概要
オーストラリアの会社の作品だが、スタッフは大体台湾人なので、実質台湾発の作品である。
2D格闘ツクール出身のクリエイターが関わっているだけあり若干テクニカルなコンボゲー寄りの作風である。
本作最大の特徴として、選択したキャラに技を2つ追加できるシステムがある。
この追加技は必殺技2つとアルティメット・カオス(超必殺技)2つ、計4つから選択する。
(この時、必ず必殺技+アルティメット・カオスの組み合わせである必要はなく、
必殺技を両方、またはアルティメット・カオスを両方でも良い)
またダッシュタイプも機動力の高い『ラン』とコンボの幅を広げる『ステップ』を選択できるため、
同じキャラクターでも性能は12通り存在し、戦闘スタイルの変化をつけることが出来る。
移植
2012年12月にアジア地区のみ先行してPS3版カオスコードがDLCとして発売された。
遅れて2013年4月3日に日本版も販売を開始している(アジア版同様DLC)。
また、2013年2月のイベントでNESiCAxLiveへ移植されることが決定した。
そして2013年6月6日、とうとう稼動開始!!!
タイトルは『CHAOS CODE-New Sign of Catastrophe-』。(サブタイトルの頭文字から二つを繋げると『NeSiCa』になる)
これは現行verやPS3verとも違う新verとなっており、様々な点が調整され、トレーニングモードも追加される。
ストーリー
(要約)
人類が宇宙進出まで果たした未来。
無限エネルギー『カオティクス』を開発した科学者が突如失踪した。
彼が書き残した謎の言葉『CHAOS CODE(カオスコード)』が
カオティクスと関係すると推測した地球連合政府(以降、政府)は
この謎の解明とカオスコードの発見に莫大な懸賞金を掛けた。
懸賞金、カオティクスの掌握、政府以上の権力、またはその他の何か……
それぞれの野望や思惑を胸に、カオスコード争奪戦が幕を開ける。
キャラクター
緒田樹 ヒカル (おたぎ -)
主人公。
平和と貧民救済の為に政府の軍人として活躍するエージェント。
この地球連合政府の秘密指令としてカオスコード争奪戦に参加する。
日本人だが台湾ゲーらしく、格闘スタイルは中国拳法がベースである。
ついつい『燃えてきたぜ』と言うところを『萌えてきたぜ』とか言うくらいである。残念。
対戦相手がセリアまたはクティーラの場合、目の前で『ウッヒョー!』と堂々と興奮する。超残念。
Ver1.02稼動に伴い、性能が色々と変更された「MGヒカル」が追加された。
それに伴い、立ち絵の時点で手にフィギュアを持ってたり登場時に抱き枕(?)を背に担いでいたりと色々と残念度が増している。
ストーリーも大体「徹夜で大行列に並んで限定フィギュアをゲットしたらなんか覚醒しました(意訳)」と、最早公式が病気である。
Q:ところでMGってどういう意味?
