性格
本名は「矢安宮重清」。ぶどうヶ丘中学校に通う中学二年生。体重110kg。かなりの守銭奴。実年齢より精神年齢は幼く、口癖は「〜だど」「ししっ」「理解不能」。あだ名の由来は彼の両親が「重ちゃん」からたちまち「重ちー」と呼ぶようになったとのこと。某フリーザ様の側近の人によく似た髪型をしている。家では「ゴン太」という名の亀を飼っている。
仗助と億泰と三人で手に入れた宝くじの賞金を独り占めにしようとして一悶着起こしたが、結局は自分一人では宝くじを手に入れることはできなかったと悟り、改心。宝くじの賞金は平等に三等分した。その後偶然にも殺人鬼・吉良吉影に出会い、彼の秘密を知ったために交戦、爆殺されるが、死の間際に吉良の服のボタンを手に入れ、ハーヴェストに運ばせることで仗助達に手がかりを残した。
苗字の「矢安宮」はカナダの歌手ニール・ヤングに由来する。ちなみに仗助と並び、作者の一番のお気に入りキャラクターである。
スタンド ハーヴェスト(収穫)
【破壊力 - E / スピード - B / 射程距離 - A / 持続力 - A / 精密動作性 - E / 成長性 - C】
自称500体以上からなる、小さな群体型のスタンド。遠隔操作が可能で、物を集めることを得意とする。重清はこれを使い、町中に落ちていた小銭を集めていた。破壊力自体は低いものの、相手の皮膚を「集める」能力で削り取ることは可能であり、また眼球や頸動脈といった急所をピンポイントで狙えるため高い殺傷力を発揮する。バケツリレーのように重清自身を運ばせることで、素早い移動も可能。仗助・億泰の二人がかりでも奇策で降参させるのがやっとであり、(一応勝ったはずの)仗助から「ハーヴェストに勝てるやつがいるとは考えられない」と高く評価されている。もっとも、「集める」ことを主な用途とする本体の性格から考えると積極的に戦闘に使うことはないと思われるため、その驚異の戦闘能力が発揮されることは少なかった。スタンド名の由来はニール・ヤングのアルバム「ハーヴェスト」から。
余談
カプコンのゲーム「モンスターハンター3G」で、『ジョジョの奇妙な冒険』とのコラボクエスト「ハンティングに行こう!」の依頼人としてこの矢安宮重清が依頼人として登場してくる。
同じくコラボクエストの依頼人として登場するこの人やあの人等、軒並み依頼人の名前が伏せられている中、どういうわけか彼だけ依頼人の欄に「矢安宮重清」という本名がばっちり書かれてしまっている。
ちなみに、件のクエストで手に入るチケットを入手することで、「スタンドのお面」というハーヴェストを模したオトモ用のお面が作成できる。
また、ピンクのクマのモモで一躍有名となったソネットのメールソフト「PostPet」の開発者である八谷和彦氏は「ハーヴェストを見て、PostPetを思いついた」と語っており、原作者荒木飛呂彦も「行きつけのレコード屋のクーポン券(集めるとレコードが貰える)を集めていて、『捨ててあるクーポンを自動的に集めてくれる奴がいたらいいなあ』と思った」と誕生秘話を明らかにしている。(原作でも、仗助のアイデアで落ちている小銭やスーパーマーケットのクーポン券をハーヴェストに回収させた後、現金化させて一儲けしている。)