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パワードスーツ

ぱわーどすーつ

とりあえず着たら強くなる。
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概要

SF作品などに登場する、装甲武装を施した強化服などのこと。近年ではファンタジー色の濃いような作品にも類似する物が登場しているので、特にSF縛りという事は言われなくなっている。

基本的にはのように着る物が主流で、使用者は基本的な操作については特別な訓練を必要としない。
「着る」という性質上、大きさは人間の身長と大差ないが、
中には動力を内蔵した大型の「乗る」タイプもあり、
デザインも乗り物の場合はほぼ人型だが、作品によっては非人間的な体型の物も登場する。

なんだかんだで厳密な定義は無く、それぞれの原作者のフィーリングでカテゴライズされている。

特定ジャンルではなく、こうした類のガジェットの総称として用いられるため、亜種とも言えるものが多数存在する。

始まり

その嚆矢は、SF小説『宇宙の戦士』に登場した機動歩兵と言われている。

機動歩兵


実用化

介護福祉などの分野で、こうした体力強化・補助スーツが実用化に向けて開発が進められている。
軍事においても、GE社のハーディマン(Hardyman)を祖とするパワーアシストスーツが開発されているが、残念ながら戦闘に用いるのではなく、リフトクレーンの代用程度にすぎない。

技術的問題点

そもそも着こむタイプのパワードスーツは基本骨格を生身の人間が担当するため、どうしても性能に上限がついてしまう。それは急激な運動や機動に人間の骨格・筋肉・生理機能が耐え切れないためであり、挙動にかんしては人間以上にするのが難しくなっている。
また軍事用として見た場合も人間が収まる形に内部構造を調整しないと行けないことから脇下や股下・首などの関節部に制限が多く、極端な重装化が難しく、戦場で使うには装甲が脆すぎるなどの問題点も多い。きぐるみなどを想像すると分かり易い。
上記のような問題点を克服する手段の一つとしては下記のモビルスーツのように乗り込むタイプにするのがもっとも現実的な解決手段だといえるが、そうなるとパワード「スーツ」であるのかに疑問が出てくるのである。

創作物におけるパワードスーツ

AFSPKA

AFS用高機動ユニット


マシーネンクリーガー』に登場するパワードスーツ。
アーマード・ファイティング・スーツ(パンツァー・カンプフ・アンツーグ)の略で、日本語訳は「装甲戦闘服」である。
なお最初に発表された模型はミクロマンを芯に自作したもので、元ネタは大友克弘の「武器よさらば」(後に"SHORT PEACE"の一編としてアニメ化)だったりする。

モビルスーツ

機動戦士ガンダム』シリーズに登場する全高18m前後の人型ロボット。
ジオン公国軍の開発したザクが始祖である。
そのヒントとなったのが『宇宙の戦士』のパワードスーツであり、特にガンキャノンのデザインには機動歩兵の面影が強く残る。

よくもまぁチョロチョロと…スカート付きがぁ!


↑ガンキャノン
 

パワーローダー

マスター・スレイブ方式で駆動する、いわゆる強化外骨格
映画『エイリアン2』に登場し、クイーンエイリアンと死闘を繰り広げた同名の作業用ローダーが有名である。
現実に研究されているのもこれであり、現在開発中のものは91キロの荷物を背負って最高時速16キロで走ることが出来、バッテリー駆動で二時間程度の稼働時間を持つ。所謂「自衛隊ガンダム計画」の「先進個人装備システムACIES(エーシス)」はこれの発展型であるとされる。
ビジュアル的には『スカイガールズ』のソニックダイバーを思い出してもらえればほぼ間違いない
佐藤大輔著の小説『遥かなる星』にも同種の外骨格が登場する。

エクゾスケルトンスーツ

エクゾスカル零』に登場。
いかなる防御をも貫き通す「」、
いかなる攻撃をも撥ね返す「」、
最強の「矛」と「盾」を同時に併せ持つ。
無敵にして巧妙の
正義に従事する者だけが着装する。
強化外骨格、装甲電獅子、神造歩兵など様々なものがあるが、
特に選ばれた七体の鎧、および、その着装者はエクゾスカル某と呼ばれている。
装備はSF的だが、動力に「死者の魂」を使用するためファンタジー系でもある。

