概要
人類銀河同盟において主に指揮官に支給される機体。
レドが搭乗するチェインバーの上位機種であり、チェインバーと同じくパイロット支援啓発インターフェースシステム(CV:藤村歩 )が搭載されている。
チェインバーと同じ機体構造を有するが、基本性能はチェインバーよりも高い。
また、男性的な印象を受けるチェインバーと比較して女性的なフォルムをしており、機体のカラーリングも紫と異なる。
頭部もドクロを髣髴とさせるフェイスデザインを有するが、メインカメラはその下にある単眼である。
レドの上官であるクーゲル中佐が搭乗するストライカーの機体番号はX-3752。
クーゲルと共に地球へ漂着し、その圧倒的な力で「雷の巨人」の名でクーゲル船団のシンボル的存在となる。
しかし、啓蒙を続ける最中クーゲルが風土病で死亡してしまい、ストライカーは彼の遺志と同盟の思想に基づき彼の死を詐称し、「クーゲル」と「ストライカー」という二つの顔を駆使して船団の民に指示を与えていた。
チェインバーと同じく同盟の支援を受けられない状況で独自の結論を導き出しているが、共存共栄を学んだレドとチェインバーとは異なり、「独裁によって民衆は思考判断の責務から開放され、安定した安息と繁栄を得る事が出来る」という考えを持つに至っており、船団に対して「支配」を行使し、自らを「人類支援啓蒙レギュレーションシステム(=神)」と自称する。
そして、啓蒙活動の為にガルガンティアを攻撃するべく行動するが、その為にピニオンやラケージの反乱を許し、レドやチェインバーとも対立している。
武装に関してはガルガンティアへの啓蒙を行うべく出撃した際に背部にミサイルランチャーを装備し、外部ジェネレーターからエネルギーを供給される高出力ビームキャノンを携えている。
チェインバーとの戦闘ではスタンドアローンで戦うハンディキャップを、クーゲルの遺した戦闘データを使いシステムを最適化する事で克服し、更にはチェインバーを上回る機動力を獲得するに至ったが、激戦の末に撃墜された。
ストライカーのインターフェースシステムは同盟に懐疑的なクーゲルを制御する手綱として設計されている。テレビ未放送の第15話では弱者を救おうとするクーゲルを啓発し、クーゲル船団が同盟の思想に染まるきっかけを作った。