主人公については「ケロロ」を参照。
概要
吉崎観音により『月刊少年エース』にて1999年4月号より連載開始され、2021年現在も連載中の長寿作品。また、『ケロロランド』、『ケロケロエース』には、過去の『少年エース』掲載分の再録+描き下ろしが収録されている。
第50回(平成16年度)小学館漫画賞児童向け部門を受賞。角川書店の作品では唯一の受賞作でもある。2004年4月よりアニメ化され、劇場上映作品も制作されている(詳細は後述)。子供向けとされる作品ではあるが、原作、アニメ共に他作品のパロディ、オマージュやメタ発言、ブラックジョークも多数見られ、和製サウスパークと称されることもある。
2011年に、熊本市(吉崎が小・中学生時代に在住)が政令指定都市化したことを記念して、くまモンと共にケロロが熊本の観光PRを行った。2013年にはスーパーロボット大戦OEでまさかのスパロボ参戦を果たした。
2021年4月1日に、公式YouTubeチャンネルを開設した。
アニメ
2004年4月からテレビ東京系列で放送開始。1年毎に1stシーズンから7thシーズンで区分されている。
1stシーズンでは土曜朝10時の放送だったが、2nd、3rdシーズンでは金曜夕方に移動。しかし、移動してから視聴率があまり良くなかったこともあってか、4thシーズンで再び土曜朝10時に戻る。以降、放送終了までこの枠に定着していた。
7thシーズンではハイビジョン放送に移行するものの、放送時間がそれまでの30分から15分に短縮される。それと同時に、深夜時間帯に「ケロロ軍曹乙」を30分枠で放送を開始した(ただしテレビ東京のみでの放送)。
1stシーズンでは原作に準じた内容が多かったものの、1年で原作ネタをほぼ使い切ったこともあり、2ndシーズン以降はアニメオリジナルの話が多くなっている。逆に、アニメオリジナルだったネタを原作が取り入れるケースも見られるようになった。
パロディの幅が増えており、とりわけ「新世紀エヴァンゲリオン」の演出パロディやオマージュ、中の人ネタ、萌えを意識したような内容も多々あったためか、子供達以外のファンが増えることになった。また、サンライズが版権をやっていることもあって作中にガンプラが堂々と登場している(ちなみに、ガンダムシリーズでメインキャラのを務めた声優の殆どは本作品に出演している)。
2006年3月11日に、「まじめにふまじめ かいけつゾロリ なぞのお宝大さくせん」と同時上映される形で、「超劇場版ケロロ軍曹」が公開された。それから5年間は、毎年のように毎年2月下旬から3月上旬にかけて公開され、いずれも「超劇場版」というのがタイトルに使用された。ただし、この劇場版シリーズが終了した2年後の12月に公開された「映画 かいけつゾロリ だ・だ・だ・だいぼうけん!」とは異なり、いずれも単独上映は行われていない(といっても第2作~第4作は同時上映も本作の番外編だが)。
2011年4月放送の第357話(「ケロロ軍曹乙」では第358話)をもって『充電』を理由に放送を終了した。同時に、火曜夕方に本作の再放送である「ケロロ軍曹アンコール!」の放送を開始したが、これも2012年9月をもって終了しており、以後、ケロロ軍曹のアニメは地上波で放送されていない。
サンライズが制作した単一のアニメ作品としては『犬夜叉』(第1期)の4年半・167話を超えて最長の座を2018年7月まで誇っていたが、2021年現在、7年3ヶ月間・367話で終了した『銀魂』に最長の座を奪われてしまい、2位になっている。
ファミリー向けアニメということで、2015年からは後述の新作と共に版権がバンダイナムコピクチャーズ(サンライズからキッズ・ファミリー部門を分割して新設された会社)に移管されている。
テレビ局などによる設定変更・制限
テレビで全日帯に放送する以上、放送コード等の制約もあり、一部の名称が変更されている(これについては後述で代表例とともに説明)。また、総監督である佐藤順一氏の判断によってパンチラなどのお色気や過剰な暴力シーンなどが大幅に削減され、程度の軽いものになったり映像が差し替えられたりしている。
アニメ新作
2014年春よりアニメ新作となる「ケロロ」がCS放送・アニマックスにて放送されることが発表された。特徴として、制作手法に従来用いられてきたセルアニメ(デジタルアニメ)ではなく、フラッシュアニメを採用。1話3分のショートアニメであり、全23話。
監督は前作とは異なり、春日森春木を起用。制作は前作同様サンライズが務めると同時に、制作協力としてギャザリングが加わっている。担当声優は前作と変わらないが、キャラクターデザインは原作寄りに変更されている。設定も原作準拠となった。
