基礎データ
進化
タマザラシ→トドグラー(Lv.32)→トドゼルガ(Lv.44)
概要
初登場は『ポケットモンスター ルビー・サファイア(第3世代)』。
タマザラシ系列の最終進化形である。
可愛げがあった進化前から一気に凶暴な容姿になった。
セイウチのように鋭い牙が生え、これで氷を割っている。
特に記述されることはないが、進化した際に後ろ足も新たに生えてきている。
分厚い脂肪は寒さを防ぎ、そのおかげで氷点下の海を平気で泳げるほか、相手の攻撃を跳ね返すほどの弾力を持つ。
こおりタイプにしては珍しく厚い脂肪により寒さから身を守っているポケモン。ジュゴン等は寒いほど元気になる等、寒さをエネルギーに変えているがトドゼルガにはそういった記述がない。寒冷地に住んでいるからこおりタイプなだけで、マンムーのように牙が氷だったりもしない。
群れのリーダーは縄張りに入ってきた敵と命がけで戦う。
その戦いは激しく、キバが折れることもある。
この見た目で更にブタ鼻なので、タマザラシの頃の可愛さからのギャップにショックを受けた人も多いのではないだろうか。
ゲームでの特徴
素早さ以外は高水準のステータスを誇る。
特に「HP」と「とくこう」は高く、技のほうもかなり恵まれている。
また、こおりタイプの癖に複合であるみずタイプと特性「あついしぼう」のおかげで、ほのお技も実質半減という何ともほのおタイプ泣かせなポケモンである。勿論みずタイプなので、はがねタイプの技も1倍となる。
さらに厄介なのは一撃必殺を2つ(「ぜったいれいど」や「じわれ」)も使えることで、ただでさえ高い耐久を持っている上に一撃を叩き込まれるのはたまったものではない。バトルタワー等の施設でコイツに泣かされたプレイヤーも少なくはない。
ちなみに、いかりのまえば→しおみずのコンボが可能であるため、全ポケモンでも最もしおみずを有効活用できる(かもしれない)。
第4世代では特性「アイスボディ」を活かし「まもる」「みがわり」による遅延戦法、通称「無限トド」で名を馳せた。
通常のこおりタイプと異なりメタグロスで止まらず、苦手なかくとうタイプ相手でも「みがわり」が出ている状態ならPPを枯らして強引に勝つことも可能。最終手段「ぜったいれいど」で突破力も持ち合わせる。
だが4つの天候が全て自動で張り替えられるようになった第5世代には鳴りを潜め、特性による天候変化が永続でなくなった第6世代以降完全に廃れてしまった。
同タイプのライバルにはジュゴンやラプラスがいる。耐久も似通っているが技や特性で棲み分けはできている。
ポケモンGOでは
2017年12月22日、他の第3世代みずタイプと共に実装された。
こおりタイプでもあるので、同日より開始されたこおりタイプ出現率アップイベントの対象となり、結果物凄い数のタマザラシがあちこちに出現していた。
1~2時間であっという間にトドゼルガが手に入ったトレーナーも少なくない。
性能面ではラプラスに非常に近い。若干こちらの方が火力が高く、耐久はあちらの方が高いが、トータルではほぼ同等程度と考えてもよい。
こおり技は両者とも「こおりのいぶき」「ふぶき」の組み合わせのみ(ラプラスはかつて「れいとうビーム」もあったが、2017年12月9日以降削除された)。もちろんみず技に特化させてもいいが、みずタイプ自体が既に飽和状態であるため、やる意義は薄い。
なお、トドゼルガ自体は野生では出現せず、進化元のタマザラシやトドグラーから地道に進化させることでしか入手ができない。
とはいえ、タマザラシの出現率自体はイベントが終わっても比較的高いので、入手や育成にはそこまで苦労しないだろう。野生では滅多に出現せず、レイドバトルを突破しなければまともに入手・育成が困難なラプラスと比べればかなり良心的な設定と言える。
また天候が雪や雨の日には能力が高い個体がわんさか出現する。外出はやや大変だが狙ってみるのもよいだろう。
現状こおりタイプで唯一と言っていいほど簡単に手に入るポケモンであり、育て上げればこおりタイプの強力なアタッカーとして大活躍が期待できるので、ぜひ1匹は育成しておきたいところだ。