プロテクトギア

紅い眼鏡』などの作品群、『ケルベロス・サーガ』に登場。
暗視装置や換気装置、無線、機関銃用の弾帯などを搭載している。
シリーズによってはパワードスーツではなく、動力を持たない純粋な鎧だったりもする。

アイアンマン

鉄男2


MARVELに登場するヒーロー。軍需企業社長のアンソニー・エドワード・スタークがテロリストに捕まり、脱出のためにアーマーを作り、そこから改良を加えてごつい初期型からスリムなマークシリーズを生み出し、彼自ら装着してヒーローとして活躍する。
強靭な装甲で飛行が可能。小型ミサイルやビーム光線など改良を加えるごとに戦闘能力が増えていっている。
作中に登場するスーツは基本的に人間サイズであるが、アイアンモンガーやハルクバスターのような巨人型のスーツも登場する。

メタルヒーロー/平成ライダーの一部/スーパー戦隊

仮面ライダーと言えばサイボーグのイメージが強いが、平成になってからは改造手術に対する風当たりが強くなったので、宇宙刑事ギャバンをはしりとするメタルヒーローの流れを汲み、「強化装甲を纏うことで変身する仮面ライダー」も(主にサブライダーで)増えていった。
パワードスーツを着たタイプの仮面ライダーのはしりは仮面ライダーG3であり、その後もファイズシステムミラーワールドのライダーBOARDのライダーシステム仮面ライダーイクサなどがこれに該当する。また、仮面ライダーフォーゼにはライダースーツとは別のパワーローダー型ユニットパワーダイザーが登場する。

また、スーパー戦隊シリーズのヒーローたちが纏うコスチュームも、一般的なパワードスーツのイメージである「強化装甲服(強化外骨格)」とは違うが、「強化服」という意味では立派なパワードスーツである。
尤もドラゴンレンジャーの鎧を受け継いだアームドティラノレンジャー恐竜戦隊ジュウレンジャー)の登場以降は物語中盤以降の強化案として装甲を追加するパターンも増えたが(『特捜戦隊デカレンジャー』のSWATモード等)。

軍事用語にちなみ、強化装甲服は「ハードスキン」(戦車装甲車に相当)、(非装甲の)強化服は「ソフトスキン」(ジープバイクに相当)と分類分けされることも。まぁソフトスキンと言っても戦隊スーツは十分な防御力を持っているわけだが。

強殖装甲ユニット

強殖装甲ガイバー』に登場。
かつて地球を訪れた宇宙人「降臨者」が残したもので、「ガイバーユニット」、「ユニット・G」とも呼ばれる。
接触した生物を融合・強化する「強殖生物」とそれを制御する「制御装置(コントロールメタル)」で構成され、殖装(装着)した者の身体構造を作り替える。また、殖装を解除するとユニットは異次元空間に移動し、殖装の際に再び三次元空間に出現する。
高速振動する刃で対象の分子結合を弱めて切り裂く高周波ブレード、飛行や小型ワームホール生成を行う重力制御球(グラビティ・コントローラー)、強力な破壊光線を発するメガスマッシャーなど多数の武装を有し、制御装置を通して殖装者同士でテレパシーも可能。
本来は戦闘用のパワードスーツなどではなく単なる宇宙服に過ぎなかったが、降臨者が戯れに地球人に殖装させた所、備え付けの作業ツール類は悉く強力な兵器に変わり、更に降臨者の精神支配から脱し(この世界の地球人は降臨者がゾアノイドの素体用に創り出した存在なので、降臨者の精神支配を受けるように設計されていた)反逆を行なった。
この事からユニットとその殖装者に対し、降臨者の言葉で「規格外品」を意味する「ガイバー」の名が付けられた。

パワーアーマー

Fallout4


Falloutシリーズに登場する兵器。
核電池を動力として駆動し、「単機で街ひとつを制圧できる」とも謳われた、アメリカの軍事技術の結晶。
設定的には最強・無敵の装甲服であり、シリーズの象徴的存在でもあるが、実際のゲーム中での性能は割とシリーズによってまちまち。

パワードアーマー

ドルバック・パワードアーマー


特装機兵ドルバック』に登場。
主役メカ「バリアブルマシーン」より旧式のやられメカとしての登場だが、バリアブルマシーン以上の人気を獲得。
メインスポンサー倒産で打ち切りの危機にあった本作を救ったのみならず、放送終了後もMSVばりのバリエーションまで発売されるほどの大躍進を遂げた。
…ぶっちゃけ、マニア向けの高額プラモだった『AFS』の代用品として売れたようなものだが。

