マナレジ
まなれじ
概要
このペアの共通点として、互いに金髪(マナは変身時)である点が挙げられる。この2人は第13話で初対面した(レジーナの初登場はその前の第12話)際は、マナに平和と引き換えにラビーズを要求するなど馴れ馴れしかった。レジーナがキングジコチューの娘で、且つジコチュートリオの上司らしいので、今後キュアハートとどう絡むかが注目される。
その後二人は回を増すごとに親密さを増していった。
15話から19話まで
最初は敵として対峙しながらも、敵味方を問わず我儘勝手に振る舞うレジーナ。
ジコチューの勢力を広げるという使命感など微塵も持っておらず、ただ「面白いかどうか」ということにしか価値観を持っていなかった。
それゆえに、自らが属する組織と戦っているマナを「面白そうな子」だとして興味を持つようになる。
しかし、愛情や友情という概念を正しく理解してなかったためにマナへの好意を上手く制御できず、マナの全てを独占しようとヤンデレっぷりを披露する。16話のサブタイトルに至っては「マナはわたしのもの」である。
しかしながらそこは我らが生徒会長マナさん、そんなレジーナを他の3人が疑心暗鬼で見る中でも広い愛で受け止め、なんとか友達になろうとする。
その後、マナに言われた「本当の友達」の意味を考え、次第に心が揺れ動くレジーナ。17話では他の3人とも少しずつながらも距離を縮め始めたのであった。
…が、その後ロイヤルクリスタルが出現したことによってレジーナの様子が一時的に変貌。以後、19話までロイヤルクリスタルを巡る闘いに巻き込まれ、マナとレジーナの距離は再び遠ざかっていく。
それでも、ロイヤルクリスタルへの(何らかの事象による)固執と、マナへの自責の念への葛藤に苦しむレジーナ。
約束を破棄したことから他の3人からの信用を無くすも、マナだけはそんなレジーナを最後まで信じぬき、友達でいることを願った。
そして20話
ロイヤルクリスタルが5つ集まり、マリー・アンジュ王女が発見されたことで、レジーナのロイヤルクリスタルへの執着観念が消滅。
これによりレジーナの様子も元に戻り、マナにこれまでのことを謝罪する。この時、二人はまさに本当の友達になれたのである。
もちろん、雪山で二人っきりで遭難というシチュエーションから、百合スキーなお兄さんお姉さんの筆も活発に動き、pixiv上でも大いにタグの増加繁栄が見られた。
特にこれまではレジーナのヤンデレ風味な状態が続いていたことから、レジーナ優位のレジマナタグが多勢を占めていたものの、この話を転機にマナレジタグも増加基調に復している。
さらに21話
20話ラストで保身が辛い中間管理職ベールおじさんにレジーナは連れ帰られ、更に氷漬けのままのアン王女をも連れ去られる事態に。
アン王女救出の名目でマナたちはトランプ王国へ向かうこととなる。
一方、父の前にアン王女を運んできたレジーナとベール達だったが、会話の流れから父が人間界をも滅ぼすことを聞き、マナたちとのこれまでの思い出を回想し思わず中止を嘆願。
しかしジコチューの権化であるお父さんにそんな願い聞き届くはずもなく、逆に父から「いらない子」扱いされ力を封印され、気絶させられてしまう。
そのままの状態でマナと再開するも、マナもろともベールが張っていた蜘蛛型ジコチューのトラップに引っ掛かって溶岩に落ちかけるマナとレジーナ。
蜘蛛型ジコチューが垂らした糸一本で何とか踏みとどまるも、その糸は一人分の体重しか支えることが出来ず、ベールは「どちらか一人を犠牲にすれば助かる。仲間など信じるからそうなる。」と揺さぶりをかける。
そんな中でも絶対に落とさないと宣言するマナさんマジイケメン。
だが、レジーナは「マナ、大好き」と言い残し、マナから手を放し、一筋の涙と共に、溶岩へ消えていった――。
が、我らがマナさんはそんなありきたりの悲劇を甘受するようなキャラではない。なんと落ちるレジーナをカニばさみでキャッチし、救ってみせたのだ。
更に「こんなの全然ピンチじゃないよ!あたしを誰だと思ってるの!あたしは…大貝第一中学生徒会長よ!」と根拠がよく分からないが無駄にかっこいい台詞を吐くマナさん。
レジーナも感化され、封印されていた力が解かれ、一気に形勢逆転。
その後、二人の仲を認めないお義父さんの怒りの雷を避けながら、二人は手と手をとりあって愛の逃避行をするのであった……。
そして22話…
マナの家に身を寄せてしばらく一緒に暮らすことになったレジーナ。
前半は予告通りのマナレジ大全開のシーンがリミッター解除状態で垂れ流される。
しかしこれは後半の衝撃の展開を盛り上げるための伏線だったのである。
洗脳されてマナに対する特別な気持ちも消え去ってしまったレジーナ。
しかし23話予告では再びレジーナと戯れている様子が描かれていたため、次回にはすぐに元に戻ると思われていた。
どこまで絶望を重ねるのか。23話。
実際に放送された23話ではキュアエースの攻撃で致命傷を受けたレジーナは治療のために長い眠りにつくことになり、マナレジの要素はしばらくの間お預けになってしまった。
決してあきらめない不屈の心の持ち主であったマナさえも、この仕打ちに心を半ば病みかけてしまい、部屋に閉じこもり、レジーナの幻覚と戯れるようになってしまった。
そう、予告映像はこのマナの心象風景だったのである。
最終的にはマナは仲間たちの支えと叱咤で立ち上がることができたが、逆に言えば自力では壊れたままだったかも知れない。
マナは人格者でありすぎるがゆえに他人から慕われ続けているため、他人から真正面より拒絶されたことは初めての体験だった様子。
この段階までマナレジの関係は、マナが上位者としてレジーナを助けてあげるという構図で、そのヒーロー性にレジーナがほれ込むという形だったが、この話以降のマナは自分にとってもレジーナが必要なのだということを強く自覚するようになった。
復活の39話、そして新時代へ
全国のマナレジ派を絶望に陥れた22話から約四か月。ついにマナとレジーナが再会する。
完全に悪堕ちしてマナのことを唾棄すべき敵と見なしているレジーナ。その一方でレジーナ不在の間に彼女への想いが増幅しまくっていたマナ。こんな二人の関係は今まで通りではいられない。
レジーナへの好意を抑えられないマナがちょっと恐いレベルに彼女に執着し、レジーナがその思いに戸惑いを覚えるという、出会った頃の二人の関係がちょうど入れ替わったようになってしまっていた。
マナレジは新しい時代へと突入したのだ。
なお「マナレジ」はマナ攻めレジーナ受けのイラストに使用される事が多く、レジーナ攻めマナ受けの場合は「レジマナ」が使用される。