コーリン
こーりん
概要(原作コミック版)
初登場およびアイチとの出会いは、アイチの高校進学前後に行われた。アジアサーキット個人戦の表彰式である。華やかな雰囲気にそぐわないクールな表情で、淡々と仕事をこなし、最後に優勝したアイチを暫く見つめ、くるりと踵を返した。
人格は外柔内剛、怒ると怖い。
石田ナオキや井崎ユウタによれば、整ったカワイイ容姿。しかし、外見に反して中身は「超おっかない奴」と恐れているのもナオキである。
普段は礼儀正しく丁寧口調、言動は常識的。一見冷淡なようにも見えるが、心の底には強い意志が潜んでいて、時に思いがけない大胆な行動を取る。
その性格から、必要な際はアイチたちに厳しく意見し、率直な行動で物事を(強引に)解決する。硬軟合わせ持つが基本的に剛腕。
日本に活動拠点を移したので宮地学園に来たようだ。以前は日本に住んでいなかったと思われる。
立凪財団の活動に消極的なのか、アイドルとして活動する際は無愛想に振る舞う。ただし、戸倉ミサキを入部させるために、カードキャピタルを訪れた際には笑顔を見せ。
店内にいた森川カツミ、葛木カムイ、井崎ユウタ、新田シンの歓声を浴びている。
ちなみに、森川はアニメ版と同じくファンであるが、恥ずかしがり井崎の後ろに隠れていた。
コーリン自身は仕事で部活動に参加できない事も多いが、部員の勧誘や交流戦の提案・引率など、部活動に積極的である。コーリンたちの影響か、宮地学園ではヴァンガードを楽しむ生徒が増え、一応目的を達成したアイチは満足していた。
なお、アイチの夢であったCF部の設立に、コーリンが貢献した事を聞いた立凪タクトは驚いていた。
以上のように、コーリンは立凪財団の内外で、微妙に異なる態度をとっている。
自分が立凪姓であることを快く思っていないようであり。立凪スイコのことを、形式上の姉、知り合い、と語っている。
また、立凪家の一族と深い関係にあるFFのことを全く知らず。アイチたちとFFの面々を、アジアサーキット大会で見知った程度の間柄だと認識していたようだ。
ちなみに、スイコは数年前に雀ヶ森レンや新城テツと会っており、タクトもテツからアイチの情報を得ている。コーリンはタクトやPSYクオリア関係者を、時に厳しく、時に思慮深く見ている。
立凪姓を持つが、一族と血縁関係はない。いつ何故、立凪一族になったのかなど謎が多く。一族とコーリンの複雑、もしくは浅い関係が伺われる。
クールに振る舞っているが、かなりの照れ屋。アイチの事となると、しばしば頬を赤らめる。
本来、ヴァンガード宣伝のために、芸能活動やファイトをするのが仕事だが、コーリンは消極的であり、宮地学園でも最初はそうだった。しかし、アイチの真摯な人柄を知るたびに、本気になってきている。アイドル目当てでCF部への態度を一変させた者に怒り、戸倉ミサキを入部させるため説得に赴き叱咤したのも、本人は否定しているがアイチのためにであった。
原作者、伊藤先生によると学業において、成績がいいほうがコーリンらしいとのこと。
原作コミック版ヴァンガードではゴールドパラディンを使用。
アニメではアイチに譲渡した灼熱の獅子ブロンドエイゼルを使っている。
戸倉ミサキを入部させるためのファイトでは光輝の獅子プラチナエイゼルを使っていた。
概要(アニメ版)
CV:三森すずこ
三姉妹の次女で10月13日生まれ15歳。真面目でクールに振る舞っているが強気な性格でもある。
カムイのQ4離脱を見て心配したり、レッカのミサキに対する言動を注意するなど、アイチ達に好意的であり。
アイチと櫂のファイトを仲介し、アイチとレンの接触を阻んで櫂の元に連れて行ったり、櫂とレンのファイトで櫂に同情した時にスイコと険悪になるなど、姉妹とは反りが合わないことも多い。
第1期で出会った当初は先導アイチの事を軽視していたが、ファイトを通してアイチの最後まで勝負をあきらめない姿勢と勝っても負けてもファイトを楽しむ心に認識を改めアイチに大会への出場を勧める。
その後も、そっけない態度を取りながらも彼の事を影ながら応援あるいは心配していた。
アイチを救うために自らヴァンガードファイトを挑んだり、アイチを心配して櫂トシキとのファイトをセッティングし、レンの元に向かうアイチを阻止したり、アイチを呼び一緒に櫂とレンのファイトを見守るなど、好意的な行動が多く、レッカにからかわれている。
ちなみに原作者、伊藤先生によると彼女のアイチへの好意的な行動は、愛情からとのこと。
アイドルとして活動する時は普段と違い明るい表情を見せているが、本当はあまり乗り気ではない様子・・・
第2期ではシンガポール大会前に『灼熱の獅子ブロンドエイゼル』をアイチに譲渡した。
その後ヴァンガードサーキットで中々勝てないアイチ達が戦力を上げる為にウルトラレアに試合を申し込んだ際、アイチとファイトする。
第3期ではアイチのクラスに転校してくる。
その次の回で新たにカードファイト部を設立しようと奮闘するアイチの姿を見て入部を決意。
彼女に釣られて入部する生徒にはファイトで叩き潰して入部を諦めさせている。
カードファイトに関して
使用クランは「ロイヤルパラディン」。アイチと違うユニットを多数駆使し、トリガーの大半を「クリティカルトリガー」に絞った攻撃特化の戦法を使う。
主な戦法は同じユニットの数だけパワーを上げるスキルを持つ「すのうがる」を多数コールして、他のユニットのパワーを底上げする「ブリザードフォーメーション」。
雀ヶ森レンとファイトした際は女性ユニットのみで組まれた特殊なデッキを使っていた。
ロイヤルパラディンが忘れ去られたアジアサーキット編では、レッカと同じ「エンジェルフェザー」を使用していた。
リンクジョーカー編では再びロイヤルパラディンを使用。以前と違い「宝石騎士(ジュエルナイト)」を主軸とした女性ユニット中心のものに変わっている。
「宝石騎士」の仲間を揃え効果で大ダメージを与える点では「ブリザードフォーメーション」と少し似ている。