神楽(銀魂)
かぐら
『銀魂』のメインヒロイン。住居兼事務所の万事屋で銀時・定春と同居している。
一人称は「私」。普段は片言で語尾に「~アル」、「~ネ」、「~ヨ」、「~ヨロシ」などをつけた典型的な協和語を話すが、ときおり標準語やギャグで関西弁を用いる。劇中ではギャグ漫画補正の影響か、やたらとヨゴレ役が回ってくることがあり、(ジャンプ史上でも恐らく初めて)ヒロインでありながら吐いてしまったがために、稀に「ゲロイン」と揶揄されることがある。
モデルは竹取物語のかぐや姫。(主人公の銀時が金太郎由来なため、ヒロインはかぐや姫にしたことが単行本の質問コーナーで語られている。)
ちなみに、実写版キャストは別の作品の実写映画で同じモデルのキャラクターを演じている。
名前の由来は北海道の地名「神楽町」から。
夜兎の特性である透けるように白い肌と、薄青または薄紫色の瞳を持ち、セミロングのピンクまたはオレンジの髪(アニメ版では、サーモンピンクの髪に青い瞳)を、基本的に両サイドで三つ編みにし、ぼんぼり(434訓によるとズンボラ星人のチ◯コケースとのこと)で纏めて団子状にしている。その容姿は、新八から「見た目だけは美少女と言ってもいい」と評され、寺門通からも「アイドルの素質アリ」と言われるほど。
普段は様々な種類の赤を基調としたチャイナ服を着ている事が多く、一部の人物からは、「チャイナ」または「チャイナ娘」と呼ばれている。ちなみに、連載初期のほとんどのチャイナ服には、背中の部分に満月をバックに餅つきをするウサギの姿が描かれていたが、現在は見られない(アニメにおいては、そのようなチャイナ服は一切描かれたことがない)。
なお、万事屋銀ちゃん入りしてから貧乳化していると公式で指摘されてる。これは、担当がロリコ…もといフリーランス時代よりも食えてない事を示唆しているのでは?と推測するファンもいる。
神楽自身も貧乳にコンプレックスを抱いており、陰で色々と涙ぐましい(?)努力をしている模様。
性格
長谷川から「激辛チャイナ娘」と呼ばれるほど口の悪さが目立ち、態度が非常に尊大で、型破りかつ自己中心的な性格。
銀時の影響からか、たまにジャンプヒロインにあるまじき鼻をほじるシーンや下ネタを口にすることもある。また、本音では中華系ヒロインを演じる事に面倒臭さを感じているらしい。
しかしその一方で意志が強く、義理人情に厚い。根は優しい母性的な女の子でもある。
ぶっきらぼうで、やたらさばけていたり耳年増な言動も多いが、ゴキブリが駄目だったり、トッシーにレイヤーと勘違いされて写真を撮られるのに頬を染めたり、バレンタインデーに万事屋男性陣にチョコレートを渡すのを恥ずかしがったり、可愛い傘を欲しがったりと、精神的には年相応である。
ときにはそれ以上に幼い面も見られ、遊ぶことに全力を注ぎ、サンタクロースを信じていたり、携帯電話が手に入ってはしゃいだりと、無邪気な一面も持つ。
物語が進むにつれて、銀時の金払いの問題点の深刻さについて自分なりに学んだようで、お年玉についての話題を持ち掛ける際、幼げな振舞いで相手の出方を見た後にごもっともな突っ込みをした他、人格入れ替わりの際、新八とともに給与の捻出方法について、ボケなのか本気で嘆いているのか分からない素振りで問い詰めるなど、そこそこしっかりした一面も見せるようになった。
というか(連載が進むにつれて)癖の強い変人が多数登場している為、相対的に常識的な一面を見せている。
作中では成長した神楽が登場している。詳しくは「神楽さん」を参照。
- 2年後神楽(イボ)
2年後の神楽…ではなく寄生型エイリアン「キューサイネトル」に寄生された時のイボが成長した姿。ただし後に本当の2年後にデザインが輸入された。