藤原啓治氏のナレーションは一部の話数のみ(その時は「謎の声」とクレジットに表記されていた)で、それ以外は主要声優陣が兼ね役でナレーションを担当する。
第9話からはテレビアニメ終了後に初登場した新ケロロ、火ノ原灯、金阿弥明、ブラックスターなどがアニメデビューを果たした。
ピクシブにおいて
他作品とのクロスオーバーやコラボ
ガンダム関係や実在する人物などをネタにしたシーンやストーリーが多く、ピクシブにおいてもこういう類のイラストがそこそこある。なお、左のイラストは「ケロロ軍曹」イラストのなかで(おそらく)一番ブックマーク数が多い。
ケロロフレンズ
また、2017年初頭から3月までアニメが放映され人気を博したけものフレンズの、アプリゲーム版(NEXON製作。アニメ放映開始直前の2016年12月にサービス終了)においても期間限定イベントでクロスオーバーを果たしている。
これはケロロ軍曹の作者である吉崎氏が「けものフレンズ」という作品プロジェクトの原案やキャラクターデザインを手がけていることからのクロス。アプリ版けものフレンズにおけるコラボイベントで、ケロロ小隊はフレンズになった。
なお、漫画連載中のケロロ軍曹の、その号のページ数が少なかったことに対するおわび1P漫画に、逆にサーバルちゃん(と、付き添いでかばんちゃん&ラッキービースト)が友情出演を果たしたこともあった。
その他のコラボ・クロスオーバーについてはケロロパロを参照。
表記ゆれ
pixivでは「表記ゆれが起こる」ことはよくあることだが、ケロロ軍曹では特にそれが多い。
代表的な例として、
これらが起こる理由としては上記で述べたものの他にも、『「ポコペン」と「酋長」は侮蔑語にあたり、放送禁止用語となっている』等の理由から変更されていたりする。
ピクシブでの記事名や読み方は、基本的にアニメの表記で書かれることが多い。ただし「本来の意味とは違う場合」や「アニメと漫画で大きく設定がかわっている物」の場合は、それぞれ別の記事や表記で書かれることもある。
ストーリー
ガマ星雲第58番惑星「ケロン星」から地球(ポコペン、アニメ:ペコポン)の侵略を目的に軍隊が派遣された。その先発隊として隊長・ケロロ軍曹、突撃兵・タママ二等兵、機動歩兵・ギロロ伍長、作戦通信参謀・クルル曹長、暗殺兵・ゼロロ兵長の5名の兵士からなる宇宙侵攻軍特殊先行工作部隊ケロロ小隊が地球に降り立った。
しかし、地球に降り立つ際散り散りになってしまい、ケロロ軍曹は日向夏美と弟・日向冬樹にあっさり捕獲されてしまう。地球に取り残されたケロロは、日向家の居候として家の掃除をさせられたり、趣味のガンプラを作ったりして毎日を過ごす生活を始める。
登場人物
ここでは主要キャラのみ記載する。
その他のキャラについてはケロロ軍曹の登場人物一覧を参照。
ケロロ小隊
ペコポン(地球)人
その他の主要キャラ
- ナレーション(CV:藤原啓治)
主題歌
ケロロ軍曹関連曲一覧を参照。主題歌の他に挿入歌を含んだ曲リストあり。
旧作について
1998年には、読み切り版である「ケロロぐんそー」という、いわば「旧作ケロロ」ともいえる作品があった。
内容としては、女の子がオタマジャクシ状態のケロロを拾って、それをもとに観察記録をとったのだが、相手も地球人の観察記録をとっていた、という話。また、これとは別に「ケロロ軍曹」の初期設定では、今とは大いに違う設定も見られる。
関連動画
テレビアニメ
第1話
第52話
フラッシュアニメ
第9話
この話数以前はテレビアニメと似たようなストーリーである。
関連タグ
全体 | 吉崎観音 角川書店 サンライズ テレビ東京 |
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評価タグ | ケロロ軍曹100users入り→ケロロ軍曹500users入り→ケロロ軍曹1000users入り→ケロロ軍曹5000users入り→ケロロ軍曹10000users入り |
漫画雑誌 | ケロロランド ケロケロエース 少年エース |
アニメ関係 | サンライズの本気 角川映画 ケロロ軍曹(劇場版) ケロロ軍曹関連曲一覧 |
ゲーム・派生作品 | ケロロ軍曹の派生作品一覧 |
二次創作・コラボタグ 等 | ケロロ軍曹(二次創作) |
カップリング・コンビ・トリオ・グループ | ケロロ軍曹コンビ・カップリングタグ一覧 |
その他 | スーパーロボット大戦OE←まさかのスパロボ参戦予定。 熊本電気鉄道 けものフレンズ |