概要
最新作「モンスターハンター4」に登場するモンスター。
本作初登場の種族である鋏角種に属する。
生態・特徴
特定のエリアに広大な巣を作って生活しており、獲物が巣にやってくるのを待っている。
ネルスキュラの生息地の近隣では、地元の住民が知らず知らずのうちに巣に迷い込んで襲われる…という事件が後を絶たないとされる。
尾部には糸の噴出器官と睡眠性の毒針を持つ。
背中には巨大な毒トゲが生えており、時折ここから毒液をたらしてくる。
さらに、口には種族名の由来にもなった鋏角という大顎状の器官にも毒を帯びている。
尾部から糸を吐き出し、当たった対象を雁字搦めにして手元に引き寄せ睡眠性の毒針で昏倒させたり、毒液にまみれた鋏角で強力な一撃をかます、といった狡猾な面を持つ。
また糸は自身を支えるほど頑丈であり、これを利用した突進攻撃も得意としている。
捕食したモンスターの表皮を背中に纏う習性を持っており、バルバレ周辺の地域ではゲリョスの表皮を皮膜として纏っていることが確認された。
ネルスキュラの巣に何やら奇妙な物がぶら下がっているが、これはすべてネルスキュラの餌食にされたゲリョスの成れの果てである。
とても悲惨な状態のゲリョスがネルスキュラの不気味さをより一層引き立たせる。
村クエでは★4の緊急クエストで登場。
ナグリ村の溶岩源をせき止めてしまって仕事ができないので狩ってほしいと村長に依頼される。
現実の蜘蛛同様素早くトリッキーな動きをしてくるので、初心者は勿論熟練者でも苦戦するモンスターであり、ここで詰むと言う人もいる(実際、発売前に製作者が「序盤から中盤への登竜門的なモンスター」と述べている)。
武器・防具
ネルスキュラの硬質な触腕や脚、伸縮自在の鋏角を加工して作られる武器は、毒属性または睡眠属性を持つことが多い。また、鋭利な爪を用いているためか、同ランクで作れる他の武器と比べると抜群に斬れ味がよく、クエストを進めていく上で心強い相棒となってくれることだろう。
防具は「スキュラシリーズ」と呼ばれ、「捕獲の見極め」や「罠師」などの実に蜘蛛らしいスキルが得られる。
また見た目もとても蜘蛛の素材を使ってできたものとは思えないほどかっこいい。
余談
実は、以前MHFで、蜘蛛をモデルとしたモンスターが実装されかけたことがある。
しかし、「生理的な嫌悪感を抱かないように」という開発側の意向もあり、蜘蛛からサルへとデザインが変更されたという逸話がある。もしかすると、このモンスターはこの時の没案を元に生み出されたのだろうか?