概要
開催期間 | 2020年1月31日~2月29日 |
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『機械仕掛けの奇跡』と同一の並行世界が舞台であり、この世界の翼とクリスが新たに登場する。
楽曲としては、『戦姫絶唱シンフォギアGX』にて翼とクリスのデュオ曲として披露されている。
bayonetとは銃剣のことで、意訳で「銃剣突撃」または「銃剣が引き受ける」。
登場人物
二課
引き続き登場。
今回は長年音信不通だった娘と再会し、彼女との対立に心を痛める。
二課のトップが八紘である理由(平行世界の分岐)も本作で明かされる。
なお、実の娘に対して本編と同じく不器用な優しさを見せている。
一方で言葉足らずなのを自覚してなのか、保護しているシャロン曰く、過保護なまでに心配して声をかけてくるという。
本編世界と違って弦十郎との仲は険悪だが、八紘としては憎んでいるわけではない。
- シャロン
引き続きヒロインとなり、囚われの姫ポジションに。
本作では多くの台詞を喋っており、響達や二課の面々を信頼していることを口にする。
影護
この世界の弦十郎が立ち上げた組織。
回収した聖遺物を悪用されないため、封印もしくは破壊することを目的としている。
2年前にドゥームズデイと遭遇し、司令の弦十郎や櫻井了子を含む大半のメンバーが死亡し、一度壊滅しかけている。
並行世界の翼。
本編世界の翼との外見上の違いは、後ろ髪が肩口までのボブカットになっていること。
男勝りな性格でスポーティーな服装を好み、一人称は「オレ」。
クリスを名前で呼び、可愛いと褒めちぎる。
並行世界のクリス。
本編世界のクリスとの外見上の違いは、後ろ髪が束ねられていないロングヘアになっていること。
大人しい性格で口数が少なく、露出の少ない服装を好む。
一人称は「わたし」で、翼を名前で呼ぶ。
影護の現司令である男性。
その名の通り風鳴一族の一員であり、弦十郎の兄のひとり(本編世界に彼が存在するかどうかは不明)。
名前からすると九人目の兄か。
性格は温厚だが生真面目で冷静沈着。
部下となるAnother翼・クリスに対しても敬語で接し、紳士的な振る舞いをする。
ゲストの司令塔キャラや権力者が軒並み黒幕ということが多い『XD』においては数少ない人格者。
弦十郎の死後に影護へ加入したようで、同時に司令を引き継いで当初は先の悲劇を起こさないために「危険な聖遺物への対処」という組織の理念を第一に考えていた。
このため途中までは胡散臭い雰囲気も漂わせており、また黒幕かと騒がれていた。
だがそれは「人を守る」という弦十郎個人の理念にあえて背き、手段を問わず悪党と呼ばれることを覚悟で組織の維持と行動理念の遵守に努めていたため。
しかし翼とクリスの、「弱き者を救うために戦う」という行動に、弟の遺志を思い出し、犠牲を問わないという考え方を大いに反省している。
シャロンをさらった理由も「二課によって過酷な実験を受けさせられている」可能性を考えたため。
シャロンが聖遺物の能力を使って潜水艦のコントロールを奪いあわや沈没となった時も、優しく諌めていた。
政府など権力者への猜疑心が強く、かつ弟の弦十郎を失った事件の記憶から、影護の組織理念に意識が傾倒しやすい部分を除けば根本的には善人。
さらったシャロンのことも事件後は二課に返還させた。
劇中では八紘のことをフルネームで呼んで他人であるかのように振る舞っている。
間接的な共闘後の態度は不鮮明で、兄弟間にどんなすれ違いがあったかは不明。
影護の初代司令。
風鳴の護国思想を本編以上に疎んでおり「世界中を旅して見聞を広め、己を鍛えることこそ護国に繋がる」と考え、関係者に疎まれても自由に海外を飛び回っていた。
一方で家の方針を受け入れつつ柔軟に対応している兄の八紘とは昔から喧嘩が絶えない仲だった。耐えきれなくなった弦十郎はついに八紘と袂を分かち、自分で組織を立てることを決める。
影護としての戦闘装束は騎士のようなマント姿であり、何故か顔は見せていない。
八紘の仕事が多忙な関係で、翼の親代わりのような存在になっていた。出奔する際、翼がほとんど迷わず弦十郎に付いていったほどで、強く慕われている。
八紘目線では、自分と喧嘩は絶えなかったが信用に足る男と評価されている。また、翼のことを自分より思っていたのも弦十郎であろうという理由から、翼の今後を考えて離反を黙認するという形で託している。
当然風鳴家の面々は翼を連れ戻そうとしていたが、そういった家の動きにも圧力をかけ、強引にねじ伏せていたという。
世界中を旅しながら翼とクリスに格闘術を叩き込んで鍛えており、二人からは「先生」と呼ばれていた。しかし2年前に組織が半壊した事件が起きた際、巻き込まれて死亡する。
ただし正確に言えば死体が見つかってないのもあって生死不明扱いで、八紘も「本当に死んだとは思えない」としている。
本編世界と同じように武術に長けているようで、それぞれの近接戦闘スタイルも響寄りになっている。
このシナリオでは二課でなく影護の研究者として登場している。どういう経緯で組織に合流したかは不明。ドゥームズデイとの戦闘中、衝撃波で脇腹に風穴が空いたことで死を覚悟し、命懸けでデータを送った後にドゥームズデイの攻撃で死亡した。立ち絵がないためビジュアルは不明。
ドゥームズデイ
今回の事件の大本に当たる大量殺戮兵器。複数の聖遺物が人為的に組み合わさった二足歩行の自律兵器だが、一度起動すると制御ができないという兵器として致命的な欠点を持つ。
外観は甲殻類を思わせる赤い装甲で覆われており、右腕が巨大なレンチアーム、左腕が3本指のアーム、両肩に3個ずつの計6個の赤いレンズがあり、胸の水色のコアと同時にレーザーを放つ『生体レーザー』を備えている。
米国の研究機関が保有しており、2年前に影護の破壊対象になるが、翼とクリスから発せられたアウフヴァッヘン波形を逆に利用する形で起動、影護と研究機関双方に壊滅的な打撃を与えたが、弦十郎の決死の一撃で機能停止まで追い込まれた。しかし、完全破壊には至らず2年の時をかけて修復されてしまう。