概要
立花響と小日向未来の絆がメインとなるストーリー。
パラレルワールドにおいて『響のそばに未来がいなかったら…』という世界観で進むシナリオ。
『片翼の奏者』同様、ルナアタック、フロンティア事変、魔法少女事変といったシンフォギアにおける重大エピソードが一切起こっていない世界である。よって通常のノイズの出現、『特異災害対策機動部二課』が旧リディアンの所在地に健在という設定もそのまま。
なお、この世界における装者は、生き残った響と翼のみである。一方で今回も大きな敵は人語を介する者ではない。
並行世界で孤独に生きているもう一人の響と未来の関わりがキーポイントとなっている。
今回も1・2期時代の設定が目白押しであり、旧作ファンによってはあらゆる意味で胸熱な展開となっている。
また『片翼の奏者』同様、二課の面々は並行世界であるが故の設定変化が生じている。
今回は何より3期以降は出番が激減するなど、(元々民間人である以上、仕方ないのだが)どうしても出番が減ってしまう未来にスポットを当てたシナリオなため、未来のファンは必見である。
なお、このシナリオで未来が歌う新曲『永愛プロミス』が流れる。加えて以前のシナリオで問題となっていたエンディング演出が改善されている。
パラレルワールドの主な登場キャラクター
クリス、マリア、切歌、調といった人物の存在は確認されていない。ルナアタックを始めとした重大事件に携わってきた人物なども表舞台には登場していない。今回並行世界に向かうのはクリスとマリア、そして未来のみ。
- 小日向未来…本シナリオの主人公。
- 本編世界…半袖の服を着ている。本編世界及び並行世界の響を救うため、並行世界には残っていた『神獣鏡』をその身にまとう。自らの意思で変身するのは本イベントが初めて。新米ゆえ戦闘面では他のメンバーに水をあけられている感は否めないが、並行世界の響の動きに合わせて攻撃が出来るなど、センスは良い様子。本作の神獣鏡は本編とは違い目の開閉式バイザーがずっと開いており、新形態も披露される。
- 並行世界…長袖の服を着ている。本編と異なり家族の都合により2年前の惨劇以降響と離れ離れとなっているため、登場は終盤になってからである。
- のちに区別のため、いつもの「ななめ向きの立ち絵」とは異なる「正面向きの立ち絵」が彼女のために用意される。
- 立花響…キーキャラクターの一人。
- 本編世界…いつものあのバカ。並行世界の自身との精神的リンクにより悪夢を見るようになり、普段では想像が付かないほどネガティブな思考に囚われている。そして症状のエスカレートにより命まで危ぶまれる深刻な事態に陥る……。
- 並行世界…目つきが悪く、灰色のパーカーを着ている。IF響と正式には称される。通称『グレ響』。本編と異なり「陽だまり」である未来が家族の都合でそばから離れており、本編以上に2年前の惨劇にまつわる過去のトラウマに苛まれている。そのため全てを奪ったノイズに対する憎しみを募らせており、かなり荒れた性格となってしまった。また、物語が進むごとに融合したガングニールの侵食が進行し、更には暴走を始めてしまう。
- 風鳴翼
- 本編世界…変身後の胸のペンダントが羽根型(イグナイトのスイッチがある)。本編世界の響が行動不能なため、響の分も役目を全うしようと、切歌や調を鼓舞して戦う。
- 並行世界…変身後の胸のペンダントが十字型(二期までの形)。本編世界と違い、天羽奏を失ったことによる心の傷は自ら立ち直っている。一方で奏の忘れ形見であるガングニールを操る響が、非協力的なことに複雑な感情を抱いている。
- 後の展開も合わせて考えると、本編の翼以上に精神的に成熟した人物であることがわかる。
特異災害対策機動部二課の司令官。豪胆かつ人情味あふれる性格は本編と同じだが、『片翼の奏者』同様護身術程度の戦闘能力しか身に着けていない。その代わり数々の特許を取得するほど機械の扱いに長けている。世界によって毎度違う特性を持つことから、プレイヤーにはイーブイと呼ばれてしまった。ちなみにSF映画好きとの事だが…?
並行世界に存在する自律稼働型型完全聖遺物。米国から研究のため日本にわたり記憶の遺跡に保管されていたが、装者たちとカルマノイズの戦いで発生したフォニックゲインにより完全体へと変貌してしまう。見た目が完全にアレ。
この世界においてもアラートの元凶となっている。今回はまた新たな特性がいろいろ判明する。
関連イラスト
関連項目
戦姫絶唱シンフォギアXDのイベントクエスト一覧 戦姫絶唱シンフォギアXDメインシナリオ一覧
BAYONET_CHARGE...本編世界と印象の異なる「並行世界の翼とクリス」が登場するイベントクエスト
LOST_SONG編・・・本イベントクエストの続編ともいうべき、全4章の長編クエスト