概要
プロダクションI.G制作による海洋SF冒険活劇ロボットアニメ。全13話。
村田和也を監督に、シリーズ構成・脚本を虚淵玄、キャラクター原案を鳴子ハナハル、メカニックデザインを石渡マコトが務めた。
虚淵玄による脚本は陰鬱な展開で知られるが、本作前半の作風はむしろ明るく、生活感に満ち溢れた世界観に親しみを感じるような仕掛けが施されている。しかし、その一方で物語の背景や後半の展開には虚淵脚本によくあるディストピア・トラウマ要素が垣間見える。
2013年4月から6月までTOKYOMX、読売テレビ、BS11他にて放送された。
DVD・BD第1巻にはOVA「14話・廃墟船団」、第3巻にはOVA「15話・まれびとの祭壇」が収録されている。
また2013年10月にTOKYOMXを主に再放送された他、TVシリーズのその後を描いた新作OVA「翠星のガルガンティア〜めぐる航路、遥か~」も制作された。
2020年1月にはTOKYOMXとBS11で再放送が実施される。
ストーリー
遠い未来、遥か銀河の果て。人類は異形の怪生命体ヒディアーズと種の存続を賭けた戦いを続けていた。
激戦の最中、少年兵レドは乗機の人型機動兵器チェインバーとともに時空のひずみへと呑み込まれる。
人工冬眠から目覚めたレドは、忘れられた辺境の惑星・地球へと漂着したことを知る。表面のほぼ全てを海に覆われた地球で、人々は巨大な船団を組み、旧文明の遺物を海底からサルベージすることで、慎ましくも生き生きと暮らしていた。
ここはそんな船団の一つ、ガルガンティア。言葉も通じない、文化も習慣も異なる未知の環境に戸惑うレド。やむをえず、少女・エイミーらガルガンティアの人々との共生を模索し始めるのだが、それは戦うこと以外の生き方を知らないレドにとって驚きに満ちた日々の始まりだった。
(公式サイトより)
登場人物
主要人物
ガルガンティア船団
- サーヤ(CV:茅野愛衣)・・・黒髪長髪のエイミーの親友。
- メルティ(CV:阿澄佳奈)・・・ツインテールのエイミーの親友。
- ベローズ(CV:伊藤静)・・・サルベージ業をする少女。
- リジット(CV:大原さやか)・・・船団長補佐 → 次期船団長の女性。
- ピニオン(CV:小西克幸)・・・整備工の青年。
- ベベル(CV:寺崎裕香)・・・エイミーの弟。
- フェアロック(CV:手塚秀彰)・・・ガルガンティア船団の船団長。
- ジョー(CV:早志勇紀)・・・船同士を連結する連結屋。
- マイタ(CV:徳井青空)・・・ピニオンの部下の少女。
- フランジ(CV:津田英三)・・・ガルガンティア船団の大船主。
- クラウン(CV:星野充昭)・・・ガルガンティア船団の大船主。
- ヘリック(CV:室元気)・・・フランジの側近。
- ウォーム(CV:保村真)・・・ガルガンティア船団の護衛船団長。
- ウォームの副官(CV:逢坂良太)・・・ガルガンティア船団の護衛船団副官。
- オルダム(CV:梅津秀行)・・・ガルガンティア船団の老医師。
- オルダムの助手(CV:日高里菜)・・・オルダムの仕事を手伝う少女。
- オカマ(CV:三宅健太)・・・ガルガンティア船団の住人。
- 親方(CV:武虎)・・・荷の積み下ろしの監督。
- アトゥイ号艦長(CV:山田浩貴)・・・アトゥイ号の艦長。
- ピニオンの兄(CV:小野大輔)・・・ピニオンの兄貴。本編では故人。
- グレイス(CV:茅野愛衣)・・・エイミーのそばにいるモモンガのような小動物。
- ストーリア(CV:堀江由衣)・・・リジットの親友の看護婦。OVAに登場。
- リトナー(CV:中村悠一)・・・ガルガンティアとは別の船団の連結ギルド長。OVAに登場。
- シュブロン(CV:無)・・・リジットの実父。本編では故人。
- リーマ(CV:水瀬いのり)・・・OVA「〜めぐる航路、遥か~」に登場。エイミーの後輩。
- フライス(CV:鳥海浩輔)・・・OVA「〜めぐる航路、遥か~」に登場。サーヤの兄。
ラケージ海賊団
- ラケージ(CV:恒松あゆみ)・・・海賊団の女頭目。19歳。
- パラエム(CV:種田梨沙)・・・ラケージに仕える金髪の女奴隷。
- パリヌリ(CV:山崎はるか)・・・ラケージに仕える黒髪の女奴隷。
