機体概要
地球連邦軍が開発し、運用した最初期のモビルスーツ。
V作戦におけるRXタイプとは別の経路で開発が計画され、極秘裏に月のグラナダにあったジオニック社からMSのパーツを入手し完成させた機体である。
その為、胴体の形状等、ザクとの共通点が見られる(ザクを鹵獲したものを改造もしくは撃墜ものレストアした機体という説もある)。
しかし、連邦軍の技術の粋を集め、予算も豊富であったRX計画とは違い、予算や技術力の不足もあってザニーの開発計画は中途半端なものとなってしまい、完成した機体はザクⅡと同程度の性能は有していたものの操作性が悪く、試験運用中の故障も多いなど信頼性を欠くものになってしまった。
上記の理由により正式採用はされなかったが、ジムがロールアウトするまでの「繋ぎ」として使われ、一線を退いた後も連邦軍のMSパイロットの育成や補助任務や輸送船団の護衛として運用され続けた。
また、ザニーの設計技術はジムへと引き継がれており、ガンダムとは違う形で連邦軍MSのひな形であるとも言える。
武装は頭部に60mmバルカン砲2門を備え、ガンタンクもしくはボールのものを改修した120mm低反動キャノン砲を装備している。
ベースがザクであるため、ビーム兵器の運行は不可能。