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第1次ネオ・ジオン抗争

だいいちじねおじおんこうそう

第1次ネオ・ジオン抗争とは「機動戦士ガンダムZZ」の劇中で起きた戦いの総称。グリプス戦役の直後に起きている。
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概要

宇宙世紀0088年初頭、地球連邦軍の内部組織であったエゥーゴティターンズの戦争であるグリプス戦役はエゥーゴの勝利とティターンズ壊滅・解散で幕を閉じた。

エゥーゴは連邦軍の主導権を握ったが戦力の殆どを戦いで失っており、戦後の主導権は握れなかった。尚、グリプス戦役の終結直後にエゥーゴに反発するティターンズシンパの連邦軍人の組織によるペズンの反乱が起きている。

グリプス戦役の最中に介入し、途中で離脱して戦力を温存していたハマーン・カーンミネバ・ラオ・ザビ率いるジオン残党軍アクシズは漁夫の利を得る形で主導権を握った。

そしてザビ家再興を目指してジオン公国の後継組織としてネオ・ジオンを名乗り各サイドへの侵攻を開始した。

これが0089年まで続く第1次ネオ・ジオン抗争こと、ハマーン戦争の始まりであった。


ネオ・ジオンの各サイド侵攻

宇宙世紀0088年2月頃、ネオ・ジオンはエゥーゴが壊滅状態にある事を良い事に各サイドへの侵攻を敢行、サイド1のシャングリラには戦いでボロボロになったアーガマが寄港しており、ネオ・ジオンのマシュマー・セロエンドラ隊が襲撃したが偶然にもZガンダムを盗もうとしたシャングリラの少年ジュドー・アーシタによって阻止された。

しかしアルカディアやエルドラド等は約1日ほどで制圧されていった。またその中でブリカドーンだけは、フェアトン・ラーフ・アルギスにより数日ほどかかったが死者無しと言う無血で占領された。

またエゥーゴの一部メンバーや逆賊として追われる身となっていたティターンズの残党が、ネオ・ジオンに合流している。


その後ZZガンダムの登場以降からエゥーゴはガンダムチームを組織した。


ネオ・ジオンの地球侵攻作戦

各コロニーの制圧をほぼ完了したネオ・ジオンは地球侵攻作戦を開始。目標はアフリカにある、地球連邦首都ダカールであった。

ガンダムチームも、これを追って地球へ続けて降下した。

だが連邦軍やエゥーゴが疲弊していた為に結局ダカールは、ネオ・ジオン本隊より先んじて降下していたライン・ドラグン及びルイ・バザール率いる先遣部隊によって占領されており、ネオ・ジオンはロンメル隊などの旧ジオン公国軍残党やティターンズ残党の一部をも配下に収める勢いを見せ、ミネバを担ぎ上げたパレードパーティーを行い、自らの力を見せ付けた。

アーガマとガンダムチームはエゥーゴの支援組織であるカラバと合同でダカールの奪回を敢行、どうにか奪回に成功した。


ちなみにこの頃にはインドラ隊がニューヤークの占領に成功している。

その後、ハマーン不在のアクシズをメッチャー・ムチャ率いるエゥーゴ艦隊がソーラ・システムを用いて攻略を目論んだが、フェアトン考案の超巨大太陽発電装置ラーフ・システムにより失敗した。なお、このアクシズ攻防戦にてフェアトンは行方不明となっている。


余談であるが、この地球降下作戦ではネオ・ジオンと同盟関係にあるジオンマーズによって降下に特化したMS部隊の支援も予定されていたが、艦艇ごと降下できるようになったため取りやめになっている。


