概要
キセキの世代の一人で海常高校バスケ部エース、黄瀬涼太と海常高校バスケ部主将、笠松幸男のカップリングである。
身長的にはぴったりだが、黄瀬は高一で笠松は高三という、年齢的にも上下関係的にもれっきとした下剋上CPである。身長差は11cm。
また、黄瀬と並ぶとどうしても笠松が小柄に見えるが、彼も身長178cmと決して小柄では無い。
ただ、笠松は海常スタメン中で一番小柄ではある。
ちなみに
*身長 11cm差
*体重 11kg差
*背番号 7+4=11
*誕生日の日付 7/29.6/18 29−18=11
*誕生日の月 7月の11ヵ月後が6月である
*書数 黄・笠、共に11画である
*頭文字 2人の頭文字「K」はアルファベット順において11番目
*黄瀬の総画数が11+19+11+4=45画、笠松の総画数が11+8+8+7=34画で2人の差が11画数
*キャラクターソング DUET SERIES Vol.11
(2015年3月26日付オリコンデイリーCDシングルランキングで11位を記録)
これが運命と思うか
思わないかは あなた次第である。
本編描写(単行本22巻まで)
■対誠凛戦(練習試合)
初登場の笠松は、既に黄瀬を「シバく役」として定位置になっている。
黄笠クラスタ以外はおそらく普通に見れたであろう「俺を見ててください」の台詞は、こちらからすれば大打撃だ。
負けて涙する黄瀬に対し周囲の部員が「練習試合だろたかが…」と遠巻きに見るが
笠松だけは黄瀬を蹴り飛ばし、
「そのスッカスカの辞書 に、ちゃんと『リベンジ』って単語追加しとけ!」
と声をかける。笠松さんマジ男前
当時から黄瀬を手なづけているような印象を持つが、この試合中で笠松が黄瀬を「エース」という場面はない。
■対桐皇戦(IH準々決勝)
ファンから貰った物を笠松さんに見せ、シバかれる黄瀬は満更でもなさそうであり、5分前になったら呼べという笠松。
(4月からの間に一体何があった…)
笠松は、去年のIHの敗因は自分のパスミスであったことを話した。
それに対し黄瀬はそっけない返事をし、また笠松もそっけなく返す。
だが…
「今日は勝つっス なんか負けたくなくなっちゃったんスよ ムショーに」
「うちの黄瀬」「うちのエースを信じろ」「頼むぜ黄瀬」という言葉の節々
黄瀬のことを多く語る
タイムアウトで黄瀬を見つめる
点が入ったときに腕を合わせる etc
今までにはなかった、大きな信頼が見て取れる。
最後の一騎打ちで笠松へのパスを選ぶ黄瀬···それが通らず諦めかける黄瀬の頭を叩く笠松···
試合が終わり、足の負担により立ち上がれない黄瀬に手をさしのべたのも笠松だ。
アニメ演出を見ても、あのとき黄瀬にとって笠松は輝いて見えたのではないだろうか。
「センパイ、俺…」
と絞り出した声、黄瀬の頭をなでる笠松に泣きつつ、萌えるのは性。
そしてロッカールームで涙する笠松に、戻らず前へ進もうと唇を噛む黄瀬という切なさ···
ああ、奥深い黄笠
■対福田総合学園高校(WC準々決勝)
元帝光バスケ部であった灰崎のいるチームとの試合。
笠松との絡みは少ないものの、ボールを回したり黄瀬について語ったりラストの黄瀬のダンクにパスを出したのも笠松だ。
■対誠凛戦(WC準決勝)
試合前に、軽くアイサツといって黄瀬にアゴで指図してレーンアップを見せ付ける。
開始直後からパーフェクトコピーを使う黄瀬。そして彼の足の不調を見抜き厳しい言葉で交代させる笠松。