劇場版2作目『万事屋よ永遠なれ』に登場するグラマラスな神楽。銀時のいなくなった世界で「万事屋グラさん」として活動している。
銀ノ魂篇に登場する神楽。身体変化の技を習得していて、当初は幼い姿で神流と名乗り現れる。基本はイボの2年後に似た姿。
劇場版2作目と銀ノ魂篇を見るに、ロ…フェミニストの読みは伊達じゃなかった…。また、おまけとして金魂の神楽もいるがこちらも非常にグラマラス。
夜兎だけに高い潜在能力を有しており、その怪力はブルドーザーを押し返し、巨岩を放り投げ、コンクリートの壁をぶち破り、素手で石像を粉砕し、唾は凶器と化し、(ギャグではあるが)折れず曲がらずの銀時の木刀「洞爺湖」をへし折り、真正面から走ってきたパトカーと相撲を取れるほど。また瞬発力も高く、来島また子の発射した銃弾を避けたり、あるいは歯で噛んで止めたことすらある。
ただし、あまり戦場に慣れていないためか油断したり詰めが甘かったりと非常に隙が多く、場合によっては格下であるはずの相手にすら思わぬ苦戦を強いられる事もある。また阿伏兎からは、普段は人を傷つけることを恐れるあまりに無意識のうちに力をセーブしているため、夜兎の力が十分に発揮出来ていない点を指摘された。
夜兎の血が暴走を起こした際には、歴戦の夜兎である阿伏兎をして「バケモノ」と言わしめる程の力を発揮する(そのかわり、理性が吹き飛んで防衛本能や危機察知能力が著しく低下し、通常時よりもさらに付け入る隙が大きく生じてしまう)。
なお、鼻くそを弾き飛ばすだけでも驚異的な威力があり、新八の頭がこれで壁にめり込んだこともあった。
日光に弱い
夜兎特有の日光への耐性の低さゆえ、一族の例にもれず機関銃を仕込んだ日傘を常備しており、外に出るときはたいていこの傘を差している。作者が時々描き忘れることは、もはやネタにもされており、熱中症で倒れた際にも「そんな設定まだあったのか…!」と銀時が悔やむほどである。
ちなみに、アニメ第10期ED「This world is yours」では、日光に弱いはずなのに真夏の海岸を麦わら帽子に白いワンピース姿で走り回っているが、これはスタジオで撮影した物と説明がなされている(なお、この映像を見た担当声優は「誰このかわいい子?」と発言し、まったく神楽だと気付いていなかったというエピソードがある)。
後にこの設定を久々に引っ張り出してきて銀時達を困らせる事件を起こすが、自身の思惑を唯一見抜いた沖田の策略で逆にひどい目に遭う話がある。
元々は出稼ぎのため地球にやってきたのだが、稼ぎ先に困っていたところを班池組(パンチぐみ)というヤクザに拾われ、「お茶漬け3杯」「正義のため」というフレーズに釣られて彼らの用心棒となっていた。しかし、次第にエスカレートする血生臭い要求に嫌気がさして脱走。その後は、脱走のきっかけとなった銀時のもとを尋ね、故郷に帰るための資金を稼ぐため、彼を半ば脅すかたちで万事屋に就職し、居候することとなる。
しばらくは上述のように資金稼ぎのために万事屋で働いてたが、万事屋で働く内にすっかり地球での生活に馴染んで銀時にも懐いてしまい、星海坊主篇での騒動を経て「万事屋銀ちゃん」そのものを下宿先あるいは自分の家とみなしている様子で、現在は自分の意思で万事屋の一員として活動している。
銀時を「銀ちゃん」、新八を「新八」(または「ぱっつぁん」等)と呼び、暴言を吐いたり振り回したりしながらも、家族同然に思っている。銀時も彼女には父性を抱いているようで、多少の我儘なら許容したり、彼氏が出来たと報告した際には凄まじいショックを受けた上、父親面して実父の海坊主と共に彼氏を抹殺しようと企んだこともある。
ペットの定春は神楽が拾って来たもので、一応は彼女が飼い主である。定春が巨大化した事件が起きたときも決して彼を手放さず、そんな定春を恐れた住人たちの罵声や暴行から率先して守ろうとするなど、深い愛情を持って接している。
