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キノの旅

きののたび

電撃文庫より刊行されている、時雨沢恵一によるライトノベル作品。及びそれを原作としたアニメ作品。
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世界は美しくなんかない。そしてそれ故に、美しい。
― The world is not beautiful: therefore it is. ―

概要

電撃文庫を代表する作品のひとつである。
第6回電撃小説大賞応募作で、最終的に受賞は叶わなかったが高い評価を受けたため、2000年3月から文庫化され、現在までに16巻発売されている。
イラストは黒星紅白

このほか現在までにテレビアニメ1クール、劇場版2作、ゲーム2作(これとは別にキャラクターゲスト出演1作)、ビジュアルノベル3冊、ドラマCD1巻、小中学生向けに配慮したバージョン(新規書き下ろし)が角川つばさ文庫から1冊製作または発売されている。
なお、現時点ではコミカライズはされていない。

内容

10代の少女、キノと喋るモトラド(注・二輪車。空を飛ばないものだけを指す)のエルメスの旅を描く短編集。
大部分は「○○の国」という、ある特徴を持った国家をキノたちが訪問したときの記録という形で書かれている。
ほとんどの国家はなんらかの問題(その問題でその国の人が生活に困っているとは限らず、外国人から見たら問題だがその国の人は気づいていない、という場合もある)を抱えているが、その問題は現代社会に実在するものが多く、いわゆる風刺小説の一面を持つ点が、ライトノベルとしてはかなり異色と言える。
それぞれの短編は独立しているので何巻から読み始めても読むことが出来るようになっている。

作者は本を買うとエピローグを最初に読む癖があるため、そのように読んだ際にネタバレにならないようにプロローグとエピローグの内容が逆転させられている(エピローグが途中で切れたような終わりかたになっており、プロローグがその続きになっている)。同様の理由から、あとがきについてもネタバレになるような内容は一切含まれていない。ただし、そのあとがき自体はかなり趣向を凝らした内容となっている。

話によってはこの2人以外にも、髪の長い女性背の低い男性のヤクザコンビ、いい物件を探し世界各国を廻る男しゃべる犬幼い爆弾娘のホームレストリオが主役になる場合もある。
パロディ作品としてネタが多分に含まれた学園キノがある。

登場キャラクター

主人公

CVはテレビアニメ版のもの。

『×××××××××』


主人公。年齢は10代半ば。エルメスに乗って世界中をを旅している。
まるで少年のようだがれっきとした女の子である(ボクっ娘)。
3丁のパースエイダー()を携帯する射撃の達人。
他にもモトラドの操縦技術はもちろんのこと、歌唱力や容姿そのものにも恵まれている。
食いしん坊で貧乏性。

Brough Superior SS100 2


しゃべるモトラド。かなり口数が多い。
キノの祖国でポンコツのまま放置されていたものを、初代キノがレストアした。
ブラフ・シューペリアSS100という実在のオートバイがモデル。
走ること・しゃべること・メンテナンスされることが好きで、逆に雑に扱われたり物置台やテーブルとして使われるとブツブツ文句を言う。
ちなみにこの世界ではモトラドはひとつの人格として認められているが、生き物としてではなく、あくまで機械扱いである。
寝起きが悪く、キノの一日は毎朝エルメスをたたき起こすことから始まる。
「キノの旅」の世界では、モトラドはあまり手に入らない貴重な乗り物として扱われており、何回も奪われそうになったことがある。
ちなみに「バイク」というと空を飛ぶものを含むというが、そんなものは登場したことが無い。

レギュラーキャラクター

シズ組

犬と幼女と元王子


とある国の王子だった美青年。緑色のセーターを着て、腰に日本刀を下げている。年齢は20代後半くらいと思われる。
彼の生まれた国は彼の祖父が治めており豊かだったが、父親は暴君で、祖父を殺害して国をのっとり圧政を敷いた。
無慈悲な父に反発したシズは国を追い出され、バギーに乗って安住の地を探す旅を始めた。
その後いったん祖国に帰って父主催のコロシアムに参加し、国を荒廃させた父に復讐しようと計画するが、そこに参加していたキノに敗れ、父王はキノによって殺害された。
剣術の達人で、銃で撃たれても刀で弾丸を切り飛ばしてしまうため、彼の前では銃は基本的に無力である。但しキノと勝負すると負ける。
キノや師匠と比べると人間的・常識的な思考をしており、たとえ自らに利益が無くても進んで人助けもする。

