イマジナリーフレンド
いまじなりーふれんど
心理学や精神医学における現象の1つで、直訳すると"空想の友人"。
特徴としては名前の通り本人の空想の中だけに存在する人物(架空の友人や兄弟として"イマジナリーコンパニオン"と呼ばれる事もある)で、その中で本人と会話したり視界に擬似的に映し出して遊戯などを行う。自分自身で生み出した友達である為、本人の都合の良いように振る舞ったり、自問自答の具現化として、本人に何らかの助言を行う事がある。ただし、その一方で自己嫌悪の具現化として本人を傷付ける事もある。
人間関係という概念に不慣れな幼い子供に起こりやすい現象であり、特にアメリカの子供に多い傾向が見られる。しかし、殆どの場合は実際に現実の対人関係を学ぶ事で幼少期の時点で自然消滅し、見たり懐かしむことはおろか、思い出すこともなくなる為、イマジナリーフレンドを忘れる事は子供が健全に成長する為の通過儀礼であるとも言える。仮に大人になって覚えていたとしても別に悪いことではない。問題なのは「十分成長しているにもかかわらずイマジナリーフレンドが存在するかの様に振る舞う」事だけである。
なお、本人が重度のストレスに苛まれた時に自身の感情などをイマジナリーフレンドに転嫁させ、自分がそのイマジナリーフレンドである様に振る舞う、つまり解離性同一性障害になってしまう場合があるとも指摘されている。ただし、全ての人間が必ずしもそうなる訳ではない。イマジナリーフレンド自体は、寧ろ人間の成長過程では誰でも起こり得る現象である。勿論、起こらなかったら起こらなかったで、単純にイマジナリーフレンドが必要ない程に人付き合いに恵まれていた等ポジティブな要因はいくらでもあるため、別段変という訳でもない。
因みに、最近の作品では沼にはまったが故に生まれる場合があり、その殆どのキャラクターはオタク扱いされた者達である。
暇な時に想像する脳内で活躍するカッコいい自分、所謂「脳内二次創作」もイマジナリーフレンドの一種ではあるが、これらの場合は大抵その場限りでポイ捨てされる為、厳密にはイマジナリーフレンドとは呼称されない。
フィクションでのイマジナリーフレンドは"実は実在する存在で特定の人間にしか見えない"や"本人から分離して独立した存在になり騒動を起こす"といった独自設定が組み込まれている場合もある。
- 作品名五十音。
- 一部の???はネタバレを含む為、閲覧の際には注意。
※1:ある回における展開を含めたネタバレもある為、詳細はリンク先に譲る。類似現象は別人にも兆候があったが…。なお、名称などはネタバレもあるために割愛する。
※2:イマジナリーフレンドの名称は不明。
※3:就寝時のみ。
※4:石沼も含む。1日ごとに年を取っとおり、22歳で独立。1人につき3週間程度。第146話で100人を突破しており、特に長男である時生は79万4178日、およそ2175年という年月をたった一人で過ごしていた。
※5:…のはずなのだが、彼女のソレはガチで霊障を起こしたり、時には物理的衝撃を与えたりしているので本当に「イマジナリー」かは疑問が残る
※6:そういう設定である。
※7:アイドル時代。
※8:イマジナリーフレンドを題材にしている作品のため、他にも沢山いる。
※9:3話以降は、すべての人物に認知されるようになる。
※10:作中では孤独な少年少女をよき友人として振る舞う「ザナ」という善良な妖精がいるという設定で妖精の魔法でイマジナリーフレンドのない兄ディーンでも見えるようになる。
フォスターズ・ホーム:役目を終え、主人に忘れ去られたイマジナリーフレンドが住む施設を舞台にした物語、この施設に入居したイマジナリーフレンドは創造主以外とも触れ合える様になっている。
イマジナリーフレンド(世にも奇妙な物語):世にも奇妙な物語のエピソードのひとつ。
ヒャクニチソウ(花騎士):こちらは解離性同一性障害に近く、イマジナリーフレンドとは異なる。→ジニア(花騎士)
表記ゆれ:イマジナリーフレンズ
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