そよ姫とは、彼女が家出した際に偶然知り合い、親交を深めて生涯友達であることを約束した。その関係を一国傾城篇のときまで知らなかった銀時と新八は、神楽がいつのまにか一国の姫君とコネクションを築いていたということに仰天していた。
新八の姉・お妙を「アネゴ」と実の姉のように呼び慕っており、彼女からも実の妹のように接されている(ただし、大食いである神楽も流石にダークマターそのものなお妙の手料理は苦手としている)。
また、志村姉弟の幼なじみである柳生九兵衛とは柳生篇の時点では険悪だったが彼女の事情と本当の性別を知って和解した後は妙と同じように「九ちゃん」と呼ぶなど良き女友達となっている。
桂や長谷川とは作品初期から長い付き合いがあり、あまり目上の大人としては見ていないが、桂が紅桜篇で消息を絶った際は身を挺して鬼兵隊の船に乗り込んで探しに行ったり、(辛辣な暴言を吐くこともあるが)長谷川の不運ぶりには同情していたりと、少なくともどうでもいい存在としては見ていないことは確かである。因みにある一件以降、桂からは「リーダー」と呼ばれている。
基本的に他人をあだ名で呼んでおり、彼女が呼び始めたものも少なくない(長谷川を「マダオ」、土方をトシ、月詠を「ツッキー」、陸奥を「ムッチー」、坂本辰馬を「もっさん」等)。また、たまの名付け親でもある。
その一方で似たもの同士である沖田や基本性悪であるキャサリンとは仲が悪く、取っ組み合いの喧嘩をしている様子がよく見られる。ただし前者とはお互いの実力はしっかり認め合っているようで、利害が一致した際には抜群(?)のコンビネーションを披露することもある。また六角事件のエピソードでは「沖田が敵と間違えて六角屋の主人を斬り殺した」という話を聞いた際も彼に怒りを見せながらも「お前が敵とパンピーを間違えて斬るようなやつじゃないことはわかっている」と発言するなど潔白を信じて真意を問いただそうとしたこともある。後者には結婚してスナックお登勢を出ていくことになりかけた際に少し寂しそうな様子を見せるなど、心の底から嫌ってはいない模様。
ちなみに、寺子屋に通う子供たちにも何人か友達がいるようで、銀時たち以外の人間ともそれなりに仲は良く意外と交友関係は広い。よっちゃんをはじめとした悪ガキどもの間ではガキ大将として君臨し、「かぶき町の女王」を自称している。
家族構成
宇宙最強の掃除屋・星海坊主を父に、宇宙海賊春雨の第七師団団長・神威を兄に持つ。母・江華は神楽が幼い頃に(アルタナの加護を得られず)病死しており、作中にて長らくその姿が描かれることはなかったが、一家の過去の詳細が描かれた烙陽決戦篇にてついにその素顔が露わとなった。
星海坊主を「パピー」、江華を「マミー」と呼ぶ。神威のことは呼び捨てだが、星海坊主篇では「兄ちゃん」と呼んでいる姿が見られた。
神楽がまだ幼い頃に起きた「ある事件」が原因で、家にほとんど帰ってこなくなった星海坊主とは当初は険悪な仲だったが、現在は普通の父娘として良好な関係を築いている(新八曰く「神楽ちゃんはファザコン」)。
事件を引き起こした張本人であり、家を出て行き一家の離散を招いた神威に対しては「バカ兄貴」と憎まれ口を叩くものの、星海坊主曰く「本心では兄を救いたいと思っており、以前のような兄に戻ることを望んでいる」とのこと。
また、袂を分かった神威との因縁にも烙陽決戦篇で一応の決着が付いており、最終的には兄妹喧嘩に収まる程度の関係には修復できた。
『3年Z組銀八先生』では、中国からの留学生として登場。
瓶底眼鏡をかけ赤ジャージを身に着けているのが特徴で、原作よりもやや幼稚な一面が目立つ。本編同様、旺盛な食欲は健在。小説最終巻にて行われた同窓会では、卒業後大食いアイドルとしてデビューした事が明かされている。
