概要
人体に身体能力を強化するための機械部品をインプラントし、人の身体と機械を融合させ、常人を超える能力を得たサイボーグの総称。
天賦の才や地道な訓練に頼る「魔導師」とは異なり、誕生に人為的な力を介在させることで安定した数の武力を揃えられる技術であるが、倫理的な面に大問題を抱えており、現在では違法とされる技術でもある。
鋼の骨格と人工筋肉を持ち、遺伝子調整やリンカーコアに干渉するプログラムユニットの埋め込みにより高い戦闘力を持つ他、インヒューレントスキル(通称:IS)という特殊技能を持つ。
魔法発動時に魔法陣が出現するように、IS発動時はISテンプレートと呼ばれる陣形が出現する。両バージョンのOPのラストでレリックの周りを取り巻いている模様がそのテンプレート。
また、生誕には「純粋培養」と「クローン培養」の二種があり、「純粋培養」は安定した量産型、「クローン培養」は素体の個々人の能力再現を目的としたクローンで造られている。
さらに「コンシデレーション・コンソール」と呼ばれる「条件付」を利用した洗脳技術は特定の条件を満たしている間、影響下にある戦闘機人は自我を喪失、怒りや悲しみの感情を強化。身体の限界を無視して全ての能力を破壊衝動へ振り向ける。
戦闘機人の量産・商品化を見越して製作した物だが、無論、人造魔導師にも施される。
元は旧暦の頃より幾度も開発が試みられた人型兵器で、もっとも完成の域に達したものはほとんど存在しないという難技術で倫理的、技術的な問題からタブー視されている。
非合法組織では未だに開発が進んでいたが、「拒絶反応」や「長期使用における機械部分のメンテナンス」など本来人体に機械を移植・融合させることは免疫を初めとした幾つもの問題があり、実用化は不可能と目されていた。
しかしジェイル・スカリエッティは「ヒトをあらかじめ機械を受け入れる素体として生み出す」という手段を生み出し、素体に人造魔導師という「誕生段階で肉体が調整された素材」を用いる事によって実用段階までこぎつけ、ある種の機械生命体ともいうべき「戦闘機人」技術を完成させた。
この技術により、「拒絶反応」や「長期使用における機械部分のメンテナンス」といった問題が解決し、多くの違法研究者が戦闘機人を開発するようになった。
かつては管理局最高評議会主導の下で、戦闘機人技術を実用寸前までこぎつけたが、諸々の事情で計画が頓挫し、その技術をスカリエッティが改良し続け誕生したのがナンバーズである。
なお、タイプゼロはスカリエッティの技術が用いられているものの、製作者やそのコンセプトは異なり、スカリエッティとは異なる組織により生み出された戦闘機人の試作機で、いわばナンバーズのオリジナルとも言える存在。
ギンガは「タイプゼロ・ファースト」、スバルは「タイプゼロ・セカンド」と呼ばれる。定期的なメンテナンスを必要とするものの、外見年齢の変わらないナンバーズとは異なり年齢に応じて成長がみられる。