- マロッキ(CV:高橋良吉)・・・ラケージの手下。
- ケメン(CV:森源次郎)・・・ラケージの手下。
- ストルガ(CV:柳田淳一)・・・ラケージの手下。
人類銀河同盟
クーゲル船団
- オンデリア(CV:内山夕実)・・・クーゲル船団の褐色の住人。クラリアの姉。
- クラリア(CV:米澤円)・・・クーゲル船団の金髪の住人。オンデリアの妹。
- リナリア(CV:茅原実里)・・・クーゲル船団の黒髪の少女。オンデリア達の末妹。OVAに登場。
- アレリア(CV:能登麻美子)・・・オンデリア・クラリア・リナリアの姉。OVAに登場。
旧文明時代
登場メカニック
マシンキャリバー
作中用語
「翠星のガルガンティア用語集」記事を参照。
各話リスト
話数 | サブタイトル |
---|---|
第1話 | 漂流者 |
第2話 | 始まりの惑星 |
第3話 | 無頼の女帝 |
第4話 | 追憶の笛 |
第5話 | 凪の日 |
第6話 | 謝肉祭 |
第7話 | 兵士のさだめ |
第8話 | 離別 |
第9話 | 深海の秘密 |
第10話 | 野望の島 |
第11話 | 恐怖の覇王 |
第12話 | 決断のとき |
第13話(最終回) | 翠の星の伝説 |
第14話(OVA) | 廃墟船団 |
第15話(OVA) | まれびとの祭壇 |
小説
公式サイトのイントロダクションには月1回更新で短編ノベルが掲載され、鳴子氏による特別イラストも付けられる。
ニトロプラスから海法紀光による外伝的小説『翠星のガルガンティア 少年と巨人』が出される。アニメ本編以前のレドとチェインバーの出会いやレドの仲間達との交流を描いた前日譚である。アニメ本編では語られない人類銀河同盟での戦いや生活などが詳しく書かれている。
ファミ通文庫からは公式ノベライズが著者・谷村大四郎により出される。内容はアニメに忠実に沿って書かれている。
漫画
ニュータイプエース(角川書店)にて漫画版が連載されている。作画は三途河ワタル。
ファミ通文庫コミッククリアから公式スピンオフ「翠星のガルガンティア 水端のベローズ」が連載される。本編前の、サルベージャーになるベローズが主人公の物語。作画はしゅー氏。
「こみっく・がるがんちあ」BD-BOXの特典として付属する鳴子ハナハルによる描きおろしコミック。
ぷちっとがるがんてぃあ
公式サイト内で配信されているショートムービー。作画はpixivユーザーでもあるくぅ氏。
ムービー内でのキャラは本編の頭身に比べて70%縮んだ3頭身になっており、週1回の更新で本編の補足情報を紹介したり、あとは適当に遊べばいいじゃんという企画。本編に比べて愛らしさが推定900%以上増大され、かなりはちゃけている。
翠星のガルガンティア ONLINE FLEET
2014年夏頃からDMM.comで展開中のオンラインゲーム。ジャンルは『船団育成シミュレーション』。
プレイヤーは船団長となってガルガンティア船団と同じような船団を自分で作って行く事になる。
ゲームオリジナルキャラクターも登場し、アナザーストーリーも展開されているようだ。
現在は新体制に移行をしている為、ゲームに関しては休止状態になっている。しかし、新規での事前登録も行われている為、サービスその物が終わる訳ではない。
移行期間は2015年2月12日~4月下旬を予定している。
pixiv内公式企画(終了)
ガルガンティア船団の乗組員をイメージしたキャラクターデザインを募集する公式企画。
2013年4月26日(金)から5月12日(日)23時59分までの期間に、投稿作品に「ガルガンティア乗組員」「翠星のガルガンティア」タグをつけることを参加方法としている。
この企画で優秀作品に選ばれた原案は、最終回でそのキャラデザに基づいたキャラとして登場する。
6月24日に選考作品が12作が公式ブログにて発表され、作中に登場した。 →選考作一覧
外部リンク
- 翠星のガルガンティア - アニメ公式サイト
- 翠星のガルガンティア - wikipedia
- 翠星のガルガンティア - ニコニコ大百科 (ネタバレ注意)
- 翠星のガルガンティア ONLINEFLEET - DMM.com