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編集者:ケイ氏
編集内容:ローウェン・コーヴ

サーベルタイガー(ゾイド)

さーべるたいがー

『ゾイド』シリーズに登場する、ゼネバス帝国の虎型ゾイド。本項では改良発展型である「グレートサーベル」についても紹介する。

サーベルタイガー・スペック

番号:EPZ-003

所属:ゼネバス帝国

分類:トラ型

ロールアウト:ZAC2036年

全長:15.6m

全高:9.1m

全幅:5.7m

重量:78.0t

最高速度:200km/h

乗員人数:1名

主な搭乗者:ダニー・ダンカン、ゼネバス帝国一般兵

武装

・3連衝撃砲

・連装ビーム砲

・接近戦用ビーム砲×2

・高速キャノン砲×2

・高圧濃硫酸噴射砲

・レーザーサーベル×2

・全天候自己誘導ミサイルランチャー

・全天候3Dレーダー

・大型赤外線/レーザーサーチライト

サーベルタイガー・概要

ゼネバス帝国軍が開発した初の大型高速戦闘ゾイド。

シールドライガーが開発されるまでは陸上において最速のゾイドだった。

高速戦闘のほか奇襲攻撃や夜討ちも得意とし、

小型ゾイドのヘルキャットを主な随伴機としている。

開発当時、本機に対抗出来るゾイドは共和国軍にはおらず

(当時無敵だったゴジュラスさえも苦戦し、

飛行ゾイドが部隊にいなければ交戦を許可されなかったほど)、

鈍重な共和国機を次々と屠っていく姿に共和国軍兵士からは

「戦場の紅いイナズマ」と恐れられた。

本機の実戦配備を皮切りに、ヘリック共和国はウルトラザウルスとシールドライガーが

投入されるまでの間、敗北寸前にまで追い詰められてしまう。

また、当時小学館から連載されていた「ゾイドバトルストーリー」2巻では、

本機に搭乗したダニー・ダンカン少佐による活躍が印象的で、

飛行ゾイドのサラマンダーを高所から襲撃して撃墜したり、

共和国軍大佐ヨハン・エリクソンが駆るウルトラザウルスの攻撃から身を挺して

ゼネバス皇帝の乗るシンカーを守っている。

この時、ゼネバスの乗るシンカーに同乗していた彼の弟のトビー・ダンカンは

兄の壮絶な散り様を目の当たりにし、

「Eのマークのついたウルトラザウルス」を兄の敵として執拗に付け狙うようになる。

グレートサーベル・スペック

番号:EPZ-003

所属:ゼネバス帝国→ガイロス帝国

分類:トラ型

全長:15.8m

全高:11.5m

全幅:5.7m

重量:90.0t

最高速度:240km/h

乗員人数:1名

主な搭乗者:ローウェン・コーヴ

武装

・3連衝撃砲

・高速キャノン砲×2

・接近戦用ビーム砲×2

・高圧濃硫酸噴射砲

・レーザーサーベル×2

・全天候3Dレーダー

・大型赤外線/レーザーサーチライト

・8連ミサイルポッド

・自動小銃

・高機動飛行ウイング×2

・ブースターエネルギータンク×2

・安定尾翼

グレートサーベル・概要

シールドライガーに対抗するべく、速度の向上と武装の強化を狙ったサーベルタイガーの強化型。

デスザウラー開発に伴い、技術が飛躍的に向上したゼネバス帝国が

そのテクノロジーを試験的に導入した事で誕生した。

背部には大型のウイングと展開式の8連ミサイルポッドを増設、機体のカラーリングも

従来の小豆色(ゼネバスレッド)から帝国軍MK-II部隊に準じた黒と赤に変更されている。

各性能が格段に強化され、最高速度も従来の200km/hから240km/hに向上したが、

生産性と操縦性も悪化してしまった。

その為、エースパイロットに優先的に配備されている。

シールドライガーさえも打ち倒す活躍を見せ、

共和国軍からは「密林の黒いイナズマ」「ライガーキラー」と呼ばれ恐れられた。

主な搭乗者はローウェン・コーヴ少佐であり、また本機のアドバイザーでもあった人物である。彼はシールドライガーを主力とした特務部隊によって部下を皆殺しにされ、自身も固め、片足を失うという重傷を負った。しかしグレートサーベル完成の際にゼネバス皇帝に直訴して戦線復帰。自らの手掛けたグレートサーベルでシールドライガーの部隊に圧倒的な戦闘力で雪辱を果たした。

玩具としてのサーベルタイガー

旧ゾイドシリーズの製品の中でもデザイン・ギミック共に優れたキットで、

その完成されたデザインは21世紀になっても見劣りしないと評されている。

シールドライガーをはじめとする「ライガー系」ゾイドが

サーベルタイガーのコンポーネントを流用していることも、

その完成度の高さを物語っているといえる。

1999年からの新シリーズでは、「サーベルタイガー」の名称がバンダイによって

恐竜戦隊ジュウレンジャー』の登場メカ「守護獣サーベルタイガー」として

商標登録されてしまったため

(戦隊ロボとしては珍しく分離状態の

「守護獣トリケラトプス&守護獣サーベルタイガー」として商品化されたため、

商標登録されてしまった)、

ガイロス帝国による改良型という設定を付与した上で「セイバータイガー」に

名称が変更された。

このセイバータイガーや、トイズドリームプロジェクトの一環で再販された

グレートサーベルの復刻版は、現在の安全基準に適合させる為牙の形状が改修され、

虫歯のようになってしまっている。

コトブキヤのHMMゾイドシリーズや、トミーテックのMMSゾイドシリーズでも

サーベルタイガー(セイバータイガー)、グレートサーベル共にラインナップされている。

MMSでは商標の問題がクリアできたのか、ゼネバス帝国仕様の

「サーベルタイガー」としての製品化である。

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