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彼岸島の編集履歴

2021-02-09 20:24:41 バージョン

彼岸島

ひがんじま

『彼岸島』とは、『週刊ヤングマガジン』で連載されている松本光司のホラー漫画。

概要

『彼岸島』とは、『週刊ヤングマガジン』誌上において、2002年より連載されている松本光司によるホラー漫画。

2010年の夏からは「彼岸島 最後の47日間」にタイトルが変わり、そして2014年からはシリーズ初の本土上陸編となる「彼岸島 48日後...」がスタートした。


誰も知らない絶海の孤島・彼岸島においての、吸血鬼に支配された辺境の漁村で、吸血鬼と化した原住民と島へやってきた主人公と仲間達が、逃げ延びるため策をめぐらすサバイバルホラー。

グロテスクな邪鬼(オニ)、スプラッターでR-18G連続の戦闘シーン、そして仲間との悲劇的な別れなどが描写され、最終章である「最後の47日間」に突入してからは、物語はクライマックスへと突き進んでいる。


…という話のはずだったのだが

今や、この作品を一言で言うなら丸太バトル漫画」。

長期連載の運命で、設定の矛盾などが多数発生した上に、いつしか丸太や松明といった有り合わせの武器から、日本刀や弓矢で殺しあうバトルテイストに変わってしまっている。

彼岸島は地図上でもはっきりしない絶海の孤島であるはずだったが、樹海やら砂丘やらがどんどん出現し、地形を整理するとどう考えても淡路島より大きくないとおかしいという状態になってしまった。

また元々は小さな漁村の村民同士の争いにも関わらず、敵勢力・味方勢力とも毎回大量に死人が出ているが一向に全滅する気配はない。この「村」の人口は少なくとも百人単位程度では足りないだろう。更に書くと、化け物じみた強さに成長していく主人公たちと同じ師匠の下で修業した人達なのに何でこんなに弱いのかも謎である。

他にも元はただの漁村だったのにも関わらず何故か大量の日本刀があったり、あちこちに武器として使えるサイズの丸太が落ちてたり、諸事情で全裸の腰布だけになったのにその後も服も着ずにずっとその格好のままの人や、これまた諸事情でリュックサックに入ったきり何故かそれ以降そのままの姿でいる人がいるなど、とにかくシリアスなのに突っ込み所満載な作品である。故にこの作品をギャグ漫画と見なす向きもある。


さらにあろうことか、『最後の47日間』は人類が吸血鬼に敗北するバッドエンドで終了。新章の『彼岸島 48日後…』が2014年8月18日発売号から連載され、悪夢はまだまだ終わりそうにない。


メディアミックス

ゲーム

詳しくは彼岸島(PSP)を参照のこと。

2005年にプレイステーション用ソフトとしてゲーム化されたものだったが当時は彼岸島本編がまだ連載中だったためかゲーム中のストーリーはパラレルワールドのように大きく変更が加えられたものとなっている。雅様がショタになってたりもする。

小説

2007年7月にはKCノベルスより桂木祥著、「小説彼岸島:紅い鬼 」が出版された。

内容としては原作における宮本篤退場後の「峡谷の血戦」の後を描いたオリジナルストーリーとなっており、宮本明ではなく16歳の少女千春が主人公となっている。

実写映画化&ドラマ化

2010年には映画化、全国のシネコンで公開された。

2013年にはドラマ化もされ、同年10月から12月にかけて、毎日放送TBS北海道放送で放送された。その後もTBS系列局のごく一部(例えばCBC長崎放送IBC岩手放送RKB毎日放送)にて放送されている。

さらにドラマ第2部「彼岸島 Love is over」が2016年9月と10月に毎日放送、TBS、CBC、IBC岩手放送、長崎放送、テレビユー山形熊本放送にて放送された(RKB毎日放送は同年10月に集中放送)。そしてドラマの続編である映画第2弾「彼岸島 デラックス」が2016年10月に公開されている。


また、単行本30巻の限定版特典という形でドラマCD化されたことがある。


あらすじ

主人公の宮本明は、ある日青山冷という女性と出会う。

彼女は二年前に行方不明になったはずの兄(宮本篤)の免許証を持っていた。

冷が言うには明の兄は彼岸島という島にいると言う。

兄を連れ戻すため、仲間たちと彼岸島へ船で向かう明たち。

しかし、そこは吸血鬼達が支配する悪夢の島だった……!


