概要
逆転裁判シリーズにおいて舞台となる地方裁判所の裁判長。本名は不明であり、(『2』の一話で成歩堂と名刺交換をしているが、字が汚いせいか読めない。)ゲーム中では裁判長とのみ呼ばれる。メッセージウィンドウには「サイバンチョ」(『1』・『蘇る逆転』ではサイバンカン)と表記されているため、一般的な裁判長と区別するためにこちらで呼ばれることが多い。
『1』~『5』のほぼ全ての話に登場。『検事』でもゲスト出演したが、『検事2』でシリーズ皆勤を逃した。
豊かな白髭と禿頭が特徴。外見は威厳溢れる老人なのだが、シリーズが下るにつれてお茶目な好々爺といったイメージが強くなっている。歳のせいかかなりボケており、裁判中は弁護側や検察側を唖然とさせるような言動を見せる。特に横文字に非常に弱い。子供の頃から通信簿に「耳がとほく、聞きちがひをする」と書かれるほどのオッチョコチョイ。
また、証人や検事の威圧的な態度にビビったり、美人な証人をみるなり無罪にしようとしたりと、裁判の責任者として問題のあるような行動もちらほら。しかし、最終的にはしっかり正しい判決を下してくれるため、弁護士や検事からの信頼は厚く、『検事2』では御剣から「私が知る中で最も偉大な裁判官」と評されている。
裁判官の弟がおり、裁判長が出席している以外の法廷、もしくは裁判長が不在の時は彼が代理を務めている。また、孫のこともしばしば話題にする。
年齢不詳であり、時系列的に一番古いエピソードとなる「DL6号事件」(2001年)のころから裁判所に勤めている。登場する最も古いエピソードは『検事』の第4話(2012年)。それから15年の歳月が流れた『5』(2027年)でも未だ現役だが、外見が少しも変わっていない。
また、レイトン教授VS逆転裁判のラビリンスシティにも彼そっくりの裁判長がいるが、劇中では彼が逆転シリーズの裁判長と同一人物なのか他人の空似なのかは明かされていない。