概要
イベントクエスト「BAYONET CHARGE」に登場する並行世界の風鳴翼。
風鳴弦十郎が立ち上げた「影護」という組織に所属しており、雪音クリス(Another)と共に聖遺物を回収する任務に就いている。
仕事が多忙なためまるで家族として接してこなかった父・風鳴八紘との関係は酷く悪化している。そして父の代わりに面倒を見てくれた弦十郎を慕う。さらに風鳴家によって幼い頃から厳しい鍛錬を義務付けられていたことから、実家そのものを忌々しく思っている。そのため弦十郎が風鳴家を出奔する際、彼に付いて行った。
加えて、ドゥームズデイによる暴走事件を予見した際、弦十郎の協力要請を蹴ったことで「影護」が壊滅的な打撃を受けており、これで弦十郎をはじめとした仲間たちを失ったことから父のことさえ激しく恨んでいる。加えて彼が指揮する二課にも不信感を抱いている。
「先生」こと弦十郎を失った心の傷が深く、すぐに熱くなるところがある。そのため弦十郎からは「クリスの笑顔を護れ」と言われたのにもかかわらず、ドゥームズデイへの怒りと弦十郎の死に憤るあまり、「復讐とクリスの安全を護る」という誤った方向性で頭が一杯になってしまっていた。
事件が終わった後、父と非公式に対面を果たし、互いの思いや後悔を話し合う事で長い蟠りも薄れて、一応の和解を果たした。
年齢がクリスと同じなのか、本編の翼が「先輩」と慕ってくれる自身の身内であるクリスを褒めちぎり、その良さを語った際は羨ましそうにしていた。
容姿
サイドテールがあることには変わりはなかったが、本編世界の翼はロングヘアーであるのに対し、後ろ髪を肩口までのボブカットにしており、私服は動きやすさを重視したものを好んでいる。
首にはヘッドホンをぶら下げている。
性格
男勝りなオレっ娘。堅物な本編の翼とは異なり、少年のようなフランクな口調で喋る。
明るく大胆不敵かつさっぱりした性格であり、堅物なところも見られた本編の翼とは似ても似つかない。相手が並行世界の自分であっても一切引かず、相手をおちょくる余裕を見せる程。
パートナーであるクリス(Another)の事を大切に想っており、メモリアカード「お忍びショッピング」ではお揃いのペンダントを買っている。
風鳴家を象徴する、「権力」や「権力の犬のような人間」が大っきらい。
八紘のことは「父上」と呼びつつも、父とは思わない冷たい態度を示していた。が、保護と言う名目で影護に連れて来られたシャロンから八紘の状況を聞き、徐々に考えが変わっていく。
相棒をからかったりするという点では本編世界の天羽奏に似ている部分もあるものの、奏以上に直情的で、年相応の子供っぽい姿を見せることもある。
クリスには明るく接しているが、時折怪我をして強がりを見せて倒れたこともあるという。
表に出さないようにして無理をすることがあるというのは本編の翼にも見られたことであり、本質的には似ている部分も多い。
使用ギア「天羽々斬(Another版)」
本編世界と同じく天羽々斬を使用。
下半身はハイレグではなくスパッツになっている。
アーマー部分が無骨な造形になっており、足のブレードは単なるスラスターになっているようだ。肩のマントはダメージを軽減するほか、変身時に発生するアウフヴァッヘン波形を隠す効果がある。
アームドギアが双刃刀のようなブレードになっているのが特徴。
ブレードは攻撃時にはボードにも変形し空を駆けることも可能。
もっぱら弦十郎から戦闘術を教わっていたため、戦闘スタイルや動きのクセは本編世界の翼よりもむしろ響のそれに近い。
本編よりもパワーに振った性能になっており、影縫いを気合いで破る等、脳筋気味な戦い方が特徴。
余談
『翳り裂く閃光』にも並行世界の翼は登場しているが、容姿や性格が大きく異なった並行世界の彼女が登場するのは今回が初である。
ゲーム内ストーリーでの表記は風鳴翼[Another]、ゲーム内キャラクタールームでの分類名は「IF翼」。
関連タグ
戦姫絶唱シンフォギアXD BAYONET_CHARGE 並行世界の装者 雪音クリス(Another) 風鳴翼
魔法少女リリカルなのはシリーズのゲーム(なのポ)及び劇場版2作品(魔法少女リリカルなのはDetonation、魔法少女リリカルなのはReflection)に登場したキャラ。
声が同じで男勝り、おまけに青系の色を好む斬撃武器使いなど似た立場と思える(唯一違いを言えば一人称はボクとオレ)なお、後にこのキャラ本来のイベントではオリジナルの翼と彼女のオリジナルとのまさかの競演が決定した。