フューザーズ版のギガの絶妙な弱さはモンキーモデル、つまり海外輸出用に本国仕様よりも性能を落としたバージョンなのかも知れない。曲がりなりにもヘリック共和国最強ゾイドの一角なんだから、それを東方大陸に売り払うとなるとね。もしも東方大陸の誰かが自分達の売ったギガ使って自分達に刃向かって来たとしても本国正規軍のギガで返り討ちに出来る様にとあえて弱体化させた物を売る様にしないわけがない。もしくは、更に後の時代を描いたネオブロックスにおけるビース共和国がヘリック共和国をルーツとする後継国家だと言う事を踏まえて、ヘリック共和国がビース共和国に至る片鱗みたいな部分がフュザの時代の時点で起きていたのかも知れない。ビース共和国が恐竜型ゾイドを忌避・禁忌とする国だった事から考えて、そこに至るまでの間に既存のヘリック共和国製恐竜型ゾイドを破棄したり他国に売り払ったりとかしていたのかも知れない。

ギガってアンチ…と言うよりも舐めてかかってる人が多い印象だから、そう言う人達がギガを貶しこき下ろす様な文章が横行しとるんやろうな～って身構えてたら、割と擁護寄りの文章で安心した。特に「200トンしかないギガが400トンのデスザウラーに格闘で勝るのはおかしい」ってのを起点に「軽いゾイドは重いゾイドに勝てない」って言うウェイト信仰が一部の界隈でさも公式であるかの様に語られ続ける様になっていたかんね。実際は公式の設定に一切そう言うのは一切無いし（むしろ軽量なゾイドがウェイトでは無く出力で重量差を覆す展開が多い。デスザウラー自身もそうやってウルトラザウルスに勝っているのに）本当に重要なのはウェイトでは無くエンジン（と表現するべきなのかは分からないが）の出力であって、その出力を活かしやすい様にする為にギガはあえて200トンの軽量機に作られているのだと自分は考えている。