CV:斎藤千和
戦闘機人集団ナンバーズの9番目。ノーヴェ(Nove)は、イタリア語で数字の「9」を意味する。クローン培養。
赤い髪をし、少年的な雰囲気を纏っておりスバルに良く似た容貌を持つゆえファンから「2Pカラースバル」と呼ばれることも多いが、、実はクイント・ナカジマの遺伝子を使用したクローン体で、スバルやギンガとは直接的な遺伝子上の「姉妹」にあたる。
白兵戦に優れた典型的な前線戦闘員で能動的な性格をしており、スカリエッティに従順なナンバーズの中で唯一自らの意思で行動しようとしており、ナンバーズの上に立つという「聖王の器」ヴィヴィオを見定めようとしていた。
この時期は短気で常に不機嫌なため、敵はもちろん「仲間」であるはずのにも他のナンバーズ達にすら威圧的な態度を取るが、何かと世話を焼いたチンクは姉として強く慕っていた。そのためチンクに重傷を負わせたスバルやティアナ達に対する報復を第一に考えていた。
固有武装はスバルのリボルバーナックルを模して作られた簡素な篭手「ガンナックル」と、マッハキャリバーを模して作られたナックルスピナーを備えるローラーブーツ「ジェットエッジ」で、ISは黄色のウィングロード「エアライナー」も含めた格闘能力の総称で「ブレイクライナー」。これら固有武装は、『ViVid』の頃にはノーヴェ用のインテリジェントデバイス「ジェットエッジ」として、バリアジャケットのデザインに変更が加えられた形で用いられている。
最終決戦においてウェンディ・ディードと共にティアナを追い詰めるが敗北、ティアナの説得を受け入れ保護される。後に海上隔離施設で他の姉妹達と共に更生プログラムを受ける。
「サウンドステージX」では、ゲンヤが保護責任者となったため「ノーヴェ・ナカジマ」と名を変え、チンク、ディエチ、ウェンディらと共にN2Rというユニットを結成して行動する。ゲンヤが義父親になってからも、恥ずかしがっているせいかなかなか「父さん」と呼べずにいた。マリアージュ達がマリンガーデンを襲撃した際には災害特例によりヴォルツの指揮の下救助活動を行なっている。見た目がスバルと瓜二つなため、イクスヴェリアが双子と勘違いしたことがある。
「ViVid」の頃には皆とすっかり打ち解けていて、以前の不機嫌さも無くなって人当たりが良くなっている。クイントの血を継いでいるためか、面倒見が良く世話焼きな一面を覗かせるようになっている。勉強熱心であり、ストライクアーツのインストラクターの資格や二種看護師資格、救助隊民間協力者各種資格など様々な資格を取得している。
「ストライクアーツ」の有段者で、自身も修行中の身と言いながらもヴィヴィオ・リオ・コロナの指導に当たっている(当初はスバルやギンガから基礎を教わって独学で修行していたヴィヴィオの指導から始めている)。ただ、スバルやギンガが会得しているシューティングアーツではなく、ストライクアーツを学んでいる理由は不明。
メインキャラの中で覇王イングヴァルトを名乗るアインハルトと最初に遭遇した人物であり、その際に相打ちに近い敗北を喫した後は彼女の面倒を積極的に見るようになった。そのためアインハルトが本音を漏らす数少ない人物の一人となっている。アインハルトを熱心かつやや強引に旅行に誘う姿を見たディエチからは「つくづくスバルとは姉妹」と評されている。IMCSに参加することを決意したヴィヴィオ達のコーチとして本格的に指導することになり、自身はヴィヴィオの専属コーチとして彼女に特訓を行う。アインハルト対コロナの試合ではコロナの専属コーチのオットーと共にセコンドに付く。
「Force」でもヴィヴィオ達の指導を続けている模様で、特務六課には招集されていない。