それはインターバルを挟んでも続き、笠松は黄瀬の未来を選んだのだろう。
そして黄瀬の回想により明らかになる過去。
入部したてのなめきっていた黄瀬に「お前はもう海常一年黄瀬涼太」と言う笠松。
それに対し
「ただなんとなく 海常の黄瀬ってのは気に入った」
などというモノローグが語られる。
更に桐皇戦後について、敗北が自分のせいだという黄瀬に「チームを勝たせるのがエースの仕事」という言葉をかける。
そして絶体絶命になった海常に、黄瀬は立ち上がり
「チームを勝たせるのがエースの仕事ッスよね
今行かなきゃエースじゃない
もし行かなかったら絶対後悔する だって
オレ、海常…好きなんスもん」
笠松に言われた言葉を用いて、海常への想いを語った。
■試合以外
第19Q
3年の笠松と入ってきたばかりの1年の黄瀬が何故か2人で試合を観戦するという···黄笠クラスタの心中はご察しください。
主将とエースとして来たにしても、他スタメンがいないのは何故なんだ。
第36Q
伝説と名高いお好み焼きデートである。
第191Q
笠松先輩カーディガン扉絵事件である。
多くの大人のお姉さんを爆発させた。単行本では背景が加筆されている。
ちなみに全体的にサイズが大きかったため、「それは黄瀬のものでは···?」という言葉がまことしやかに囁かれた。
また、同じ3年の森山がいる(小堀含む他部員の描写まで写っていない)にもかかわらず笠松のすぐ近くを歩いたり、黄瀬が緑間からのメールを笠松に見せたり、1on1をしたがったりといった描写も見られる。
本編以外の描写
■ジャンプ+(epilogue1 海常高校編)
模試の結果が思わしくなく、落ち込んだ笠松を慰めるべく小堀が「黄瀬でも蹴飛ばせば気分も晴れるって」と発言。
蹴飛ばすとはひどい発言だと森山にツッコミを入れられつつも何だかんだで体育館に向かう辺り、笠松に元気がない時は黄瀬を与えれば良いというのはチーム内ではデフォのようです。
そうして向かった先では真面目に部活動に取り組む黄瀬たちの姿が。
「エースは前だけ見てれば良い」
何時かの笠松の言葉通りに前を向いて頑張っている黄瀬をはじめとしたチームメイト達の姿に心を動かされる笠松。
そして改めて受験勉強を頑張る決意を固めるのですが、その時の横顔がどうみても黄瀬に見惚れているようにしか見えませんのでクラスタは必見。
■黒子のバスケEXTRAGAME 第5Q「あとはまかせろ」
ジャバウォックとの試合が続く中、チームの劣勢を跳ね返す為、黄瀬は自ら損な役回りに回ることを選択する。
「流れ的に仕方なかったとはいえヘコむっスわ」などと内心ぼやいてはいるが、決して嫌だとは思っていない。
それが最善ならためらったりするもんか
『勝ってくれ。オレ達が今までやってきたバスケを証明するために』
勝つためならなんだってやってやる!
チームの勝利のため、そして笠松の願いを叶えるため、ゾーンに入った黄瀬。
ゾーン入りはしないかと思われた黄瀬が、笠松を気遣い、笠松の願いを背負ってゾーン入りするというまさかの展開に全黄笠クラスタが震えた。
数多の黄笠クラスタの想像を遥かに上回る藤巻神に心の底から有り難うと言いたい。
■アニメ
基本的には原作に沿った内容なので特筆すべき点はない。
あるとしたら妙に距離が近くなっている所、誠凛戦後のカットで笠松が笑う所、
そしてエンドカード、EDカットである。
*エンドカード 第3話「勝てねェぐらいがちょうどいい」
何故電話をしているんですか?カップル?
