概要
同じ組合せの順子を2組作った上で和了すると成立する役。3翻。門前限定。
一盃口の上位役であるが出にくさはその比ではなく、3翻役の中では最もレア。
大体の場合は七対子と同じような形になるが高点法により点数が高くなる二盃口とみなされる。
そもそも七対子と二盃口は「対子で作るか、順子で作るか」という根本的な違いがあるので、複合する事はない(このイラストの場合だと「234234 345345」と並べればわかりやすい)。
この時、両面待ちなどになった場合自分が想定していない方の牌を捨てていた場合や立直後に見逃した場合フリテンとなってしまうため注意したい。特に七対子のみを意識していた場合に安目を見逃しやすいので注意。また、前述の通り面前限定の為、チーしたら不成立なのもレアリティの高さに拍車をかけている。
一盃口を一色二順と呼ぶ場合この役は二色二順となる。これは一色三順や一色四順を採用する場合に用いられる。
ピンフ(平和)形であれば高目安目が生じるが、安くても立直を掛ければ一盃口が乗るため、点数は高くなりがち。嵌張、辺張、または雀頭単騎待ちの場合は立直を掛ければ満貫確定。ドラがあれば立直せずにも満貫に到達出来るのでダマ聴でも十分な威力のある役である。
中国麻雀では本役は採用されておらず、本役に相当するあがり方だと七対として扱われ、点数計算でも、『一般口(中国麻雀版「一盃口」1点)×2』よりも最低でも24点あるその方が高い。
関連タグ
大車輪、一色双竜会……二盃口の特別な形を役満とするローカル役満