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ビッグXの編集履歴

2013/09/21 12:09:04 版

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ビッグX

びっぐえっくす

ビッグXとは、手塚治虫の漫画作品およびそれに登場する薬品の名称である。「生身の人間が巨体に変身するスーパーヒーロー」が主人公の漫画としては、恐らく日本最初の作品である。

概要

 基本は反戦をテーマにしたバトル漫画なのだが、本作のめんどくさい所は、ヒーローの名前とそのアイテムの名前が同じという点である。例えるならモロボシ・ダンが「ウルトラアイ」、本郷猛が「ベルト」という名前のヒーローに変身するようなものだ。

 これはもともと、ビッグX(薬品)をつけ狙うナチス同盟に対し、主人公が「ビッグX(の力を手にした僕)が相手だ」と発言したのがその始まりであり、以降登場するヒーローの名前も「ビッグX」になったのである。

あらすじ

 ナチスドイス総統のアドルフ・ヒトラーは、兵士を巨大な体と鋼鉄の皮膚を持った巨人に改造すべく、日本人学者の朝雲博士とドイツ人学者のエンゲル博士に薬品「ビッグX」の開発を命じた。しかしいざ完成させた両博士はこれが世に出ることを恐れ、ビッグXの製法を朝雲博士の息子・しげるの体内にカードにして埋め込み、ビッグXを封印した。

 やがて終戦を迎え、エンゲル博士の孫であるハンス・エンゲル率いるネオナチ系秘密結社「ナチス同盟」は、全世界を支配すべくビッグXの製法を宿したしげるをつけ狙う。しげるの息子・朝雲昭は、ナチス同盟の襲撃を受けて父を殺害されてしまう。父の敵を討ち、かつて世界を震撼させた逆卍を叩き潰すべく、昭はビッグXを服用。鋼鉄の巨人となり、ハンスたちに戦いを挑む!

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