黄瀬の嬉しそうな笑顔と、笠松の眉をひそめた表情はよく描かれる黄笠絵そのものであり、まさにカップル。
笠松がガラケーなのに対して黄瀬がスマホという違いにもお姉さんたちは萌えた筈だ。
*EDカット 第16話「やろーか」
はい、デートですねありがとうございます。
一期2クール目OPは勿論「落ちぶれてないと」の2秒を見てほしい。
この2秒で人を萌やすことができるのだから、恐ろしい。
*エンドカード 第53話
写真立てに飾られた何かを見つめる黄瀬と、その黄瀬を優しい顔で見つめる笠松の姿。
ちなみにこの回は試合終了後、黄瀬の元に駆けつけた笠松が嬉しそうに黄瀬の髪を両手でぐしゃぐしゃにする→「バカになるっスよ~」などと言いながらも満更でもない黄瀬のやり取りも見られるので是非ともチェックして欲しい。
*DVD(BD)特典ドラマCD 2巻、4巻
2巻は黄瀬、4巻は笠松がそれぞれメインを担当している。
4巻は海常クラスタに特にお勧めだが黄笠クラスタにも是非聞いてもらいたい。
■小説版
黒バス小説「-Replace-」に収録されている
「海常高校バスケ部青春白書~夏休みはまだ終わらせない~」
「海常高校バスケ部青春白書~夏休みはまだまだ終わらせない~」
では、本編では描写されていない笠松の「女子が苦手」という点が描写される。
この点について可愛すぎだろうと悶絶したのは一人や二人ではないはずだ。
普段男らしく頼れる主将であるが故のギャップがたまらない。
黄瀬の「女子に好かれる」という点との違いも素晴らしい。
他にも、小説では
ナンパに乗り気ではなかった黄瀬が「笠松の息抜きになると思えば悪くない」と思ったり
黄瀬が笠松のことを「新手のツンデレですか」とこぼしたり
言葉をかわさずとも視線で会話したり
森山の笠松への思いやりについて話すシーンでは、何故か笠松のことを語りだす始末。
…勘弁してほしい。
■黒子のバスケ16巻スペシャルドラマCD
本編でのお好み焼き回に追加脚本して収録されたものである。
大体の筋書きは同じだが、追加脚本により黄笠具合が割り増しした。
日向、笠松、リコ、高尾のテーブルでの会話が追加されており、そこで
「最近ちょっと変わってきたんだよ、黄瀬のやつ ちょっとずつだけどな」
と、いう台詞。あまりにも優しく柔らかで嬉しそうな声色に聞こえてしまうのは仕方ないことだろう。
誠凛戦以降での黄瀬のささいな変化に、笠松はこの時点できちんと気付いていたのだ。
そしてお好み焼きを投げあうシーンでは、緑間が避けたお好み焼きが笠松に直撃してしまう。
そこでハンカチを使ってくださいと、真っ先に駆け寄る黄瀬。彼氏か。
しかしこの後「やられたら倍返しは基本だよな」と言う、なんともな男前具合であった。
■セイシュンTIP-OFF!! ~ MVP黄瀬ver.
「何スか!どうしてシバかれんスか!これってやっぱり愛ってやつスか!?」
全黄笠クラスタが震えた
■セイシュンTIP-OFF!! ~ MVP笠松ver.
「とんでもねーのがいるのはこっちも同じだぜ」
いつでも黄瀬自慢を忘れない辺りさすがである
■DRAMA THEATER 3rd GAMES すれ違っているかもしれません
笠松と森山に誘われた黄瀬の三人が他校メンバーとのやり取りを交わしながら夏祭りを楽しむというもの。
「この馬鹿!走るんじゃねぇ!」
…真っ先に黄瀬の足を心配して怒鳴るセンパイは黄瀬を大事にしすぎです。
しかも素直に「心配だから」と言えない辺りが可愛い。
「笠松センパイやっさしい!」「うっせ! さっさと教えろ!」「はぁい♪」
なにこれかわいい
「あー…もしかしてカントクさんのこと意識しちゃいました?」
今日のリコは確かに可愛いからな、と同意した木吉に対して「ああ、笠松センパイはそういうのじゃないんで!」
ここはきちんと主張しておきたいらしいです。彼氏か。
この後にこめかみをグリグリされてるのがまた可愛い。
そして二人の身長差を考えるとおそらく黄瀬が屈んで自ら受け入れているんじゃないかと思われます。…彼氏か。
■グッズ展開
・黒バスフォトコレ第3弾 ペアコレ
練習中に黄瀬を頭付く笠松なのだが、黄瀬がすごく嬉しそう。嬉しそう。
片面はお好み焼き屋に入りたい、と笠松のカバンをひっぱる黄瀬。
・黒子のバスケ クリアBIGカード4Q
クレープを食べる2人を見ることが出来る。普通男子高校生がクレープ2人で食べるか??
・「黒子のバスケ」スクールデイズコレクション
二人でアイスを食べながら帰宅中の風景。
嬉しそうな黄瀬に対して「仕方ねぇな」と言わんばかりの笠松。
二人ともに右利きなのにわざわざ左手でアイスを持つ黄瀬は本当はセンパイと手を繋ぎたいんですかそうですか。