概要
小田急江ノ島線にある鉄道駅で、高座郡渋谷村の後身である大和市最南端の駅となっている。駅番号は、OE07。
昭和以前は江ノ島線有数のド田舎と地元民にも蔑まれるほどの古い街並みの残るのどかな駅であったが、長後駅と桜ヶ丘駅の周辺地域の再開発計画の頓挫後に、その予備プランを兼ね、大和市南端の中心地として再開発計画が持ち上がり、2000年代後期頃から再開発が開始された。地元民が再開発に同意するきっかけは地域でもっとも古い歴史を持つ中学校があっさりと移転したからで、それ以降は再開発が順調に進捗していった。開発が一段落した2010年代の終わり頃には、駅周辺にコンビニエンスストアが短い間隔で多数が立地、郊外型の大型スーパーマーケットも複数が駅の双方の出口に存在するようになり、大手家電量販店こそ存在しないが、主婦や子供の日常の買い物には何ら不自由しないベッドタウンへ生まれ変わった。2020年代に入る頃には駅周辺市街が衰退し、その地域ではまともな買い物が不可能に陥った桜ヶ丘駅と長後駅の周辺地域の買い物民の受け皿の顔を持つようになり、新しい建物も増加してきている。その証明かのように、地価もバブル経済期の長後を2017年時点で超え、大和市の南端の新興タウンとしての名声を得つつある(ホームセンターや家電量販店の不在を嘆く声があるものの)。
駅構造
相対式2面2線の地上駅。有効長は20m6両。前後に踏切がある関係上、ホーム延伸は不可能。そのためか、詳細な時期は不明だが、駅舎そのものをずらし、ホームを改めて延伸する計画が立てられたらしい。だが、土地売買の困難さで平成後期までに立ち消えになったという。
利用状況
- 2023年(令和5年)度の1日平均乗降人員は、24,224人である。小田急の駅では42位。
年度別
年度 | 乗降人員 | 順位 |
---|---|---|
2008年(平成20年)度 | 21,188人 | 48位 |
2009年(平成21年)度 | 20,741人 | 49位 |
2010年(平成22年)度 | 21,183人 | 48位 |
2011年(平成23年)度 | 22,409人 | 44位 |
2012年(平成24年)度 | 23,103人 | 44位 |
2013年(平成25年)度 | 23,737人 | 44位 |
2014年(平成26年)度 | 24,032人 | 44位 |
2015年(平成27年)度 | 24,602人 | 44位 |
2016年(平成28年)度 | 25,195人 | 43位 |
2017年(平成29年)度 | 25,493人 | 43位 |
2018年(平成30年)度 | 25,580人 | 43位 |
2019年(令和元年)度 | 25,520人 | 43位 |
2020年(令和2年)度 | 19,788人 | 40位 |
2021年(令和3年)度 | 21,419人 | 42位 |
2022年(令和4年)度 | 23,308人 | 42位 |
2023年(令和5年)度 | 24,224人 | 42位 |
隣の駅
関連タグ
東京都渋谷区:この駅の辺りにルーツを持つ豪族の渋谷氏によって支配された地域として名付けられたとされる。
渋谷駅:こっちの方が古い。