レド
れど
CV:石川界人
人物像
人類銀河同盟軍に属し、マシンキャリバー「チェインバー」に乗る銀髪の少年。16歳。
人生の殆どを宇宙生物「ヒディアーズ」との戦闘に費やし、戦うこと以外を知らずに育った少年兵。階級は少尉。
ヒディアーズ殲滅の作戦行動中、時空のひずみに飲み込まれ地球へと漂着し、半年の間海の底でチェインバーと共に人工冬眠していた所を船団都市「ガルガンティア船団」にサルベージされ覚醒する。
当初は認識の食い違い等が原因で船団との間に緊張状態があったものの、次第に船団の人々との共存の道を探るべく交流を深めていく。
保存食である魚の開きをチェインバーが「魚の死骸」と認識してそれをそのまま真に受ける(人類銀河同盟では食事は新陳代謝のためのツールであり、パッケージングされた栄養素を必要に応じて摂取する為、料理や食肉という概念が無い)、タコをヒディアーズに誤認するなど、地球の文化に対してカルチャーギャップを受ける場面も見られる。
この他、チェインバーとくらべて操作系が簡素なユンボロも簡単なレクチャーを受ければ操作する事が出来るが、チェインバーによる補佐が無い為、専門知識を必要とする動作や潜水は出来ない(本人もカナヅチ)。
たまにヒディアーズの爪に穴を開けて笛のようなものを作る行動をするが、自分自身でもなぜそれをするかわかっておらず、チェインバーには精神統一のためと語る。
しかし、エイミーの弟・ベベルが笛を吹いた事がきっかけで「笛を持つ幼い少年」の記憶がレドの中で蘇り、笛はレドの過去に関わりがある事を伺わせている。
戦い以外の事を知らずに生きてきた為、感情表現が苦手でほとんどが無表情。また、自身を「レドという個人」ではなく「敵を倒す兵士」であると規定している。
ヒディアーズと人類との間の戦闘が「殲滅」であった為、地球で海賊と戦闘の際も同様に殲滅してしまったが為に船団の立場を危うくしてしまい、人間同士の争いには「交渉」が必要である事を知り、彼らが掲げる「共存共栄」の精神を学ぶ。
しかし、地球に生息していたヒディアーズ(=クジライカ)を目の当たりにし、自身の兵士としての能力全てを以ってこれを殲滅すべく、彼を利用する目的で近づいたピニオンらと共に船団を離れた。
そして、ヒディアーズの巣において彼らを殲滅するも、その正体を知った事から、自分の存在意義を揺るがされる事になる。