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シェム・ハ

しぇむは

シェム・ハとは、戦姫絶唱シンフォギアXVの登場人物。
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「遺憾である」

「我が名はシェム・ハ」

「人が仰ぎ見るこの星の神が我と覚えよ」

cv:日髙のり子(未来憑依時:井口裕香

概要

小日向未来を依り代として顕現した先史文明期の神・アヌンナキの一柱。
アダムが「神の力」を手に入れた後、抹殺しようとしていた存在。
フルネームは「シェム・ハ・メフォラス」。
肉体は未来のままだが、リボンがなくなり目が赤く変化。
右腕に「シェム・ハの腕輪」を装備し、大きな襟を持つ黒い衣装を身にまとっている。
本来の外見は、白く長い髪爬虫類のような目、人形のような白い肌を持つ人物。

口癖の「遺憾である」をはじめ、「愚問である」「気鬱たる」など、二字熟語を多用する。

なお、依り代である未来の意識は残っているが、シェム・ハの力が強すぎるためか腕を震わせる程度しか肉体へ干渉は出来ておらず、表層意識には出られない状態になっている。

Shem-Ha
Within Shem-Ha



正体

アヌンナキにおける地球生命の進化と滅亡に大きく関与し、「改造執刀医」と称されるほどの科学者であると同時に、その立場を利用して地球を支配しようとし、アヌンナキに戦いを仕掛けた裏切者。
全人類の遺伝子に言語化した自分の一部を潜ませており、たとえ死亡しても統一言語という脳波ネットワークで繋がった人類に潜ませた自分の欠片であるデータ断章から何度でも復活が可能なため実質的に不死であり、アヌンナキは封印という手段をとらざるを得なかった。
その方法とは、月遺跡こと観測ベース「マルドゥーク」から発生させたネットワークジャマー「バラル」で人類から統一言語を奪いネットワークを分断するというもので、これによって倒されたシェム・ハが別の器で復活する手段を封じた。
これこそが「バラルの呪詛」の真実である。

約5000年前の先史文明期、エンキが率いていた部隊との戦いの末に最後の一人となった彼と刺し違え絶命、直後にバラルが起動したため復活できなくなり、遺骸はシェム・ハの腕輪とともに「棺」に収められ、南極の厚い氷の下に封印されていた。

彼女の反乱によってアヌンナキは地球を放棄せざるを得なくなり、エンキの真意を知るよしもなかったフィーネの行動により「シンフォギア」の物語が幕を開けた。

劇中での活躍

フロンティア事変において、マリアたちの一族に伝わっていた統一言語の残骸から紡がれた歌である「Apple」によって全人類が僅かに繋がったことで南極の厚い氷の下、メガラニカから覚醒。パヴァリア光明結社が壊滅してしばらくして「棺」が浮上し、調査を試みた人類に対し防衛機構が発動するも、その真相を知らない装者たちによって「棺」は破壊され、内部からシェム・ハの遺骸も取り出されてしまう。そのまま腕輪と共にアメリカのロスアラモス研究所へ運ばれたが、遺骸は検査中に灰と化す。残った腕輪も起動実験の最中、神の力を欲する風鳴訃堂の命を受けた結社残党の一人ヴァネッサによって強奪されてしまった。

強奪後は、ヴァネッサらノーブルレッドの手により腕輪が起動、顕現の準備が進められる。依り代として選ばれたのは、神獣鏡の凶祓いの光によって、原罪―バラルの呪詛から解き放たれていた未来であった。装者たちの奮闘も虚しく、拉致された未来を依り代にシェム・ハが顕現。その直後、ダイレクトフィードバックシステムの起動により動きが鈍ったところを、ミラアルクが打ち込んでいた刻印によって操作されたに確保される。

