概要
漫画『黒子のバスケ』に登場する虹村修造と灰崎祥吾のBLカップリング。
虹村は「キセキの世代」と灰崎が中学1年の頃の主将である。
主将である虹村は問題児である灰崎の面倒を見ることが多く、彼が仮病を使って試合をサボっているのを見破った上で、わざわざゲーセンまで赴いて鉄拳を見舞った。
赤司の携帯電話に灰崎から電話がかかってきた際に、真っ先に赤司から携帯を奪って応答したのは他でもない虹村である。その前にも、チームメイトに「連絡ついたか?」と灰崎の様子を尋ねる虹村の描写があるなど、灰崎に対してかなり手を焼いていることが窺える。
それからは何かとセットで描かれることが多く、巻頭カラーでは灰崎の襟足を引っ張る虹村や、集合絵では青筋を立てながら灰崎の頭を掴む虹村、小説では灰崎の頭に手を乗せる虹村のイラストが描かれている。
更に虹村が自ら主将の任を降りた頃から灰崎の素行は悪化し、女遊びや喧嘩を繰り返すようになり、
最終的には(赤司に勧告されてという形ではあるが)自主退部をしてしまう。
自らをシバいていた虹村がいなくなった故か否か、灰崎の心情は明らかになってはいない。
しかし暴力先輩×生意気後輩、部長×問題児、元ヤン×不良など、どちらにせよ美味しい組合せである。
なお、ファンブックの灰崎のプロフィールの苦手なものが虹村修造と表記されていた。
灰崎が唯一敵わない相手とも取れる。
とどめとして、アニメ63Qではアニメ初出演である虹村と灰崎と念願のエンドカードが描かれ、ファンを騒がせた。
休日デートですか??
SPECIAL CD feat.虹村修造
ファン待望のドラマCDでは原作にはない二人の絡みが藤巻先生監修のもと濃く描かれており、灰崎が放っておけない虹村と、そんな虹村から目を背ける灰崎といった、見事なまでの「あ!これ二次創作で見た虹灰だ!」展開を繰り広げてくれた。
入部当時の虹村は今では考えられないほど自信家で、先輩にも食ってかかるほど素行が悪く、髪色も金髪だった。まさに灰崎そのものである。
虹村は灰崎を過去の自分と重ねて見てしまい、どうしても放っておけず、執拗に彼を気にかけた。その執着っぷりは灰崎にストーカー呼ばわりされるほど。
「灰崎、もう逃げんな。」
「逃げて…、なん…か……。」
「ケンカのことじゃねーよ。バァカ。」
居場所を一つに決めるのが怖いんだろうと問う虹村に肯定するかのように戸惑う灰崎、それを分かっているからこそなのか、虹村は主将である以上、灰崎に練習を強要させるつもりのようだ。
ドラマCDでの灰崎は凶悪というよりは反抗期真っ盛りの中学生の印象が強く、彼の動作にファンシーな効果音がついていたり、声を上げて嬉々としながらUFOキャッチャーを操作するなど年相応な一面も垣間見られた。ファンとしては美味しいところではないだろうか。
原作での流れからして、一見灰崎がやり返すことなく虹村にボコられていると思われがちだが、ドラマCDでは虹村相手に二回ほど殴りかかっている。どちらもあっけなく負けてはいるが、なかなかのケンカップルぶりではないだろうか。ガチンコ勝負においてはあの虹村に「筋が良い」「良いパンチだ」など賞賛されていた。
一方虹村は原作での出番が少ない分、より詳しい人柄がドラマCDでしっかりと紹介されていた。本人曰く、灰崎に対する暴力という名の制裁は"あれでも"手加減しているらしい。だが灰崎が転んだ際には「大丈夫か?」と心配しながら駆け寄っている。灰崎を覗いた後輩の前では、一人一人の様子を気に掛けたりと良き先輩だが、灰崎が関わった際の虹村は口調や機嫌がコロコロ変わったりとふざけている場合が多い。恐らく灰崎といる時が素の性格なのではないだろうか。実質、灰崎が練習をサボり続けていた時は機嫌が悪く、部員に灰崎の居場所を何度も伺っていた。灰崎が練習に来た時の虹村はかなり上機嫌なようす。