概要
キセキの世代の一人で海常高校バスケ部エース、黄瀬涼太と海常高校バスケ部主将、笠松幸男のカップリングである。
身長的にはぴったりだが、黄瀬は高一で笠松は高三という、年齢的にも上下関係的にも列記とした下剋上CPである。身長差は11cm。
また、黄瀬と並ぶとどうしても笠松が小柄に見えるが、彼も身長178cmと決して小柄では無い。
ただ、笠松は海常スタメン中で一番小柄ではある。
ちなみに
*身長 11cm差
*体重 11kg差
*背番号 7+4=11
*誕生日の日付 7/29.6/18 29−18=11
*誕生日の月 7月の11ヵ月後が6月である
*書数 黄・笠、共に11画である
これが運命と思うか
思わないかは あなた次第である。
本編描写(単行本22巻まで)
■対誠凛戦(練習試合)
初登場の笠松は、既に黄瀬を「シバく役」として定位置になっている。
黄笠クラスタ以外はおそらく普通に見れたであろう「俺を見ててください」の台詞は、こちらすれば大打撃だ。
負けて涙する黄瀬に対し周囲の部員が「練習試合だろたかが···」と遠巻きに見るが
笠松だけは黄瀬を蹴り飛ばし、
「そのスッカスカの辞書 に、ちゃんと『リベンジ』って単語追加しとけ!」
と声をかける。笠松さんマジ男前
当時から黄瀬を手なづけているような印象を持つが、この試合中で笠松が黄瀬を「エース」という場面はない。
■対桐皇戦(IH準々決勝)
ファンから貰った物を笠松さんに見せ、シバかれる黄瀬は満更でもなさそうであり、5分前になったら呼べという笠松。
(4月からの間に一体何があった···)
笠松は、去年のIHの敗因は自分のパスミスであること話す。
それに対し黄瀬はそっけない返事をし、また笠松もそっけなく返す。
だが···
「今日は勝つっス なんか負けたくなくなっちゃったんスよ ムショーに」
ムショーにじゃねーよ!!笠松さんのこと聞いたからでしょ!?!?
と言わざるを得ない。
「うちの黄瀬」「うちのエースを信じろ」「頼むぜ黄瀬」という言葉の節々
黄瀬のことを多く語る
タイムアウトで黄瀬を見つめる
点が入ったときに腕を合わせる etc
今までにはなかった、大きな信頼が見て取れる。
最後の一騎打ちで笠松へのパスを選ぶ黄瀬···それが通らず諦めかける黄瀬の頭を叩く笠松···
試合が終わり、足の負担により立ち上がれない黄瀬に手をさしのべたのも笠松だ。
アニメ演出を見ても、あのとき黄瀬にとって笠松は輝いて見えたのではないだろうか。
「センパイ、俺···」
と絞り出した声、黄瀬の頭をなでる笠松に泣きつつ、萌えるのは性。
そしてロッカールームで涙する笠松に、戻らず前へ進もうと唇を噛む黄瀬という切なさ···
ああ、奥深い黄笠
■対福田総合高校(WC準々決勝)
元帝光バスケ部であった灰崎のいるチームとの試合。
笠松との絡みは少ないものの、ボールを回したり黄瀬について語ったりラストの黄瀬のダンクにパスを出したのも笠松だ。
そしてこの試合では黄瀬のゲスイ発言を残し、それによりゲス瀬×笠松さんという妄想が蔓延ったのはいうまでもない。
■対誠凛戦(WC準決勝)
試合前に、軽くアイサツといって黄瀬にアゴで指図してレーンアップを見せ付ける。
犬かお前は。笠松さんマジブリーダー。
開始直後からパーフェクトコピーを使う黄瀬。そして彼の足の不調を見抜き厳しい言葉で交代させる笠松。
それはインターバルを挟んでも続き、笠松は黄瀬の未来を選んだのだろう。
そして黄瀬の回想により明らかになる過去。
入部したてのなめきっていた黄瀬に「お前はもう海常一年黄瀬涼太」と言う笠松。
それに対し
「ただなんとなく 海常の黄瀬ってのは気に入った」
などというモノローグが、ふんわりとしたトーンによって語られる。恋に落ちたみたいなトーンですね。
更に桐皇戦後について、敗北が自分のせいだという黄瀬に「チームを勝たせるのがエースの仕事」という言葉をかける。
