カ・ディンギルによる月への攻撃「ルナアタック」は自身が切り捨てたことで敵に回ったクリスの手によって一部しか破壊出来ずに終わり、さらにカ・ディンギルも翼の特攻で破壊された。最後の抵抗としてソロモンの杖とネフシュタンの鎧という2つの完全聖遺物の力でノイズを取り込み、「黙示録の赤き竜」としてエクスドライブモードを発現したシンフォギアを纏った装者達との決戦に挑むも、敗北。最期は月の破片を地上へ落下させようとするが、フィーネとなった自分に最後まで「櫻井了子」として接する立花響の優しさに触れ、「何度も蘇るなら自分がしてきたことを後の世に伝えてほしい」との響の願いを聞き届け、月の破片を破壊を決意する彼女を「櫻井了子」として励まし消滅した。

様々な組織で暗躍し、歴史を超え、身勝手に多くの罪の無い人々を殺し、さらには月の破壊という人類史上最大の環境破壊を成し遂げようとした張本人であるが、その原動力は乙女心と恋心という、女性であれば誰であろうと抱くものであった。

なお、「創造主に近づくために塔を建造した」「それが神の怒りに触れ、世界の言語を引き裂く結果を招いてしまった」など、彼女の辿ってきた道筋からは、ある建造物の名前が連想される。

また、（本来の了子の人格がそうであるかは不明だが）ヌーディストであり、彼女がアジトとしている城では基本的に服を身に付けずに過ごしていた。

第2期以降では

ルナアタック後もフィーネの血を引く者達は世界中に存在しており、その後かつて彼女が器として用意していた「レセプターチルドレン」の1人である月読調が新たな器として覚醒する。

しかし、彼女は響の願いとは裏腹に、世界を彼女らへと託して二度と目覚めずに眠り続けるつもりでいた。そのため、調が暁切歌のイガリマの絶唱を受けたとき、精神を切り裂くダメージを身代わりに受け止める。そして人類の未来を今を生きる人間達に託し、完全に消滅した。

ちなみに、調が新たな転生体だと実際に判明する以前にも、初対面のはずの風鳴弦十郎に「相変わらずなのね」と発言したり、「胸の歌を、信じなさい」という、かつてフィーネが響に向けた言葉を口にする（しかもこの際、瞳の色が普段の暗めのピンクから、フィーネと同じ金色に変化していた）など、フィーネ自身にその気がなくとも無意識下で影響が出ていたと思わしき描写があった。

そしてシリーズ完結作『戦姫絶唱シンフォギアXV』にて、バラルの呪詛の正体、そして彼女が愛した男性の真実が明らかになる。

XDでは

XDのストーリーでは並行世界の櫻井了子だけでなく、並行世界のフィーネも登場する。

『片翼の奏者』の櫻井了子

本編とほぼ変わらない性格や役割であり、この世界で唯一の装者である奏を弦十郎とともに支えている。ただしフィーネに覚醒しているかは不明。

『先覚の協力者』のフィーネ(櫻井了子)

　計画を早い段階で弦十郎に防がれたことで二課に所属したままになっている。また、本作では髪を下した白衣姿という１枚絵の描写や弦十郎といい関係になったもしフィーネの正体がもっと早くに分かっており、手を取って戦うことが出来たらというIF設定のフィーネを見ることが出来る。

普段は科学者として弦十郎を支えてるが、本部を襲われた際や有事の出来事の際は自らネフシュタンの鎧を纏って戦場にまかり出ている。

　続編の『ティアーズ・オブ・ピースメーカー』では並行世界のクリスの両親の危機を知り懇願を受ける形でバルベルデにわたりドイツ軍とブリル協会と戦う。この時、ネフシュタンの鎧と同系型のネフシュタンの権杖に苦戦を受けるが加勢に現れた弦十郎（＋土産）が加勢に加わりさらに軽口を見せるなど信頼関係もよくなっており、はたから見たら弦十郎が尻に敷かれてるようにも見える。

また、メモリアカードにおいて弦十郎と一緒にスパイの様な恰好を着て任務に挑むときもあり見事なコンビネーションを見せるなど友好な関係を取っている。

後にこのエージェントスタイルはギャラルホルン編最終章で錬金術協会との支援に現れる。しかし、ウェル博士のいつものキャラっぷりに珍しく彼女が小言をいう立場になった。