概要
モンスターハンター4に登場する甲虫種モンスター。
別名「重甲虫」「重量級の女帝」。
徹甲虫アルセルタスと雌雄の関係にあるモンスターで、このモンスターは雌の個体らしい。
しかし、アクラ・ジェビアやアクラ・ヴァシムを思わせるサソリのような姿をした外見、先端に鋏のような器官をもつ長い尻尾、アルセルタスの倍近くはあろうかという巨体など、おおよそ似ても似つかぬ外見をしている(実際、自然界でもカイガラムシのように同じ種類でも雄と雌で形態が大きく異なる虫は存在する)。
羽は退化しており、自力で飛行することはできない。そのため、普段は地上で生活しているようだ。
特殊なフェロモンを分泌することができ、これを使ってアルセルタスを呼び寄せ、使役することができる。
外敵と戦闘する際にはアルセルタスとコンビを組み、合体して突進やボディプレスといった激しい攻撃を繰り出したり、アルセルタスに介助してもらうことで飛行する事も可能となる。
また、疲労するとアルセルタスを捕食してスタミナの回復を図るという。
しかも捕食する前に、尻尾で掴んだアルセルタスを何度も地面に叩きつけて殺してから食べる。
もはや恐妻とか鬼嫁とかというレベルではない。良いようにコキ使われた挙句撲殺されて喰われるアルセルタスは泣いていい。
なお、上記のようにアルセルタスとコンビを組めば中々に驚異的な戦闘能力を誇るが、単体ではそこまで強いというわけではない。あくまでもコンビネーションによる強さこそがキモであるということなのか。が、そうはいっても、一発が非常に重いことに変わりはないなので油断は禁物。
余談
- MH史上初となる甲虫種の大型モンスターである。また、「雌雄で名前や姿が異なる」というパターンは、リオレウス&リオレイア、テオ・テスカトル&ナナ・テスカトリ、オルガロンに続き4例目。
- セルタス系の武器はすべて水属性になる。恐らく、ゲネル・セルタスが水ブレスを吐くことができるため、それを反映したのだろう。水属性担当の甲虫種モンスターというのもセルタス夫婦が初だったりする。
- 下位では「重甲エキス」、上位では「濃縮重甲エキス」と呼ばれる素材が、他のモンスターでいう逆鱗や紅玉に匹敵するレアもの。本体剥ぎ取りや部位破壊、基本報酬で入手できるが、ビックリするほど出ない。しかも、セルタスのもの以外にも様々な武具で使用するため需要が高い。
- 水ブレス発射時に反動でその巨体が重々しく後退する様子や、動くたびにガキョンガキョンという効果音が鳴ったり機械が唸るような音を鳴らしながら体から蒸気を噴き出す様が某レイヴン達に人気の模様。
- 余談だが、雌の虫がつがいとなる雄を捕食するという行動は、実はザラにあったりする。しかし、あくまで繁栄のための行動であり、決してフェロモンで呼び寄せた挙句食い殺すというものではない。
- 天空山の戦闘BGM「万古の重甲冑」はゲネル・セルタスのテーマ曲。もちろん、甲虫種にテーマ曲が与えられるのはこれが初。大型モンスターだからこそだ。