そして絶対絶命になった海常に、黄瀬は立ち上がり
「チームを勝たせるのがエースの仕事ッスよね
今行かなきゃエースじゃない
もし行かなかったら絶対後悔する だって
オレ、海常···好きなんスもん」
笠松に言われた言葉を用いて、海常への想いを語った。
■試合以外
第19Q
3年の笠松と入ってきたばかりの1年の黄瀬が何故か2人で試合を観戦するという···黄笠クラスタの心中はご察しください。
主将とエースとして来たにしても、他スタメンがいないのは何故なんだ。
第36Q
伝説と名高いお好み焼きデートである。
すぐ高尾によって席が外れてしまうが、この時ほど高尾を恨んだことはないだろう。
第191Q
笠松先輩カーディガン扉絵事件である。
多くの大人のお姉さんを爆発させた。単行本では背景が加筆されている。
ちなみに全体的にサイズが大きかったため、「それは黄瀬のものでは···?」という言葉がまことしやかに囁かれた。
また、同じ3年の森山がいるにも関わらず笠松のすぐ近くを歩いたり、黄瀬が緑間からのメールを笠松に見せたり、1on1をしたがったりといった描写も見られる。
···なんなんじゃい。
本編以外の描写
■アニメ
基本的には原作に沿った内容なので特筆すべき点はない。
あるとしたら妙に距離が近くなっている所、誠凛戦後のカットで笠松が笑う所、
そしてエンドカード、EDカットである。
*エンドカード 第3話「勝てねェぐらいがちょうどいい」
何故電話をしているんですか?カップル?
黄瀬の嬉しそうな笑顔と、笠松の眉をひそめた表情はよく描かれる黄笠絵そのものであり、まさにカップル。
笠松がガラケーなのに対して黄瀬がスマホという違いにもお姉さんたちは萌えた筈だ。
*EDカット 第16話「やろーか」
はい、デートですねありがとうございます。
二期OPは勿論「落ちぶれてないと」の2秒を見てほしい。
この2秒で人を萌やすことができるのだから、恐ろしい。
■小説版
黒バス小説「-Replace-」に収録されている
「海常高校バスケ部青春白書~夏休みはまだ終わらせない~」
「海常高校バスケ部青春白書~夏休みはまだまだ終わらせない~」
では、本編では描写されていない笠松の「女子が苦手」という点が描写される。
この点について可愛すぎだろうと悶絶したのは一人や二人ではないはずだ。
普段男らしく頼れる主将であるが故のギャップがたまらない。
黄瀬の「女子に好かれる」という点との違いも素晴らしい。
他にも、小説では
ナンパに乗り気ではなかった黄瀬が「笠松の息抜きになると思えば悪くない」と思ったり
黄瀬が笠松のことを「新手のツンデレですか」とこぼしたり
言葉をかわさずとも視線で会話したり
森山の笠松への思いやりについて話すシーンでは、何故か笠松のことを語りだす始末。
······勘弁してほしい。
■黒子のバスケ16巻スペシャルドラマCD
本編でのお好み焼き回に追加脚本して収録されたものである。
大体の筋書きは同じだが、追加脚本により黄笠具合が割り増しした。
日向、笠松、リコ、高尾のテーブルでの会話が追加されており、そこで
「最近ちょっと変わってきたんだよ、黄瀬のやつ ちょっとづつだけどな」
と、いう台詞。あまりにも優しく柔らかで嬉しそうな声色に聞こえてしまうのは仕方ないことだろう。
誠凛戦以降での黄瀬のささいな変化に、笠松はこの時点できちんと気付いていたのだ。
そしてお好み焼きを投げあうシーンでは、緑間が避けたお好み焼きが笠松に直撃してしまう。
そこでハンカチを使ってくださいと、真っ先に駆け寄る黄瀬。彼氏か。
しかしこの後「やられたら倍返しは基本だよな」と言う、なんともな男前具合であった。
■セイシュンTIP-OFF!! ~ MVP黄瀬ver.
「何スか!どうしてシバかれんスか!これってやっぱり愛ってやつスか!?」
死んだ