大きなサモエド犬。人語を話す。オス。
なぜかシズをご主人様と呼んでなついており、一緒にバギーに乗って旅をしている。
シズ組がメインの回ではいつも彼が語り手となって、彼の視点で物語が語られている。
ちなみに、たまに会うキノのことは気に入っているが、エルメスのことは大嫌いである。
ティーのことも最初は嫌っていた。
本名はティファナ白髪無口無表情幼女
「船の国」という、船そのものが国家の国で生まれたらしい。その国はまもなく滅亡し、ティーだけがシズに引き取られた。彼女のセリフは必ずすべてひらがなになっている。
爆発物が大好きで、たまに口を開いても「ばくだんのでばんだな」等物騒な発言ばかりで、その都度シズに諭されている。
その思考はシズにも陸にも良く分からないが、二人と全く異なる目線で世界を見ているため、たまに思いもよらない発言をして彼らを驚かせることがある。

師匠組

流れる黒髪さんと


この二人がメインの回は、現在ではなく過去の話となっている。
おんぼろのスバル360に乗って世界を旅していた。現在は二人とも老人である。

キノの師匠にして金の亡者の女渡世人。
キノからも「相棒」からも師匠と呼ばれるが、彼女が旅の心得を指南したのはキノだけである。
大変に金銭欲が強く、ほとんどの行動はそれが儲かる話かどうかで決定している。
基本的に儲け話であれば少しの躊躇も無く人殺しもするし、金にならなければ目の前で殺されそうな人を助けることもしない。
場合によっては虐殺に近い行為すら行う。
しかし、結果的に彼女の行動が周りの人々から感謝されることもしばしばある。
極めて計算高く、傍目に見ると自ら儲け話を逃すような行動をすることもあるが、それもたいていは最終的な利益が最大になるように計算した結果の行動である。
現在は旅をやめ、森で生活している。

途中で師匠とともに旅するようになった男。賞金首。
師匠にはかなわないまでもかなりの戦闘術や知識を持っている。
年老いた現在では師匠と別れ、ある国で定住生活を送っている。
年老いてからキノに会った際、若い頃使っていたパースエイダー(「森の人」)を彼女に譲っている。

その他の登場人物


アニメ

2003年4月から7月にかけて全13話が放送された。
また、2005年2月に劇場版『キノの旅 何かをするために -life goes on.-』が公開された。

主題歌

オープニングテーマ
「all the way」下川みくに

テレビアニメ版エンディングテーマ
「the Beautiful World」前田愛

劇場版第1弾エンディングテーマ
「はじまりの日」前田愛

劇場版第2弾エンディングテーマ
「Bird」下川みくに

各話リスト(TVアニメ)

話数サブタイトル
第1話人の痛みが分かる国 -I See You.-
第2話人を喰った話 -I Want to Live.-
第3話予言の国 -We NO The Future-
第4話大人の国 -Natural Right-
第5話レールの上の三人の男 -On the Rails-
第6話コロシアム(前編) -Avengers-
第7話コロシアム(後編) -Avengers-
第8話魔法使いの国 -Potentials of Magic-
第9話本の国 -Nothing Is Wriiten!-
第10話機械人形の話 -One-way Mission-
第11話彼女の旅 -Love and Bullets-
第12話平和な国 -Mother's Love-
第13話優しい国 -Tomorrow Never Comes-


ゲーム

PS2で2作発売されている。

  • キノの旅 -the Beautiful World-
  • キノの旅II -the Beautiful World-
いずれもいわゆるアドベンチャーゲームである。

ゲームオリジナルの登場人物

関連イラスト

キノさんたち
旅の途中


旅人
×××××



関連タグ

キノ ライトノベル 学園キノ

外部リンク

公式サイト

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