基礎データ
全国図鑑 | No.0781 |
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アローラ図鑑 | No.344 |
ガラル図鑑 | No.360 |
ローマ字表記 | Dadarin |
分類 | もくずポケモン |
タイプ | ゴースト/くさ |
高さ | 3.9m |
重さ | 210.0kg |
せいべつ | 不明 |
特性 | はがねつかい |
タマゴグループ | こうぶつ |
他言語での名称
英語・イタリア語・スペイン語 | Dhelmise |
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ドイツ語 | Moruda |
フランス語 | Sinistrail |
韓国語 | 타타륜 |
中国語 | 破破舵轮 |
概要
第7世代『SM』に初登場した舵輪と錨をモチーフにした無機質なポケモン。
名前の由来は「堕」+「舵輪」と「祟り」を引っかけたダブルミーニングだと思われる。英名は「helm」(舵を取る、支配する)と「demise」(崩御、終焉)を組み合わせた名前になっている。
誰がどう見てもはがねタイプかみずタイプのどちらかを持っているように見えるが、
本体はそれらにからみ付いている海藻の方であり、タイプもゴースト・くさとなっている。
前述の舵輪&錨を始めとする、海底に沈んだゴミを絡めとって身体の分解を防いでおり、『「モズク」が「モクズ(海のゴミ)」を絡め取って生きている』という、面白くかつ紛らわしい言葉遊びとなっている。
3.9mというポケモンの中では大型のサイズを誇り、その迫力は相当なもの。
当初は「鎖を伸ばし切った状態の長さ」という説もあったが、アニメにより鎖抜きでこのサイズである事が判明した。錨が巨大なのはまだしもとして、何故舵輪の方がこんなに巨大でかつそこら辺の海に落ちているのかは大概疑問ではある。
海藻部分を鎖状に伸ばし、錨をブンブン振り回すというゴーストポケモンらしからぬ豪快な生態をしている。図鑑によればこの攻撃はリーチは数百メートル、火力はホエルオーを一撃KOと脅威の攻撃力を誇る模様。
なお、海藻のポケモンながらその性質は肉食に近く、上記の行動も防衛ではなく狩りである。海に錨を下ろして獲物を待ち伏せ、捉えるとゴーストポケモンらしく生気を吸い取る。その巨体故か、狩りの対象はホエルオーの様な大物ばかりとのこと。
また、舵輪の右側には回転するコンパスのようなものが付いており、単なる依り代の部品に過ぎないはずだが、時々目の様な働きや感情表現を見せることがあるようだ。
同じ藻屑のポケモンであるクズモーやドラミドロとは仲が良く、共生関係を築いている。
ちなみにムーンの図鑑によれば、海に漂うモズクの魂が生まれ変わったと解説されており、ポケモンでも珍しい現存する生物がポケモンに転生するという設定を持つ稀有な存在でもある。
色違いは緑色の部分が赤色になっている。
ゲームでの特徴
SM・USUM
ソード・シールド
- 9ばんどうろのキルクスの入り江、もしくはスパイクタウンの外れにシンボルで出現するが、出現率はわずか1%とここでもやはりレアポケモンである。しかし、草むら付近を行ったりきたりするだけでシンボルの出現の調整ができ、キルクスの入り江の草むらなら調整もしやすいのでそこで粘るといいだろう。
- ワイルドエリアのマックスレイドバトルのポケモンにも選出されているが、どの出現ポイントも出現確率が10%以下となっており、やはり狙いにくい。
- DLC『鎧の孤島』では、ダダリンを連れ歩けるようになったが、船のパーツモチーフとあってか海上でも半分海水に浸かりながら付いてきてくれる。
LEGENDSアルセウス・スカーレット・バイオレット
- 未登場。
性能
種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
70 | 131 | 100 | 86 | 90 | 40 | 517 |
- ステータスは攻撃・防御が高く素早さが低い重火力物理型。
一般ゴーストポケモンにおいて、ゴルーグを追い抜き攻撃力最高を更新した。ゴースト・くさという複合なのでノーマル・かくとう無効かつ、粉・胞子系の技・特性を受けない。
- 特徴として専用特性「はがねつかい」を持ち、はがねタイプの攻撃技の威力が通常の1.5倍になっている。つまり、実質タイプ一致技としてはがね技を使える。また、専用技としてはがねタイプの物理技「アンカーショット」を習得し、この技を受けた相手を交代・逃走できなくする。追加効果が同じ複合タイプを持つジュナイパーの「かげぬい」と同じであるが、あちらは非接触技という利点がある反面、無効にされるタイプもあるため比較は容易だろう。
- その代わりと言っては何だが、タイプ不一致または特性対象の物理技にかなり恵まれている。というか、くさ・ゴーストタイプの物理技よりも、はがねタイプの物理技をより多く修得する。はがねタイプでは「ジャイロボール」と「ヘビーボンバー」も候補に入るが、「遅いがジャイロボールを使うには少し速い」「重いがヘビーボンバーを使うには少し軽い」などと言われる事も。「じしん」は相性補完に極めて役立つ。また、水中生活をするためか、「うずしお」や「なみのり」を修得する。特攻も決して低い訳ではないので、覚えさせる事も十分に考えられる。
- 条件付きのものも多いが、グラススライダーは隠れ特性が解禁されて流行っているゴリランダーが展開するグラスフィールドを逆に利用でき、ポルターガイストは下記の「すりかえ」とも相性が良い。アイアンローラーは前2つの技よりは発動条件が厳しいが、ダイマックス技や各種メイカー系の特性でフィールドを張られることの多い剣盾の環境なら腐ることは無い。
- 反面、変化技は「お前は本当にゴーストタイプでくさタイプなのか?」と言いたくなるほどに貧弱。とにかく変化技がお家芸であるはずの2タイプを所有していながら補助技は指で数える程度しか習得できず、有用なのは「つるぎのまい」と「サイドチェンジ」「すりかえ」くらいが良いところである。
- ちなみに、タマゴグループは植物ではなく鉱物となっている。性別がないのでメタモンがいないと無意味だが。そして何故か「メロメロ」を覚える。前例はあるが何故だろうか…。流石におかしかったからか剣盾からは新たに覚えさせることができなくなった。
使用トレーナー
ゲーム版
アニメ版
『アニポケ・サトシの旅シリーズ』
- SM40話
『アニポケ・リコとロイの旅シリーズ』
- ラプラス海賊団のダダリン
関連イラスト
関連タグ
ポケットモンスター ポケモン ポケモンSM ポケモンUSUM
0780.ジジーロン→0781.ダダリン→0782.ジャラコ
同複合タイプ
関連ポケモン等
- クズモー:共生関係
- ホエルオー:仕留めることもある。
- ゾウドウ・ダイオウドウ:こちらは仮説だがインドぞうが生まれ変わったと言われているポケモン
- オトシドリ:同じく自身の持つタイプとは違うタイプを強化する特性を持ったポケモン