ファンからの評価
ぶっきらぼうかつ理不尽で、色気より食い気な性格、また前述した「ゲロを吐く」等の少々下品な行動を平気ですることがあるせいか、劇中でも「男の夢を破壊するために作られた哀しきジャンプヒロイン」と揶揄されてしまうなど、おおよそヒロインらしくないヒロインとして少年誌に君臨している彼女だが、週刊少年ジャンプにて過去開催されたキャラクター人気投票では、全てにおいて7位以内の上位、女子キャラでは断トツであり(第一回・第三回は7位、第二回・第四回は6位、第五回は5位)、連載10周年企画で行われた「第1回表紙登場権争奪『銀魂』オールキャラ総選挙」では4位を獲得した(表紙における銀時の隣を決める選挙であったため、銀時は不参加)。
また、メイン回として描かれた原作第百七十二訓 「ほぼ100%の確率でビニール傘を置き忘れてくる自分が嫌い」(アニメでは111話)は作中でも名エピソードとして人気が高く、原作者自らが選んだ好きなアニメエピソードとして「アニメコミックス銀魂 空知英秋SELECTION 頭『空っぽ』にして楽しめ! 空篇」にも収録されている。
外部出演
何度かジャンプのお祭りゲームにも出演。
ジャンプアルティメットスターズではプレイアブルキャラクターとして登場し、今作では女性ファイターは体力が軒並み最低クラスの中で彼女だけは例外の1人で高い水準を誇りパワーやスピードも中々だが技の癖が強いために打ち負けしやすいうえにコンボしづらいと使いづらいキャラだが力属性のキャラクターに多くダメージを出せる笑属性持ちである。
Jスターズビクトリーバーサスではサポート専門に留まったが、銀時に負けず自己主張が激しい。…もっとも、主に戦闘中に仕事をするのは跨っている定春の方であるが。ハンコックとは敵対時に掛け合いがあるのだが、彼女とは見事に対照的な体系を嫉んだ非常に醜いモノになっている。それ以外だと長谷川と同じ声優である赤犬と絡んだりもした。銀魂のその自由な作風故に赤犬相手にメタ発言をかましている。
Jアドベンチャーでは、ステージでもある桃源郷の傍に来ると兄を思い出す発言が見られる。それ以外ではボーボボを万事屋の旧メンバーと勘違いして引きずりまわしていた。よくそんなマイナーなネタを…。
ジャンプ2015年22・23合併号掲載の読切作品「薙切えりながおもてなし!TVアニメ化ヒロイン大集合~華麗なる晩餐会~」(作:附田祐斗・佐伯俊)ではヒロインの代表として登場。「J(ジャンプ)編集部が発案したエロ企画ネ」「佐伯俊の絵でアニメ化作品のヒロインを脱がしとけばオールOKって事アル」といった相変わらずのメタ発言をかましている。また料理を食べた時には、原作では見られない全裸を傘で隠すという大胆なお色気シーンを披露した。神楽自身はこの事をなんとも思っておらず、「読者的にもオカズができて良かったアル」と語り食事を楽しんでいた。
この時ワールドトリガー枠から参加していた雨取千佳だけは、神楽と同い年にも拘らず何故か「年齢的にマズイ」という理由でおはだけを免れている。
テイルズオブザレイズでは、コラボイベント「テイルズ オブる ザ レイズ」で登場。
傘つながりでエドナと共演。
魔鏡技は、「殺劇ぶっころがす拳」で、元ネタはシリーズでおなじみの秘奥義「殺劇舞荒拳」。
中の人がメインキャラの一匹を担当するグランブルーファンタジーでは、沖田がビィの声を聞いた反応が「どこかで聞き覚えのある声」ということで明らかな中の人ネタが披露された。神楽自身も登場し、後に別タイミングで合流した際にも…。
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