映画「ハウルの動く城」に登場するキャラクター。アニメ映画版の声優は木村拓哉。
類稀な才能を持った魔法使いの青年。美男子であり良くも悪くも街の女性達の噂の的になっている存在。魔法の力で自由に移動できる巨大な城の主である。呪いによって老婆となったソフィーを掃除婦として城に快く受け入れ、彼女を家族の一人として扱った。
性格
大胆不敵な性格の持ち主であるが、一方でソフィーのミスによって髪の毛の色が変わってしまった事で寝込んでしまったり、荒地の魔女を極度に恐れるなど繊細な性質も持ち合わせている。自由を好み国やサリマンに束縛される事を嫌っている。見方を変えればモラトリアムに暮す事を好む人物。
家族
ソフィーが押しかける以前は弟子のマルクルと火の悪魔カルシファーと暮らしていた。火の悪魔カルシファーとは子供の頃に契約を交わしており生きるも死ぬも一蓮托生の関係であるらしい。非常に不衛生な暮らしぶりだったようで掃除婦ソフィーの存在はありがたいものであった様子。
ハウルの容姿
登場時、ハウルの髪の色は金色であった。しかしソフィーのミスでハウルの金髪がオレンジ色になり、さらに黒髪に変化する。少年時代のハウルは黒髪であったので、本来は黒髪であると思われる。
ハウルは普段人の姿をしている。しかしサリマンとの対決シーンや、敵国の爆撃艦隊との戦闘シーンにおいては、鳥のような姿に変貌する。物語の終盤にて、戦火の中でハウルのシルエットが魔王のような姿と化し、ただならぬ事態が起こっている事をソフィーに予感させた。