主な登場人物

映画版とドラマ版のキャストも記載。

主人公とその仲間達

(映画)石黒英雄ウルトラマンオーブの人) / (ドラマ)白石隼也仮面ライダーウィザードの人

この作品の主人公。最初はごく普通の気弱な高校生だったが、吸血鬼の島での戦いを経て、半年ほど修行してからは日本刀を振れば鉄でも何でも切れるようになり、吸血鬼でも無いのに邪魔な吸血鬼の神父を「ポイッゴーン」する程の超人と化した。

後に最終決戦で雅に右腕を斬り落とされ、大怪我を負うも、右腕を隊長が造った仕込み刀が仕込まれた義手に変え更に強くなる。たまに思い出したように古傷が痛んだり、足を引きずったりする。ちくしょう。

(映画)渡辺大 / (ドラマ)鈴木亮平 / (ドラマCD)浪川大輔

見た目が夜道の変質者な明の。明からは「兄貴」と呼ばれている。

丸太を片手で振り回す超人であるが、薙刀は大きく、重過ぎてあまり使いたくないとのこと。


(映画)弓津智久 / (ドラマ)遠藤雄弥

明の友人にして仲間達の兄貴分。金属バットを振り回す。嘘みたいな理由で感染する。


(映画)森脇史登 / (ドラマ)西井幸人

明の友人。弱虫。商店街の仲間たちで最初に犠牲になり、明が強くなるきっかけを作った。


(映画)足立理 / (ドラマ)阿部翔平

明の友人。絶海の孤島(のはず)の彼岸島バズーカなどの超兵器を開発したり、豚汁を作って仲間を癒したりする文房具屋の息子。

を追い本土へ渡るが吸血鬼に襲われ吸血鬼化し、雅を騙って大阪に君臨する。

死ね明! → 殺さないでくれ! → 今度こそ死ねっ! → 俺たち親友だろ?の流れをやった後、

ユキと同じく最期は明に斬られ死亡、墓を彼によって建立される。


(映画)半田晶他 / (ドラマ)勝信

明の友人...なのだが、確実に足手まといである。

だが何かと憎めないムードメーカー。たいていこいつのミスで事態が悪化する。


(映画)瀧本美織 / (ドラマ)山下リオ

明の幼馴染み。ヒロイン的立ち位置であったが、守られてばかりは嫌だということで戦闘時は弓矢でのサポートを引き受けるようになる。最初は"弓矢が得意"くらいの軽い感じであったが、回が増すごとに弓の腕前は那須与一並みになる。

明を追い本土へ渡るが吸血鬼化し、更に血を飲むのを拒んだ為に邪鬼化する。

西山と同じく最期は明に斬られ死亡、墓を彼によって建立される。


彼岸島の人々

(映画)阿見201

不気味なお面を被った抵抗組織(レジスタンス)のリーダー。主な武器は丸太


(映画)水川あさみ / (ドラマ)佐藤めぐみ / (ドラマCD)小清水亜美

篤の免許証を持っていた謎の女性。その正体は……?

(ドラマ)麻亜里

スカートとポニテがよく似合っている冷の。多少荒っぽいが、車の運転が得意。

師匠が組織した人間側の抵抗組織(レジスタンス)の戦闘員。

全員、忍者のような姿格好に身を包んでいる。

しかし...大抵の場合どんなに強くてもやられ役である。


その他の人間

病院の村のロッカーに隠れていた中年のおっさん。常に腰にタオル一枚。

その格好をする必要性が無くなったのに何日経とうとやっぱり腰にタオル一枚。

最期は太郎に捕食され壮絶なアヘ顔を晒し……

(映画)大村彩子 / (ドラマ)水崎綾女

宮本篤の婚約者。清楚な黒髪美人。

ドラマ版では斧神の正体である。


彼岸島に漂流してきた青年。「クソちゅよい吸けちゅ鬼」に対して不殺の精神を抱いていたが、高熱を出し戦えない明を守る為に戦う決意を固める。

...ようやく吸血鬼相手に戦うことを決心したのは47日間も終盤、期限まで残り数日の時点である。

またそれまでの彼は度々ヒステリックに豹変して明さんを包丁で刺そうとしたり、音に敏感な邪鬼の目の前で発狂して走り出し、しかも戦闘は全て明さんに押し付けて自身は逃げる等の怪行動を幾度となく行なっている。