その後は風鳴本邸の地下で完全な兵器として調整を受けていたが、訃堂逮捕の依頼を受けた日本政府の捜査チームが屋敷へ突入。その隙を狙い、訃堂の裏切りによって満身創痍になりながらも、「神の力で人間に戻る」という望みを捨てきれないノーブルレッドが潜入、システムを停止させてしまう。そのせいで束縛から逃れ覚醒したシェム・ハはノーブルレッドを殺害し、自らの権能で彼女らを「怪物」として完成させ、自らの手駒としたのだった。

その後はバラルの呪詛解除=月遺跡の破壊をノーブルレッドに命じながらも、呪詛解除によって人類をユグドラシルをフルドライブで稼働させるために必要な生体端末として使用し、星と生命を改造しようとしていると予想していたエンキ(を再現したAI)の推測に反し、自身は呪詛の解除を待たずして人間が作り出したコンピュータネットワークを、「人類と言う生体端末ネットワーク」の代替として利用し地球全土に根付かせた惑星環境改造装置「ユグドラシル」を起動、先史文明では果たせなかった地球の改造に着手する。地球と人類を戦力として改造した後は、外宇宙に生存していると思しきアヌンナキを滅ぼす事を企んでいた。
起動直前にエルフナイン(キャロル)と戦闘、搦め手により拘束されシェム・ハの存在を「人体(未来)に入り込んだ異物」として認識される事でエルフナインの想い出も焼却したアルカヘストによって自分だけを分解される寸前まで追い込まれるが、神獣鏡による聖遺物無効化「凶祓い」によってかろうじて勝利する。
月遺跡もヴァネッサに潜ませた断片を覚醒させ彼女を支配、響が「神殺し」の使用をためらった隙に中枢への浸蝕に成功、遺跡の破壊を自らの手で完遂する。

しかし、コンピュータネットワークを支配した事が災いし、風鳴八紘が遺した根回しによって各国が協力しネットワークに使用される端末の演算能力をそれぞれがエシュロンを使ったファイアウォールの設置によって死守する事でユグドラシルの機能が低下、さらに捨て駒にしたノーブルレッド達を始末しなかった事により彼女たちがダイダロス・エンドを使って装者たちに地球までの道を作るという結果を与える事になった。

能力

未来を依り代とした現状ではかつての万分の一ほどにも満たないと発言しているが、それでも人間の力では成し得ない「埒外物理学」と呼ばれる力を有する。

AXZで登場したヨナルデパズトーリやディバインウェポン・ティキが使った様な「並行世界の自分にダメージを押し付ける」だけでなく、「力ある言葉」の意味を持つ彼女の名前が示す様に能力の本分は「言語」を由来とするものであり、言葉によって存在の構造式を書き換える事が出来るというもの。
物や概念をコンピュータのプログラムに例えれば、シェム・ハはすでに形を持っているプログラムに自分と言うプログラムを割り込ませ、全く別の形に書き換えるという、いわば存在のハッキングとも呼べる不条理を起こすというものである。

作中の描写から判明している物を挙げると、

  • 展開した紋章から放射したエネルギーに触れた物を銀光沢の物質に変換する。
  • ネットワークにアクセスし自分の断片を入り込ませ支配する。
  • 殺害したノーブルレッドから人間部分を排除し、怪物部分を完成させて蘇生する。
  • 軽く握っただけでテレポートジェムに月遺跡への座標を刻みこむ。

等、様々な力を行使するが、彼女の最も恐るべき能力とは自らをプログラム言語化しあらゆるシステムに侵入、潜伏し、たとえ自己を保てないレベルの断片となっていようとも、それが繋がりさえすれば何度でも再生し、さらには増殖、進化さえ可能とすることである。これによってシェム・ハは「人類という脳波ネットワーク」を汚染、神と称されたアヌンナキでさえも分断と封印せざるを得なくなった惑星級の生きた「特異災害」となった。

