櫻井了子
さくらいりょうこ
CV:沢城みゆき
人物像
シンフォギアシステムの開発者。
シンフォギアを初めとする異端技術「聖遺物」を動作させる櫻井理論の提唱者。
シンフォギア適合者達のメディカルチェックに加え、聖遺物の管理や二課本部の防衛システム構築など、特異災害対策機動部二課の主要技術を一手に引き受ける。
呑気でマイペースな性格だが、「出来る女」や「天才考古学者」を自称する自信家である。また、ノイズに対し素手で干渉・対抗する謎の力を持っている。
彼女を一言で表すなら「犯人はヤス」ということになるが、その理由については以下で記述する。
※この先、アニメ本編に対するネタバレがあります。
その正体は雪音クリスとノイズを操り、暗躍していた謎の女・フィーネ。
かつて風鳴翼のシンフォギア稼働実験に反応し、了子の人格を支配した、先史文明の巫女の亡霊である。
フィーネの子孫が高密度フォニックゲインに触れる事で代々のフィーネの記憶を引き継いだ人格が現れるように細工されており、その子孫たる了子もまた、彼女の人格に取り込まれている。
彼女は特異災害対策機動部二課本部に偽装する形で、巨大な荷電粒子砲カ・ディンギルを建造、かつて己の恋心を拒絶した、創造主への妄執を原動力に、人の言語と思想を分断する監視装置たる月の破壊を企てた。
そして、その過程で立花響が聖遺物と融合を果たした事に興味を抱き、クリスを利用して彼女の拉致を画策しつつデータを集め、自身も完全性異物「ネフシュタンの鎧」と融合を果たす。
カ・ディンギルによる月への攻撃「ルナアタック」は離反したクリスの手によって一部しか破壊出来ずに終わり、更にカ・ディンギルも翼の特攻で破壊され、最期の抵抗としてデュランダルとネフシュタンの鎧という二つの完全聖遺物の力でノイズを取り込み、「黙示録の赤き竜」として限定解除したシンフォギアを纏った奏者達との決戦に挑むも、敗北。最期は月の破片を地上へ落下させようとするが、立花響の優しさに触れ、「櫻井了子」として彼女を励まし消滅した。
「創造主に近づくために塔を建造した」「それが神の怒りに触れ、世界の言語を引き裂く結果を招いてしまった」など、彼女の辿ってきた道筋からは、ある建造物の名前が連想される。
また、今後も「フィーネ」が現れる可能性があるが、フィーネは歴代のフィーネの記憶を受け継いでいる為、今後現れるフィーネは了子としての記憶を受け継いでいる事になる。