原作は2013年11~12月発売の月刊アフタヌーンで前・後篇の特別読みきりとして掲載され、
アニメ版は後篇発売から10日後の2014年1月4日に新春1時間アニメとして放送。
更に放送終了後には8年越しとなるファン待望のテレビアニメシリーズ「続章」の製作が発表された。
あらすじ
蟲を騒がせる妖光を生む日食を前に 『日蝕み』と呼ばれる蟲がもたらす事象を危惧し、その現出が予測された里に赴いた蟲師・ギンコ。
日蝕みによって日食が終わらず 太陽の光が奪われたその里で 住民と共に事態の解決に乗り出したギンコは、痣に身体を蝕まれるために日の光を浴びることが出来ない少女・ヒヨリと その双子の姉妹・ヒナタに出会う。
一話完結を基本としている蟲師では『棘のみち』、『鈴の雫』に続き三作目となる前・後編 二話構成で比較的スケールの大きなストーリーが展開し、化野や淡幽を始め かつてのキャラクターが複数登場するなど5年ぶりの特別篇としての趣向が感じられる内容となっている。
アニメ版
放送局:TOKYO MX・とちぎテレビ・群馬テレビ・BS11・ニコニコ生放送 (同時放送)
放送日時:2014年1月4日(土) 23:30~24:30
新作読み切りに合わせて2005年のテレビシリーズのスタッフ・キャストが再結集し新たに製作。
前作と同様 終始原作の再現に務めた丁寧な映像化がなされた一方で、アニメ独自の要素として第一期に登場した人々のその後を24話分 (関係者が既に死亡している『枕小路』、『一夜橋』は除く) 1カットづつ描写するというファンサービス的なシーンが追加された。
なおこれは一期の人々が日食の中でどのような現在を送っているのかという原作者漆原友紀の談を基に描かれたシーンとのこと。
スタッフ
監督:長濱博史
キャラクターデザイン・総作画監督:馬越嘉彦
美術監督:脇威志
テクニカルアドバイザー:大山佳久
撮影監督:口羽毅
編集:松村正宏
音楽:増田俊郎
音響監督:たなかかずや
アニメーション製作:アートランド
キャスト
前作同様 幼年のキャラクターには子役が起用され、物語の鍵となる双子の少女もそれぞれ11歳の子役が演じた。