この復活能力は皮肉にも、シェム・ハの事を知る術もなくエンキに拒まれたと誤解したフィーネが取った不滅の手段(リインカーネーション)と似通っている。

ファウストローブ「神獣鏡」

センシティブな作品


かつて失われたシンフォギア「神獣鏡」を模したファウストローブ。
ヴァネッサがロスアラモス研究所を襲撃した際に「シェム・ハの腕輪」と共に強奪した神獣鏡(の破片)と、神獣鏡のシンフォギアの資料を元に作られた。

ファウストローブと呼ばれているが、実態は櫻井了子のシンフォギアシステム、ウェル博士のダイレクトフィードバックシステム、錬金術師のファウストローブシステムの3つを組み合わせて作り上げられた異端技術のハイブリッドである。

ギアと近しい機能を備えてはいるが、主にダイレクトフィードバックシステムによる「神の拘束具」としての運用が想定されている。神の力そのものを制御する事は不可能と判断され、依り代たる未来の脳を制御することで、間接的にシェム・ハを制御下に置き、一度はディバインウェポン――次世代抑止力としての完成直前までこぎつけた。

しかし、操作を少し誤っただけでたやすく制御から解き放たれてしまうのは、ノーブルレッドが身を以て証明した通り。その上シェム・ハは、ダイレクトフィードバックシステムから「逆流」することで、風鳴本邸地下の電算室をも掌握、ユグドラシルシステムの起動に利用している。しかも、前述のようにキャロルの分解を神獣鏡の元々持つ特性である「施された術式や呪いを退ける力」である「凶祓い」によって防御させてしまい、訃堂もノーブルレッドもシェム・ハの能力を知らなかったとはいえ、結果的に「神の拘束具」どころか「最高の神器」として機能する事になった。

余談

初登場時の宣伝CMでは、早くもキャラ崩壊を起こしており、未来憑依状態であの国民的作品の主人公を思わせるような喋り方をしていた。あくまでCMのギャグではあったが、11話の回想ではパロ元に匹敵する戦闘を繰り広げていた。
「オッス!我シェム・ハ!」
宣伝CMに関しては他のキャラも似た様な物ではあるが…

完全、完成にこだわるその性格から、完璧故に破棄されたアダムの創造に関わっていると推測されている。

また、キャロルと対峙した際に撃退するも「神に肉薄した」ことから敢えて見逃したことや、再生させて怪物と完成させたノーブルレッド達に当初は割と優しかったものの最終的には全てを諦めて下についた彼女たちを蔑みその絆を「茶番」と切って捨てる、愚かと評しながらも彼女なりの人間への愛情の形が見えるなどの作中描写から「努力する・頑張る」存在が好きで、諦める存在を嫌っているのではないかと言われることがある。

関連タグ

戦姫絶唱シンフォギアXV 小日向未来 アヌンナキ
シンフォギアの登場人物一覧

だいたいこいつのせい 全ての元凶

ハッカー
ワイルドアームズ クロスファイア(WAXF)…金子彰史プロデュース・シナリオ担当作品。作中に登場する「記憶の遺跡」の設定が、「人類の遺伝子に存在するデータ断章」という点でシェム・ハと共通しており、オマージュ元と推測される。

スカイネット…作品ごとに設定が微妙に異なるが、「3」における設定がシェム・ハに近い。倒す手段が実質的にないラスボスという点も同様。

タギツヒメ…本来の姿の体色や雰囲気が酷似している。メインヒロインを取りこんだという点も共通。

エボルト 仮面ライダーゲンム…近年の仮面ライダーの厄介な黒幕にしてラスボス達。倒しても他者に寄生した際潜り込ませた自分の細胞を使う、バックアップを遺してしぶとく復活する、憑依した人物の声を使って攻撃を躊躇わせるなど共通点が多い。12話ではヴァネッサの体を支配して利用したが、同じような行動をエボルトも取っている。さらに月を吸収したり掴んで叩きつけたりと「月に厳しい」というシンフォギアシリーズのお約束まで達成している。

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