAL30周年となる2024年、とうとうブリキ大王がスパロボの世界へ現れる事となった。
時系列は近未来編終了後かつ最終編開幕より前で、アキラとブリキ大王がスパロボDD本編の世界にやってくる、というモノ。
昭和の男達はメーカーと版権の壁という無理さえも通して見せたのであった…!!
関連タグ
現代編:近未来編と年代が近く互いの主人公の国籍も同じ日本と思われるため、他のシナリオの主人公の面々と違い対面できる可能性が1番高く相手側も同様である。
その為かこんなイラストが……。
炎尾燃:燃えよペン、吼えろペン、アオイホノオの主人公にして島本先生のアバター、そして上記に記述した『超級‼️近未来編R』の登場人物となる『炎の漫画家屋さん』でもある。
そして上記にもあるようにビッグガンガンとサンデーGXに掲載されるライブアライブ公式制作舞台裏公開漫画でも島本先生のアバターとして出演。
パラサイト・イヴ:ゲーム版の第一作にてネオミトコンドリア「EVE」によるミトコンドリアの反乱の際に「EVE」の能力によって液体(ゲル状)になった人間達を集結させて出来上がった一つの大きな物体を使役していた。