繰り返されたコロニー落とし

アーガマはダカールから逃げた連邦政府高官のいるダブリンへ向かった。

だが高官達はジオン発祥の地であるサイド3をネオ・ジオンへ譲渡しようという無責任な事を考えていた。

そしてネオ・ジオンは力を誇示する事や先に行われたアクシズへの攻撃の報復を兼ねて、ダブリンへのコロニー落としを敢行した。

連邦政府が地球人口の削減を狙って避難勧告を出さなかったがエゥーゴとカラバが市民の避難を行い住民の避難は完了した。

結局コロニーが原型を留めたまま突き刺さる形で落下し、ダブリンは壊滅状態となった。

そしてハマーンは宇宙へと帰還した。


ネオ・ジオン分裂と最終決戦

コロニー落としもあって地球連邦政府は停戦条約の締結と引き換えに、ネオ・ジオンにジオン発祥の地であるサイド3の譲渡を認めてしまった。以後、ハマーンはサイド3のコロニーであるコア3を自身の活動拠点としている。

ガンダムチームは、新造艦ネェル・アーガマを手に入れてネオ・ジオンと戦う。


一方サイド3を手に入れたネオ・ジオンだったが内部ではかねてからハマーンの支配体制に不満を抱いていた一部将兵達が、ギレン・ザビの血を引いていると言われる将校グレミー・トトを中心に反乱を起こした。

この内乱でネオ・ジオンは大きく消耗、ジオンマーズは巻き込まれることを嫌ってどちらにも与しない派閥を回収して火星へ撤退。更にはガンダムチームも参戦し、そして最終的にはハマーンはジュドーとの戦いで戦死した。


コア3撤退戦

宇宙世紀0089年1月17日、ようやく再編が完了した連邦軍艦隊が遅れて戦場に到着した時には趨勢が決していた。

ハマーンとグレミー、双方の戦死によって統制を失ったネオ・ジオンは、各個の判断で撤退や仇討ちの為に連邦艦隊へ突撃を行う混沌とした状況になっている。


その中で活躍したのがクランゲル家のリュース・クランゲル少佐と、ハマーンの妹であるセラーナ・カーン外務次官である。

リュースはハマーン派・グレミー派を問わず、クランゲル家が独自の資産で建造した戦艦グワーシャのメガ粒子砲から放たれるビームを道標とすることでグワーシャへ撤退させ、それらを自身の派閥に取り込むことで戦後の勢力基盤を確たるものとしている。

この時、リュースの呼びかけに対して、リセ・ジェナロが指揮するエンドラ級アタラント2を中心とした一部戦力が反発して進路を反転。コア3内に取り残された民間人を救出するためにコア3へ突撃し、多くの犠牲を払いながらも救出に成功している。


一方セラーナは、ハマーンの仇討ちに燃えて連邦軍へ突撃を敢行して次々と散っていく部隊に向けて、自身の動きをハマーンの立体映像にトレースすることで自身の演説に将兵らの耳を傾けさせ、多くの部隊を戦闘宙域から撤退させることに成功している。


終戦とその後

旗艦サダラーンにいたミネバは影武者であった事が判明、ネオ・ジオンは実質瓦解した。

幾人かの将兵は投降したが、多くの者達はそれを拒否して各地に潜伏していった。

戦乱の終結後、指導者を失って実質、アナハイム・エレクトロニクスに牛耳られていたエゥーゴとカラバは崩壊同然となった様で連邦軍に組み込まれる形で発展的に解散した。

だがスペースノイドの独立要求が連邦政府に踏み躙られるという以前の様な状況であるため、連邦への迎合を拒んだエゥーゴとカラバの一部メンバーはエグム等の反連邦組織やゲリラになっていき、更にはティターンズやジオン残党と合流する者までいると言う状況となった。


またハマーン亡き後のネオ・ジオンの地球部隊は、各所で宇宙への脱出を試みるべく各個に撤退を開始、それを阻む連邦軍との激戦が各地で勃発している。

またこれとは別にセラーナ・カーン外務次官を中心とする穏健派勢力は、連邦政府との和平交渉に臨んだが交渉は決裂、セラーナは追撃してきた強硬派との戦闘で行方不明になったという。


そして連邦軍は元エゥーゴメンバーであるブライト・ノアアムロ・レイを中心に外郭独立部隊ロンド・ベルを組織し、反連邦運動の制圧へ向かう。

再び連邦政府の何も変わらぬ圧政が各コロニーに行われるという現状は、ジオン・ズム・ダイクン息子である赤い彗星逆襲を招く事となる。


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