A:諸説あるが、現状有力なのはマスターグレード説と萌え狂い説がある(M…もえG…狂いのようです!ソースは攻略wikiより)
篝 (かがり)
ライバル、兼忍者。
政府と対立する、反地球連合組織・紅集に所属する隠密。
政府が介入した紛争で両親を奪われた為、仇を討つために争奪戦に参加する。
※この画像は3ゲージ技『秘奥義・裏螺旋』でKOした際の演出として
通常はゴツいヘルメット(兜?)を被っている為、素顔は見えない。
カトリーヌ
色物。オカマ。
本名、香取平八(かとり へいはち)。職業は少女漫画家。
何の因果か怪力と不思議な能力を手にしてしまっている(カオティクスの影響だろうか?)。
言動や仕草は完全に女性のそれだが、興奮すると柄の悪い言葉も飛び出す。
『漫画のネタ探し』の一環としてカオスコード争奪戦に参加する。
基本は全身タイツだが、技を出すたびにさまざまコスプレを披露する。
そのためドット絵師が描くのにもっとも苦労したと思われるキャラ。
そしてヒップアタック持ちである。
ブラボー・ペペロンチーニ
投げキャラ。料理人。
イタリアンのシェフから中華料理人に転身した異色の料理人。有名人であり、自身の店も構えている。
実際にイタリアンの要素を含めた中華料理を出しているようだが、プレイ中には確認できない。
客同士の喧嘩で破壊された自身の店を建て直す為、カオスコードの懸賞金を狙う。
コマンド投げでは相手を中華なべ、セイロ、寸胴鍋などで調理してしまう。
またほぼ全ての技で中華料理が次々出現する為、彼の試合は空腹感を誘われる事必至である。
食い逃げは絶対に許さない。
サーベラス・ブラック
二枚目担当。
拳銃の名手にしてトレジャーハンター。狙った獲物は逃さないのが信条。
拳銃使いだがガン=カタ使いではなく、若干DMCのダンテ寄りのスタイル。
拳銃はエネルギー体を発射するものらしく、このエネルギーを剣状に変化させて斬撃/刺突も可能。
自身を庇って呪いをかけられた相棒を救うため、カオスコードを捜し求める。
どうしてもクールでシリアスな雰囲気が台無しになってしまう。
エルメス・ジェラルディーニ
精霊召喚術を操るお嬢様――というよりはお姉様。
口紅を媒体に火(幼女)、雷(アフロ)、氷(鎧男)の3種の精霊を召喚、使役する。
表の顔はアナウンサーだが、裏では反地球連合組織・紅集の雇われエージェントとして活躍する。
紅集頭領の指令の下、カオスコードを追う。が、篝ほど政府への反抗心は無い様子。
追加アルティメット・カオス『焦がし尽くす快楽』を受けたら『ありがとうございます!』とお礼しておこう。
ver2.0から髪をほどき精霊とくつろぐ姿が追加された。
セリア
カオティクスを開発した科学者が開発したアンドロイド。
ロボットにしては人間と変わらない感情を持つが、同時に手加減の無さも目に付く。
カオスコード、と言うよりはパパ=失踪した科学者を探すために争奪戦に参加する。
ロボットなだけに体重は200kgもあるが、恐らくその大半は各種爆発物や兵装が占める。
その爆発物(必殺技)もリボンが巻いてあったりくまのぬいぐるみが付いていたり妙に可愛い。
カウンターヒットおよび気絶により首が外れてしまう。完全に外れる訳ではなくバネで繋がっている様子。
技やセリフの一部が某国民的ロボットアニメシリーズのパロディになっている。
ケット・ウィスカー&シー・ウィスカー
(左:シー(妹)、右:ケット(兄))
トレジャーハンターの父を持つが、呪いをかけられてあらぬ姿(妹・シーの帽子)に変貌してしまった為、父を救う手段を求めて争奪戦に参加する。
また、父が呪いをかけられた際に同行していた男が元凶と睨んでいる。
『二人で一人』だが、基本的には兄・ケットを操作し妹・シーの操作は必殺技扱い。
ヴェイン
政府の介入した紛争で両親を失った戦災孤児。
姉がいるが、戦災の中を助けに来てくれなかった事から、『姉は自分を見捨てた』と恨みを抱く。
それがいつしか『欺瞞に満ちた世界を滅ぼす』という暗い情熱へと変化していった。
自身一人で政府の連合軍を壊滅させるため、カオスコードの力を求める。
好物はプリン。
美島 ルイ (みしま -)
