概要
トラクターの製造・販売やエアコン事業で大成功を収めたランボルギーニ社の創業者フェルッチオ・ランボルギーニが、フェラーリに対抗すべく1963年に設立した自動車事業から初めて発表されたミッドシップスポーツカー。1966年3月ジュネーヴ・モーターショーにて世界に初めて発表され、1966年から1973年までに約750台が生産された。
「ミウラ」という車名の由来は、伝説の闘牛牧場ミウラの名にちなむもので、日本の「三浦さん」とは全く関係がない。
ランボルギーニ・カウンタックのデザインを手がけたマルチェロ・ガンディーニがミウラのデザインを担当。その流麗なスタイリングが注目され、1966年のジュネーヴ・モーターショーでの初お披露目以後、100を越すオーダーが殺到した。翌1967年から生産体制を一応は整えたが、その時点ではまだリアヘビーによるハンドリングの欠点、パワートレーン系が出す盛大なノイズ、冷却性能、などいくつもの問題が解決しておらず、たくさんのバックオーダーを抱えたランボルギーニはしかたなく生産を続けながら改良を加え、最終的にはリアサスペンションほかに大きな改良がされたSVと呼ばれるモデルが製造された。