魔女化

まじょか

魔女化とは、本来魔女でないものが魔女に変貌することである。

概要

魔女でないものが魔女になる作品は多いが、魔女化という場合は特にそれがネガティヴかつ不可逆に描かれている場合が多い。

いわゆる悪堕ちというニュアンスが強い。

逆に魔女になることがポジティヴに描かれている、又はそれが一時的なものである場合は変身と呼ばれ、魔法少女ものと同列に扱われる。

主に、以下の作品で魔女化が扱われる。

※以下、幾つかの作品のネタバレを扱っています。

魔法少女まどか☆マギカ

本作に登場する魔法少女は、絶望や魔力切れにより変身アイテム・ソウルジェムが濁りきると魔女に変貌する。

より正確には、ソウルジェムが魔女の卵・グリーフシードに変化し、そこから魔女が誕生する。魔法少女の肉体は別にあるが、魂の器であるソウルジェムは消滅しているのでそれは死体と同様の抜け殻である。

濁ったソウルジェムを回復するには、魔女を倒して得るグリーフシードが必要である。したがってジリ貧に陥ると、グリーフシードが足りないのに魔女を倒す魔力も足りないという状況になって魔女化してしまう。

また、魔法少女は魔女と戦うという宿命を代償にキュゥべえに願いを叶えてもらっている。キュゥべえはどのような願いでも叶えてくれるが、その願いはいつかどこかで裏目に出て、絶望のもととなってしまう。

結局、すべての魔法少女にとって魔女化は逃れられない運命である。

本作品内においては、上記の概要におけるポジティブな魔法少女の変身と､ネガティブな魔女化のギャップの差を示したシナリオやその構成が大きな反響を呼び､ヒット作となった。

魔女化一覧

人間体	魔女体	登場作品
美樹さやか	Oktavia von Seckendorff	本編
鹿目まどか	Kriemhild Gretchen	本編
巴マミ	Candeloro	ポータブル
佐倉杏子	Ophelia	ポータブル
暁美ほむら	Homulilly	ポータブル、劇場版(新編)
呉キリカ	Latriaa	おりこ、マギレコ
飛鳥ユウリ	Arzt Kochen	かずみ
杏里あいり	Nie Blühen Herzen	かずみ
神那ニコ	Weisse Königin	かずみ
和紗ミチル	(不明)	かずみ
宇佐木里美	なきむしの鎧	かずみ
浅海サキ	あすなろの昴	かずみ
双樹姉妹	双頭の邪翼	かずみ
魔法少女姉妹	(不明)	The different story
百江なぎさ	charlotte	劇場版(新編)（注1）
美琴椿	瞳の魔女	すずね
奏遥香	鳥居の魔女	すずね
日向華々莉	(不明)	すずね
ラム	(不明)	たると
フレシュ	(不明)	たると
ラピヌ	泣きウサギの魔女	たると
イザボー・ド・バヴィエール	女王の黄昏	たると
安名メル	Etteilla	マギアレコード
黒羽根(匿名希望)	Matasaburo	マギアレコード
伊津見尹縫	Uhrmann	マギアレコード
環うい	shitori egumo	マギアレコード
瀬奈みこと	Sarah・Mirabilis・W	マギアレコード
黒江	Ichizo	マギアレコード

注1：魔女体は本編で登場しているが、元となった魔法少女が登場していなかった

魔女化想像図

上記の通り、設定上はマギカシリーズ全ての魔法少女に魔女体が存在する。

そこで、公式で魔女化していない魔法少女の魔女化想像図がファンによって描かれている。

他にも、本編の魔女が外伝魔法少女の魔女体ではないか、またはその逆の想像がされることもある。

『魔法少女まどか☆マギカポータブル』では、レギュラー登場の魔法少女5人に魔女体が設定され、ストーリー進行によっては魔女化することがある。これにより、本編で魔女化しなかった3人(生存組)の魔女体が全て公表された。

本作の魔女は劇団イヌカレーによる独特のデザインがなされている。そのため、本作とは関係のない、別の作品のキャラクターが魔女化したという設定のクロスオーバー二次創作で、マギカ世界の魔女風に描いた絵も存在する。

『マギアレコード』では自身の身体の一部を魔女形態にして使役するドッペルというシステムが存在し、外伝漫画作品の魔法少女の魔女形態がおおよそ判明している。

関連タグ

魔女　悪堕ち

魔法少女まどか☆マギカ　魔女(魔法少女まどか☆マギカ)　魔女図鑑

【絵師魔女化】　絵師魔女化

スクール人魚…目的を叶えられなかった少女達が人外に堕ちるという共通点がある。