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概要

CV:高島雅羅


地球連邦軍の技術士官で、本作の主人公・カミーユ・ビダンの母親。階級は中尉。

容姿は完全にカミーユの女版であり、カミーユの容姿が母親似である事が一目で分かる。


材料工学を専門として主に装甲材などの開発を手掛けており、ティターンズではガンダムMk-Ⅱの装甲開発を担当していた他、ドゴス・ギアの建造にも関わっていた。

同じく技術士官である夫のフランクリン・ビダン同様に仕事の虫であり、息子の事も殆ど相手をせずに夫同様に家を空けているばかりか、夫が外で愛人を作っている事を知りながらも、「自分の仕事を邪魔されないから」という理由で無関心であるなど、家庭は事実上崩壊していた。

その一方で、カミーユがティターンズの憲兵に逮捕された際には、身元引受人として引き取りに行くなど、フランクリンに比べれば、まだカミーユに対する親や保護者としての最低限の自覚はあった模様(ただし小説版では、フランクリンが仕事を理由に迎えに行くのを拒否して、止む無く手が空いていた彼女が来ただけだろうとカミーユは見抜いていた)。

他にも仕事上の重要な資料等を家に持ち帰っている様子はないので、夫と違って軍属としての機密保持に対する基本的な意識もあった模様(ただし、夫が機密保持上問題と言える行動をしている事を咎めたりそもそも気付いていた様子もなく、ここでも夫婦関係が互いに冷え切っている事が窺える)。


その後はガンダムMk-Ⅱを奪ったカミーユの親という事で、ティターンズによって人質にされてしまい、カプセルに閉じ込められて宇宙空間に放たれ、カプセルの中に人がいるという事を知らされずに爆弾と勘違いしていたジェリド・メサが乗るハイザックに撃ち抜かれて、カミーユの目の前で殺害された。


殺される直前にカミーユが彼女に投げかけた台詞は、「あなたは何やってるんです!そんなところで!」という、仮にも人質に取られている実の母親に向ける言葉とは思えない程に他人行儀な台詞であり、家族関係がどれだけ冷え切っていたか窺い知れる。

しかし目の前で母親を殺され、永久に分かり合う機会を失ったカミーユは激しく取り乱して慟哭した。


事情を知らずにカミーユの母を殺してしまったジェリドは、その瞬間に言いようのない不愉快さを感じ取り、事情を知った後にはその罪悪感から

「まだおっぱいが恋しい年頃だったんだものなあ…殴ってもいいんだぜ?いつかの空港の時みたいにな」

と、無駄にカミーユを挑発して殴らせようとするが、当のカミーユの方は

「軍人は善悪の判断が出来ないし、直接対決では勝ってるから許してやる。代わりにお前の組織を憎む(意訳)」と返して、さらに互いの因縁を深めていく事になる。


このような人物ではあるが、フランクリンと比べればまだ親子として向き合える可能性があった為か、この一件はカミーユに暗い影を落とし、その後の物語の中でもかなり引きずっていた他、後に彼がエゥーゴのパイロットとして戦う事を改めて決意する大きな動機にもなった。

また、こういった彼女の息子を蔑ろにした母親としての姿勢のせいで、カミーユは女性に対して満たされなかった母性を求めてしまうらしく、エマ・シーンからはストレートにマザーコンプレックスと評されている。

現にハマーン・カーンとの対決で、ニュータイプの共鳴により互いの深層心理を垣間見た時に、カミーユの心の底にあったのは、母親に可愛がられていた幼い頃の記憶であった。


なお、機動戦士Ζガンダム Defineでは、設定がかなり改変された人物の一人。フランクリンと不仲の様子は見られず、寧ろ両親の最期を見たときのカミーユの走馬灯から、双方ともに仕事の合間を縫って家族として息子と接していた。しかし、カミーユがジェリドやカクリコンの悪辣な言動に耐え切れなくなりブライトやファとともに脱出したところ、それに対する報復措置として夫のフランクリン同様人質作戦の末に殺されてしまう。人格そのものは双方ともにまともな部類に改変されたのに、住んでいた場所がティターンズの拠点だったばかりに悲劇に見舞われる形となった。(ちなみにリックディアス奪還任務に就いたのはカクリコンであり彼も(悪い意味で)性格が改変されている。)


関連タグ

機動戦士Ζガンダム カミーユ・ビダン フランクリン・ビダン ドゴス・ギア 地球連邦軍

技術者 毒親


カマリア・レイ前作主人公の母親。こちらも夫との関係は冷え切っており、幼いアムロや夫とは別居して地球に残り愛人を作っているなど毒親ではあるが、アムロに対する愛情は一方的だがちゃんとあり、母親として息子を庇ったり心配する場面もあるなど、ヒルダに比べればまだマシである。

テム・レイ前作主人公の父親。ガンダムを開発した技術者であるなど共通点は多いが、彼の方は彼なりに息子に対する愛情はちゃんと持っており、私室に彼の写真を置いていたり、ガンダムのパイロットとなった息子の事を気にかけたり心配する描写もあった。また、子供を戦わせる事に心を痛めており、軍属として戦争を一刻も早く終わらせようという強い想いもあるなど、決して技術一辺倒の人物でもない。


モニカ・アノー後年の作品主人公の母親。仕事人間で家庭をほったらかしがちだが子供に対する愛情はある、という点はテムやヒルダと同じだが、彼女の場合はそんな自分や子供たちのことを理解して子育てを引き受けるガンダムシリーズ屈指の主人公の父親であるレズリーがいた。そして夫が息子を庇って死亡した後、夫に甘えて家庭を開けがちだったことを正式に謝罪して和解している。

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