そして、本当に誇張抜きでコイツは彼岸島トップクラスに周囲の話を聞かないのである。

最終決戦時も「待機しろ」という明さんの命令に逆らい、結果死亡することとなる。

通称「亮ちゅけ」、あるいは「ちゅけ」。

亮介の友人の女性。亮介と共に彼岸島に流れつく。

その後「クソちゅよい吸けちゅ鬼」に対して不貞行為を働いた為に吸血鬼化してしまう。

亮介の友人。「クソちゅよい吸けちゅ鬼」に捕まって悲惨な事になってしまう。

レスリング部主将。


吸血鬼達

(映画)山本耕史 / (ドラマ)栗原類

吸血鬼達のボス。首を切っても死なない不死身の体を持つ。

余談だが、NAKA雅MURAとは何の関係も無い。


雅の右腕。黒山羊の被り物をして巨大なを持った混血種(アマルガム)。

フェイズシフト装甲を装備している。

雅の左腕の邪鬼。金剛力士像のような見た目をしている。脱皮を繰り返すうちに邪念「エロ金剛」が分離し残った方が闘争心の塊となる。


(映画)山本龍二 / (ドラマ)鶴見辰吾

旧日本軍の軍医中佐。雅を不死身にした張本人。自身も吸血鬼化した後、非業の最期を遂げる。

雅様親衛隊の隊長。ハゲジジイ。が心通わせた数少ない吸血鬼で、一応敵だがある意味相棒。もはやこの作品のヒロインと言っても間違いない存在。

しかし「彼岸島 48日後...」にて、島を出ようとする明を引き留めようとして、痴話喧嘩?の末に、明にあっさり首を刎ねられて死亡していたことが判明。合掌。

拷問好きな女性の混血種。常に毬をついている。主な武器は鉈と注射器。

吸血鬼の女スパイだが、人間軍の西山と恋に落ちてしまい……?


雅の息子の五男であり、最強の吸血鬼の一人。牙の生えた嘴を持ち、その武器は三又の矛。

雅の息子の四男。女の頭が生えたカタツムリの様な姿をしている。体内に入り込んだ者を異形の吸血鬼に変異させる羽虫を生み出す能力を持つ。その正体には未だ謎が多い。

雅の息子の一人。隈取の施された顔と胸に豹の様な模様がある人間の上半身と、虎の下半身を持つケンタウロスの様な姿をしている。


用語集

彼岸島作中に登場するほぼ全てのネタを五十音順で纏めたページである。有志により随時更新中。


物語の舞台となる島。話が進むにつれてどんどん大きくなっていく

師匠によって設立された組織。吸血鬼達から島を奪還しようとしている。

吸血鬼ウイルスに感染した人間。吸血鬼の血を体内に入れてしまうと感染する。

女性以外はほとんど農家のおっさんスタイル。

吸血鬼が血を吸わずにいると邪鬼になる。

半魚人だったり、おっぱいのついたムカデのような女性だったり、なまはげのような顔をしただったりとバリエーションが豊か。

吸血鬼がを吸わずにいるとなるもう1つの姿。変化に耐えられないと亡者になる。

異臭を放ち、吸血鬼にも人間にも嫌われる存在。

雅は動きが鈍くて使い物にならないと言っていたが、合体する事により俊敏な動きを可能にする。

吸血鬼同士の血を混ぜる事によって生まれる種。特殊な能力を持つ。

このマンガを象徴する武器。用途は様々。まさに万能兵器

吸血鬼の頭を潰したり、落ちている者を救出したり(失敗に終わったが)、吸血鬼の檻を作ったり、塀や門を壊したり……

木さえ生えていればいくらでも調達可能なサバイバルアイテム。丸太である必要性のない時でも"タダ"で手に入るので感覚でどんどん出てくる。

何故か彼岸島に大量に落ちているのメイン武器

西山がよく作る料理。家畜はおろか食料も満足に手に入らないはずの孤島で豚肉は一体何処から調達しているのだろうか……

血液を分離し、の不死を一時的に無効化するワクチン。不死の能力だけが無効化される筈なのに、何故か雅は一時的に動けなくなる。

『48日後…』に登場する、雅に選別された5体の強力な混血種。その能力、姿共に謎に包まれている。


関連イラスト

サイン4コマまんが


余談

現在連載中の『彼岸島 48日後…』は前述の通りバッドエンド後を描いている作品なのだが、さし当たっての突っ込み所は「雅を殺すのに501ワクチンが必須なのを作者が覚えているのか」であろう。


関連タグ

松本光司 丸太 週刊ヤングマガジン ゆで理論

みんな丸太は持ったな!! アンチエイジング

ドラマイズム:ドラマ第2部「彼岸島 Love is over」の毎日放送、TBS(および熊本放送)での放送枠

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