ライドアーマーアーマーサイクル

機甲創世記モスピーダ』に登場。
普段はアーマーサイクル(装甲バイク)として兵士の足となり、戦闘時にはライドアーマー(パワードスーツ)に変形する、変形パワードスーツの元祖。
オタク業界ではバイクから変形するパワードスーツは「モスピーダ」の一言で通じるレベル。
元から着ている装甲服にパワーアシストホバー装置(このホバーはジャンプ力強化用(三次元戦闘用)であり水平方向の移動力はバイクより低い)に変形したバイクが合体する形式なので、生身での使用は不可能。一応バイクとしてだけなら生身でも使える。
小さく折りたたむ事で戦闘機に積む事も出来、不時着後のパイロットの足になる。装甲服はパイロットスーツも兼ねているので運用に関しての問題は無い。

余談だが後続のガーランドメガゾーン23)やトライチャージャー赤い光弾ジリオン)は大型三輪バイクが変形する「乗り込み型」なので生身でもパワードスーツとして使用可能である。

GetRide!アムドライバーに登場するバイザーに関しては、バイク型以外にもステルス戦闘機型等が存在し、変形して装着する事、元から着ているスーツ(アムジャケット)のアーマーとして装着される部分などでモスピーダと共通点を持つ。

ファンタジー系

聖衣(クロス)

聖闘士星矢』シリーズに登場。
見た目はただの鎧だが、装着者の小宇宙を増幅する効果がある。
逆に言えば増幅しなくても小宇宙さえ高ければよいので、聖衣無しで普通に勝つ事も。

魔導アーマー

魔導アーマー・ティナ


ファイナルファンタジー6』に登場。
名称こそ「アーマー」だが、着るのではなく乗り込んで操縦するタイプである為、モビルスーツ同様「強化服」とは呼び辛い。

霊子甲冑

サクラ大戦シリーズに登場。
もともとこの世界には蒸気機関で動く「亜人型重機」「人型蒸気」が存在して戦争でも使われていた。
それを対呪術戦用に特殊な装甲を施したのが霊子甲冑である。
また装甲材が搭乗者の霊力を伝える性質を持つことと霊子機関を追加搭載したことから搭乗者の霊力に比例して出力が上昇する。
ただしこの装甲は通常兵器に対する防御力は皆無に等しいため、対呪術戦以外で霊子甲冑が使われることはない。
実は最初に開発したのは南北戦争時代のアメリカ北軍である。

魔甲機(デミ・アーマー)

MAZE☆爆熱時空』に登場。
メインは魔法力強化(魔法使い以外でも魔法を使えるようになる)だが、身体能力も上がる。
魔甲機と契約する事は手っ取り早い出世街道だが(平民出身でも騎士になれる)、契約には己の魂の半分を魔甲機に埋め込む必要があり、失敗するとそのまま魂の半分を失って獣人(知能が獣並みに落ちて奴隷扱い)と化してしまうリスクがある。
ただし主人公機に関しては「王家伝来の聖甲機」だからか、二人乗りだからか、それとも主人公が特殊な人間だからか、契約時に魂の半分を埋め込んだ描写は無い。

劔冑(ツルギ)

装甲悪鬼村正 に登場。
エクゾスカルと同様、死者の魂を使用するが、こちらはあくまでも制御用OS扱いらしい。
元々は製作者の魂を必要としたため量産が不可能だったが、現代では人造人間(ホムンクルス)の魂を使用することで量産が可能となっている。
尤も名工の魂を宿した「真打」と、人造人間の魂を使用した「数打」では性能が段違いだが。
装着者の「熱量」を動力源とするため、使用後は体温が下がり空腹になる。
劔冑自体は日本製であるが、日本独自の技術というわけでもなく欧州製の劔冑である「クルス」も存在する。

装甲機竜(ドラグライド)

最弱無敗の神装機竜に登場する兵器。
巨大なバックパックと四肢の装甲に、レオタード様のインナースーツを露出させた外観は、上述してきたパワードスーツというよりはMS少女等のメカ少女に近い。

関連タグ

甲冑 ロボット 装甲 強化服
エクソスケルトン/強化外骨格

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