概要
ムダヅモ無き改革に記載。
轟盲牌と呼ばれる驚くべき握力で牌の表面を削り取る技を用いて、4回槓した上で、18枚の全ての手牌を白にした。
もちろん、現実の麻雀では絶対に起こり得ない。
轟盲牌はともかくとして、牌を揃えるなどして実際のリーチ麻雀で行った場合も字一色・四槓子のダブル役満(全て暗槓子で行った場合はそれに加えて四暗刻単騎待ちのトリプル / クアドラプル役満)であり、やはり一撃必殺級であることには変わりあるまい。
しかし、本当に轟盲牌を行なっていれば多牌による錯和になり、和了どころか罰符を取られるものと思われる。
作中で登場したのは白18枚使用で四槓子にしたものなのだが、槓子なしの白14枚の場合でもこう呼ばれることは結構ある。
役と点数
この時は青天井ルールだったため役満は13飜の役として扱い、役満以外の役と複合するので、和了は以下の通り。
合計140符105飜で908溝6519穣5024禾予3594垓8349京9283兆6857億6135万1700点
※「禾予(じょ)」は本来は一文字。仕様上プレビューまでは可能だが書き込むと以降の記載が消滅するエラーが発生するため書けない。
対々和が入ってないことについて
ここでは対々和(2飜)が考慮されていないが、入れるべきであるか入れないでおくべきかは以下の理由で考えが分かれる。
入れるべきであるという考え方
対々和の定義は「刻子(槓子でも可)を4つ作って和了する」である。上がり形を見ると槓子が4つあるのでこれより対々和は成立していると判断して良い。
もし対々和を役に数える場合、2飜加えて140符107飜となり点数は3634溝6077穣0097禾予4379垓3399京7134兆7430億4540万6800点(105飜のときの4倍)となる。
どちらにせよ天文学的な数値となる。
入れないでおくべきであるという考え方
槓子を4つ揃えて和了する四槓子はその性質上、対々和の条件を同時に満たしている。つまり四槓子は対々和の上位役であると考えることもできる。二盃口と一盃口が複合しないように、下位役である対々和は成立しない(四槓子に含まれる)と判断できる。
ただし、四槓子は部分役(4つの槓子という部分があれば成立する)であるのに対し、対々和は全体役(刻子を4つ作って和了する)であるので「四槓子は対々和の上位役」であると考えるのは少々無理があるように思える。
まとめ
どちらを採用すべきかの判断は場の取り決めなどで異なるとは思う。
役には「部分役(手牌の一部が条件となるもの)」と「全体役(手配全体の構成を条件とするもの)」という概念が存在する。部分役の例としては役牌や三色同順などが、全体役には平和やチャンタなどが当てはまる。