基礎データ
ふみん:ねむり状態にならない
おみとおし:場に出たとき相手の持ち物を知ることが出来る
進化
カゲボウズ →(LV37)→ ジュペッタ
概要
捨てられたぬいぐるみに怨念が宿り動きだしたという、付喪神のような逸話があるポケモン。
赤く鋭い目付きをした真っ黒で刺々しいボディという、ポケモン界でも有数のホラーチックなデザインが特徴的。
いかにも実態がありそうだが、ポケパルレ/ポケリフレではどこに触れてもほとんど反応が変わらず、強いて言うなら全体的に体が透けている。
自分の体をハリで傷つけると呪いのエネルギーをがより強まるが、逆にチャックになっている口を開くと、体内の綿に染み込んだそれら呪いが漏れてしまう(別におかっぱ頭のスタンド使いは出てこないし、したでなめるも覚えられない)。
事実バトレボなどの3D対戦では倒されると口のチャックが空いてしまうのが確認できる。なかなかに細かい。
薄暗い路地裏やゴミ捨て場を住処とし、自分を捨てた子どもに復讐するため探し回っているという。しかし大切にされると、満足して元のぬいぐるみに戻るとも云われている。
ゲーム本編での特徴
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ |
---|---|---|---|---|---|
64 | 115 | 65 | 83 | 63 | 65 |
ゴーストタイプでは珍しい、高い攻撃を持つポケモン。特攻も高いほうだが反面、他のステータスは軒並み低い。
元々冷遇気味だったが、かつて物理技だった「シャドーボール」を一番上手く扱えたポケモン。
第四世代で技の物理特殊分離により救われたポケモンも多かったが、ジュペッタはそれによりダメージを受けた数少ないポケモンの1体である。
そのうえ、対だったはずのサマヨールがヨノワールに進化できるようになったため、より不遇さが際だってしまった。
そして第五世代でも悲劇は終わらなかった。
ゴルーグなる輩に「こうげき種族値非伝説ゴーストタイプNo1」の地位まで奪われることに・・・・・・。
さらにサマヨールが「しんかのきせき」で驚異的な防御と特防を手に入れたのに対し、ジュぺッタが手に入れたのは「ダストシュート」に「たたりめ」。
隠れ特性で追加された「のろわれボディ」も、効果そのものは非常に優秀なものの、元々の耐久が低いジュペッタでは技を封印する前に倒されてしまい、ブルンゲルでやった方がいい始末・・・・・・何処かの唯一王と扱いがそっくりであるため、唯一霊という不名誉なあだ名まで頂戴してしまった。
このままだとゲーフリと任天堂はジュペッタに呪われるんじゃないだろうか。
反面、ダブルバトルでは相手の「ダークホール」、「だいばくはつ」、「ねこだまし」を無効化できるトリックルーム使いとして重宝されており、地方大会の優勝メンバーにも入っていたことも。
つまり、ダブルバトルの小細工の常套手段のほとんどが通用しない。
トリプルバトルにおいても鬼畜性能を誇る「ダークホール」対策として活躍が期待される・・・・・かも知れない。
また、ゴーストタイプだけあって「こごえるかぜ」「でんじは」「みちづれ」「ふういん」「トリック」等、習得出来る補助技も豊富。
また、5世代では「しんかのきせき」や「ゴツゴツメット」「だっしゅつボタン」などの対戦向けの道具が増えたので、「おみとおし」での情報収集がより重要になってくるかもしれない。
更に「コットンガード」を習得したのろわれボディなジュペッタが配布されたのも明るいニュースである。
対戦以外でも、特性のお見通しで野生ポケモンが持つアイテムを察知し、「どろぼう」や「トリック」でそれを奪って稼ぐ、といった活躍もする。
しかし第5世代では入手に手間こそはかかるが、オオタチが隠れ特性に「おみとおし」を習得したため、最近は環境さえ整えばPP40の「ほしがる」を覚えるこちらを使う者が多い。
・・・時は第六世代、あまりにも不遇な扱いを受けていたジュペッタの怒りがついに爆発、ヨノワールを差し置いてまさかのメガシンカを果たした。
しかし第八世代ではヨマワル系統だけ続投というかつてないほどの不憫な扱いを受けている。
ポケモンGO
2017年のハロウィンイベントにおいて、ヨマワル系統およびヤミラミと共に、第3世代から先行実装された。
野生の個体は出現率が低いため、基本的には進化前のカゲボウズから進化させることになる。ただし、カゲボウズは平地を中心に主に夜間に出現するため、傾斜地ではやや入手が難しい。とはいえ、イベント期間中は場所を問わずにかなりの数のカゲボウズが出現したため、この間に大量に捕まえておいたという方ならばそこまで入手には苦労しないだろう。
原作同様、HPと防御が低い反面攻撃が優れているが、ゲンガーと比べるとどのステータスもイマイチといったところ。
しかし、ゲンガーの劣化かと言われると必ずしもそうとは言い切れず、純粋なゴーストタイプであるためエスパーわざを相手にばつぐんを取られない、現状ゲンガーは習得できないシャドークローを通常技に加えられるなどの点で差別化が可能。
特に、エスパーわざにばつぐんを取られないというメリットは大きく、場合によってはゲンガーよりも粘れることもある。特にかくとう技持ちのエスパーポケモンに対しては意外に相性が良いので、案外馬鹿にできない存在である。
他にも、はかいこうせんのダメージを軽減できる利点を生かして、ジム防衛の常連であるカビゴンやハピナスを相手に使えないこともない(ただし、前者はゴースト技のしたでなめるでばつぐんを取られる危険性があるため、油断は禁物)。
少なくとも、攻撃面が優れている点でサマヨールよりかは活躍の機会には恵まれていると言える。
なお、カゲボウズ共々色違いが存在する。
主な使用トレーナー
マツバ / ジムリーダー(ジョウト) PWTにて使用。
メリッサ / ジムリーダー(シンオウ) 強化後に使用。
関連イラスト
関連タグ
ミミッキュ…ゴーストタイプ、布を被る繋がり
ゲンガー…同じくメガシンカ出来るゴーストタイプ。
メリーさん、メディスン・メランコリー…捨てられた人形の付喪神。