田舎者だが、田舎を嫌って都会へ出て来たおのぼりさん。
ゆえに、たまにどっかで聞いた方言が出る。
『地元で祀られていた御神体が競売にかけられた』との噂を聞き、
かすかに残っていた地元愛に駆られこの御神体を取り戻すべく戦いに身を投じる。
トンファーの使い手であり、当然トンファーキックも使用できる。
どうもヒカルとは幼馴染の仲らしい。
「とあるキャラに似てる」とよく言われるが、実は誕生したのはこっちが先。
クティーラ
異界から突如出現した、自称・リリカルマジカルワンダフル魔法少女。
希少価値のある貧乳と何気にエロい尻のおかげでpixiv投稿数はやたら多い。
この為各種必殺技で数々の邪神をホイホイ召喚したり、身長体重スリーサイズを知るに際しSANチェックが必要だったりする。
カオスコード争奪戦には『退屈しのぎ』という全キャラ中最も能天気な理由で参加する。
最初のロケテスト時点では存在しなかったキャラ。
その後、延期により稼動まで大分期日が開いたのだが、その延期がなければ彼女は誕生しなかった。
セリアII
中ボス。ヤンギレ。
カオスコードの守護者としてプレイヤーの前に立ちはだかる。
性格も凶暴だが武装も負けず劣らず凶暴で、『絶対無敵防衛システム』の名に恥じない
超火力兵器やドリル、斬艦刀(ガード不能+即死)でこちらに襲い掛かってくる。
それなのにラスボスでないのには理由がある。
技の数々がとあるスーパーロボットっぽい。
セリアII改
後日、セリアIIが対戦バランスが壊れない程度に調整されプレイヤーキャラ化したもの。
攻撃性能自体はセリアIIとほぼ変わらないが防御力が激減している。要するにコイツ。
残したデータの奪還ないし破棄のために研究所に戻る。
実質セリアの妹で「改ちゃん」と呼ばれている。(=セリアIIとは同一機ではない)
スペシャルステージではセリアとの少しズレたやりとりが見られる。
「改ちゃんって呼ぶのは止めろ!」
クドゥラック・アイマ
ラスボス。
吸血鬼らしい。技も自身の血を使った物が多い。
ラスボスなのだが、『終点で待ち構える者』ではない(それは前述のセリアII)。
実は彼もカオスコード争奪戦の参加者なのだが、プレイヤーキャラ(ストーリー上はヴェイン)に付け回り
先に難攻不落のセリアIIを倒させ、そこで漁夫の利的に横取りしようとする
その実威厳もヘッタクレも無い小悪党でしかない。
見た目と技だけなら間違いなくラスボスの風体なのだが台無しである。
クドゥラック-SIN
AC版の彼には『しゃがみガードポーズ』が存在しない為プレイヤーキャラ化は不可能とされていたが、
家庭用において無事追加され晴れてプレイヤーキャラクターとなることが決定した。NESiCAxLive版でも使用可能。
どうやら前述のクドゥラック・アイマとは別人らしい。
ルピナス
後輩。
ver2.0追加キャラの一人で連合政府のエージェント。
事故で義手になり心を閉ざしていたがヒカルをきっかけに心を開く。
しかし非情にも「少尉を監視せよ」との命令が下り揺れ動く。
機動力と伸びる義手を生かしインファイトを仕掛けるのが得意。
(レイほどではないが技の数が多い。彼じゃあるまいし)
服を買うのが趣味(但し着ることは無い)。
義手がコンプレックスかと思ったら嫌いなのは冬や雨の日。
・・・やっぱり義手が原因でした。
レイ
渋いおっさん。
ver2.0追加キャラの一人で元警察官。武器はもちろん熱い男の拳。(他社のゲームになってしまうために詳細は伏せるがアレやコレに近い)
警察時代にカオスコード事件を追っていたが圧力で中止されたため、独自に追うべく辞めた。
現在はカジノのヒットマン(ヒットマンは殺し屋を指すので正確にはバウンサーというべきだろう。この辺りは実にカオスコードらしい)をしており相棒がいる。少なくともサーベラス&ピット・ウィスカー(ケット&シーの父親)では無い。
アルティメット・カオス『一つ教えてやろう』のセリフは掴んだ相手によって変わる。色々教えてもらおう。
「製品版を!お楽しみに!」(ロケテストでの貴重なセリフ)「俺はいつでも!手加減なしだぜ!」
バイクや猫が好き。
何故か篝のことを宇宙人と勘違いしている。「今度地球に来た時は、案内してやるぜ」