魚類としてのハリセンボン
フグ目ハリセンボン科の魚類。別名「針河豚」。(但し現在では死語に近い)
全長約20センチメートル前後。体はほぼ卵形、体表に長くて強い棘が密生する。背面は灰色の地に褐色の斑紋が散在し、腹面は白色。世界中の暖海に分布。
フグと同じく体を膨らませることができ、その際普段は寝かせてある針がピンと立ち、針山のような姿となる。
針の数は350本ぐらいでサバを読み過ぎである。同じくムカデもサバを読み過ぎである。・・・昔の人は随分めんどくさがりで適当に数を数えてたとしか思えない。
フグとは違い卵以外に毒は無いため免許は必要ない。ただし痛い。
肉及び肝臓は美味であり、特に沖縄では高級食材とされる。肝臓を味噌と合わせ、それで肉を煮た料理は「アバサー」と呼ばれ、酒の肴として人気が高い。
また、特徴的な外見から、フグ提灯の材料としても流通している。
指切りにおいて呑むのはこの魚ではなく「裁縫針」を「千本」。
芸人としてのハリセンボン
吉本芸人コンビ。
コンビ名は魚類のハリセンボンに由来。